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「世界津波の日」の物語・・・

おはようございます。

東日本大震災(2011年3月11日)から 4,624日が経過しました。

今週の水曜日(11月8日)は「 立冬(りっとう) 」です。

立冬から来年2月初旬の立春の前日までが暦の上で「冬」になります。

この頃から木枯らし(風速8メートル以上の北寄りの風)も吹きはじめ、気温がぐっと下がってきて、冬の気配を感じる季節に移り変わります。風邪やインフルをひかないよう、暖かくして過ごしましょう。


さて、前回のブログでも簡単に紹介しましたが…

昨日(11月5日)は、東日本大震災を契機に2011年に制定された「 津波防災の日 」「 世界津波の日 」です。

この記念日は、今から170年ほど前の冬の寒い季節、江戸末期の1854年(嘉永7年/安政元年)に発生した安政南海地震(南海トラフ巨大地震)の際に、自らの財産をなげうって大津波から多くの人の命を救った濱口梧陵(はまぐちごりょう / 儀兵衛、ヤマサ醤油第七代目当主)の実話「 稲むらの火 」にちなんで制定された国際記念日です。

本日は、この国際記念日の物語をお伝えしますね。

安政東海地震

津波のイメージ

「世界津波の日」の(旧暦)11月4日、5日、

●嘉永7年11月4日(1854年12月23日)09時30分「安政東海地震」
●嘉永7年11月5日(1854年12月24日)16時20分「安政南海地震」

という巨大地震(何れもマグニチュード8.4と考えられる)が二日続けて、わずか32時間のあいだに連続して発生しました。

今でいう「(連動型の)南海トラフの巨大地震」です。

11月4日の東海地震では、南海トラフ沿い東側半分となる東海道沖が震源となり、

翌5日の南海地震は、西側の紀伊半島から四国沖の南海道沖が震源となりました。

日本列島のほぼ全てが揺れ、およそ6割の地域で被害が生じました。

最初の地震では、駿河湾沿岸や甲府で震度7、東北地方から中国・四国地方までの広い範囲で震度4以上の揺れとなり、とくに関東の箱根から東海地方、甲府が大被害となり、倒壊した家屋は甲斐(山梨)・信濃(長野)・近江(滋賀)・摂津(大阪)・越前(福井)・加賀(石川)にも及びました。

翌日の地震では、紀伊新宮(和歌山)から土佐中村(高知)で震度7、機内(京都・奈良・大阪)でも震度6強、山陰道(鳥取・島根)、山陽道(兵庫・広島・岡山・山口)、南海道(和歌山・三重・四国)、西海道(九州)で震度6~震度4となり人的被害が生じました。

そして、地震の直後に大津波が発生し、

最初の東海地震では、房総半島(千葉)から土佐(高知)までの広い範囲で、10メートルから6メールの津波が何度も押し寄せ、

翌日の南海地震では、紀伊半島から土佐湾にかけて10メートル以上の大津波となりました。

二つの震災で、推計死者3万人、家屋被害8万棟という甚大な被害となりました。

当時の江戸幕府は、余りの大被害に、年号を「嘉永」から「安政(治世が安定しますようにとの願いを込め)」へと改元することになりました。

稲むらの火

稲むらの火のイメージ
画像引用:YouTube

旧暦11月4日夕方、広村(ひろむら・現在の和歌山県広川町)の高台に住む庄屋・五兵衛(濱口梧陵)は、

「これはただ事でない!」

とつぶやきながら家から飛び出しました。

今の地震は、別に激しいという程のものではありませんでしたが、しかし、長いゆったりとした揺れ方と、うなるような地鳴りとは、今まで経験したことのない不気味なものでした。

五兵衛が自分の家から下の海をみると、波が沖へ沖へと動きながら、海岸の砂や岩が現れるのが見えました。
しかし、下の村人たちは、祭り支度で、異変に気が付いていません。

「大変だ。津波がやって来るに違いない。」

このままでは四百人の村人の命が失われ、一刻も猶予がないと考えた五兵衛は、家にかけ込むと、大きな松明をもって飛び出し、

「もったいないが、これで村中の命が救えるのだ。」

と、たくさん積んである稲むらの一つに火を移しました。

一つ、また一つと、五兵衛は夢中で走り、自分の田んぼのすべての稲むらに火をつけてまわりました。

稲むらの火は、薄暗い天をこがします。

火事だと思った村人たちは、急いで山の手へ駆け出しました…。

その直後、広村には、遡上高が約8mもの大津波が押し寄せました。

・・・

五兵衛(濱口梧陵)の機転により、村人たちは大津波から逃れることができました。

しかし、大津波に飲まれた村は潰滅してしまいました。

津波で家族や家、仕事を失った村人たちはうろたえるばかりでした。
村を捨てて出て行こうとする人もいました。

「このままでは村がほろびてしまう。広村で生きていける方法はないものだろうか…。」

「よし、浜に堤防を築こう。村人に働いてもらってお金を払い、生活に役立ててもらおう。そうすればきっと、生きる希望もわいてくるはずだ。」

広村堤防(国の史跡文化財として今も残る堤防)

濱口梧陵は、まず、家を失った者に住宅を建築し、舟を失った漁夫には船と漁具とを買い与え、農夫には荒廃した田畑を改修するなど、救済策をほどこしました。

安政2年(1855年)正月から翌3年(1856年)正月までに50軒の家を新築し、貧しい者に無料で住まわせ、多少の資力がある者には10年の年賦でお金を貸し、農民には農具を揃えて家に応じて分配し、商人には資本を貸し与えて自立を促しました。

同時に、

「是れ此の築堤の工を起こして住民百世の安堵を図る所以なり」

と濱口梧陵は述べ、広村の恒久的な津波救済策を実現するために、紀州藩に自費による防波堤工事を上申しました。

藩からの許可を得て、堤防の建築は、安政2年2月(1855年)に始まり、約4年後の安政5年12月(1858年)に完成します。

この間、五兵衛(濱口梧陵)は、1,572両もの私財を投じ、工事の人員は、のべ56,736人もの村民たちを雇い入れました。

江戸末期の1両は20万円ほどになるそうなので、3億2千万円の私財を投じたのです。

給金が支払われたことで、仕事を失った村人たちは、村に留まることができました。

こうして完成した、長さ約600m、幅約20m、高さ約5mの大堤防は、国の史跡に指定された今も、和歌山県広川町を守っています。

昭和南海地震(1946年)で効果を発揮した広村堤防

それから88年たった昭和21年(1946年)12月21日、マグニチュード8.0の巨大地震が発生しました。

昭和南海地震です。

地震の直後に、各地を大津波が襲い、死者・行方不明者1443人を数えました。

広村にも4mの津波がやってきましたが、堤防に守られた地域は無事でした。広村堤防が、市街地への津波の浸入を防いだのです。

生き神様(A Living God)となった濱口梧陵

濱口梧陵のイメージ

明治29年(1896年)6月15日、東北の三陸沖で明治三陸地震というマグニチュード8.5の巨大地震が発生します。
北海道や東北の太平洋沿岸に大津波が襲い、2万6千人以上が死傷する未曽有の大災害となりました。

当時、日本で英語教師をしていた作家の小泉八雲(ラフカディオ・ハーン)は、大震災を知り、一冊の本を書き上げます。

英語本「A Living God」は明治29年(1896年)に発表されました。
西洋と日本の「神」の違いについて海外へ紹介する内容で、日本では尊敬される人物は生神として祀られるとして、広村を襲った大津波の実話を題材にした物語でした。

その後、数十年経た昭和の初め、この作品を中井常蔵が「稲むらの火(燃ゆる稲むら)」として翻訳すると、これが文部省の教材公募に入選し、昭和12年(1937年)に小学校の国語の国定教科書に載り1947年(昭和22年)まで10年間、小学校の教材となって広く親しまれることになりました。

しかし、地震と津波への警戒と早期避難の重要性、人命救助の精神を説いた「稲むらの火」は、日本の敗戦後は、ほとんど話題に上ることもなくなり、しばらく忘れ去られてしまいます。

60年余りたった平成16年(2004年)12月26日、スマトラ島沖地震が発生します。インド洋を大津波が襲い、世界中で35万人もの死傷者がでる歴史的な大災害になりました。

地震から10日後のことです。平成17年(2005年)1月6日にジャカルタで開催された東南アジア諸国連合緊急首脳会議の席上で、シンガポールのリー・シェンロン首相は、当時の小泉純一郎総理大臣に対し『 日本では「稲むらの火」という教科書があり、子どもたちは津波対策を学んでいると聞いたが、これは事実ですか?』と尋ねました。
ところが、戦後世代の小泉首相とその周りの日本人スタッフらは誰も「稲むらの火」を知りませんでした。

恥をかいた日本政府は、その直後に阪神淡路大震災10年の節目として神戸市で開催された世界防災会議(1月18日~22日)で「稲むらの火」の逸話をこぞって各国へ紹介しました。
大津波の被害にあったアジア各国でとくに大きく注目されることになります。

そしてさらに時が流れ、平成23年(2011年)の東日本大震災を契機にこの逸話が日本で再注目され、平成27年(2015年)12月4日の国連総会で「稲むらの火」の逸話のもととなった11月5日を「世界津波の日」に制定することが決まることになります。

物語のきっかけとなった「安政東海・南海地震(1854年12月)」から実に 161年目 のできごとでした。

この間「明治三陸地震(1896年6月)」「昭和南海地震(1946年12月)」「スマトラ島沖地震(2004年1月)」「東日本大震災(2011年3月)」と四度の大津波の災害が起きています…。

◆執筆者
SEI SHOP(セイショップ)総合プロデューサー
平井敬也(ひらい ひろや)

防災士(日本防災士機構登録No.040075)、日本人間工学会会員。
1970(昭和45)年、東京都世田谷区生まれ。神奈川県横浜市在住。日本大学大学院で安全工学・人間工学を専攻。大学院修了後、大手ゲーム製造メーカーに入社、企画開発、PL(製造物責任法)担当や品質管理(ISO9000)に携わる。2001(平成13)年、災害用長期備蓄食〈サバイバル®フーズ〉の輸入卸元、株式会社セイエンタプライズ取締役に就任。阪神淡路大震災で家族が神戸で罹災、日常の防災意識や危機管理の啓蒙普及を企図した無料メールマガジン『週刊防災格言』を07年よりスタート。毎週月曜日に防災格言を発信し続け2万人の読者を得ている。
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