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「正月」と神事と防災の深い関係

明けましておめでとうございます。

本年もセイショップをよろしくお願いいたします。

セイショップは、1月4日(木曜日)まで年始休業で、営業再開は 1月5日(金曜日)となります。

さて、

本日で、東日本大震災(2011年3月11日)から 4,680日が経過しました。

週末1月6日(土曜日)は、寒さが厳しくなる頃という意味の二十四節気「 小寒(しょうかん) 」です。

今年は暖冬のようですが、例年、都心の積雪はというと、この後の一月後半から二月にかけて降ることが多いようです。
都心の冬はこれからが本番となります。

日照時間の少ない冬季は、一年を通じて、もっとも人間の免疫力が落ちる時期でもあり、風邪やインフルエンザなどの感染症は、一般的に、冬本番のこれからの季節が流行のピークです。

寒く乾燥した冬を元気に乗り切るために、引き続き感染症に留意しつつ、正月休みの睡眠不足などにもお気を付け下さい。

セイショップでは、昨年末から、信州大学が開発した日本製マスク「アレルキャッチャーマスク」などのセールも開催しています。ぜひご利用ください。

*セール会場はこちらから。

昨年末、クリスマスケーキが話題になりました。

いちごのケーキ

ニュースなのか…とも思いましたが、ずいぶんと前に予約したケーキが層崩壊状態で届いたとしたら、それは確かにショックです。

人の生命や財産に損害が生じることを“災害”と定義しますので、807件もの同様の被害があったのなら、もう災害と呼べるのかもしれませんね。

ケーキと言えば、先日、アメリカではクリスマスケーキ文化が存在しないと知ったのが、意外でした。

クリスマスケーキは、諸外国では日本の伝統という認識なのだそうです。

クリスマスケーキの歴史を調べましたが、日本に根付いた理由は、ほとんどわかっていないようです。

定説では、明治から大正時代に「不二家」さんが、いちごのショートケーキにサンタクロースの砂糖細工を飾り付けたものを販売して広めたのがルーツ(諸説ある)と知りました。

土用丑の日の鰻と一緒で、企業マーケティングが文化にまで昇華した事例ということなのですね。

しかしながら、

イギリスにはクリスマスにプディングを食べる文化がありますし、フランスにはビュッシュ・ド・ノエルがあり、ドイツやオランダには伝統的にクリスマスにシュトーレンという砂糖、バター、アルコールなどで保存性を高めた菓子、いわば備蓄菓子を食べるようです。

常温で日持ちするようにと、佃煮、酢の物、煮物、焼物などに仕上げ、保存性を高める工夫がされた日本の正月のおせち料理を彷彿とさせます。

これらはクリスマスケーキの一種と思われますので、明治・大正時代という時代背景から考えると、日本にクリスマスケーキ文化が根付いた背景には、きっと鎖国時代からのイギリスやフランスやオランダとの西洋貿易が大きく関わっているのかもしれませんね。

クリスマスケーキに歴史ロマンを感じます。


さて、正月です。

「正月」とは?

一年の始まりに「年神様(としがみさま)」という神様を各家庭にお迎えし、正月のあいだ家で過ごしていただきますが、この年神様が、その家に、五穀豊穣(繁栄)や、家内安全、無病息災など一年の安寧をもたらすと考えられてきました。

そこで、年末に、家を大掃除したり、門松やしめ縄を飾ったりするのは、この年神様を家にお迎えするための準備というわけです。

福沢諭吉の弟子で帝劇の舞台監督を勤めた演劇評論家・伊坂梅雪(1872~1949)は、小さい頃に、父親から、なぜ正月というのかを聞いたそうです。

「正月」というのは、1という数字が万(よろず)の初めで、1年の事は1月に、ひと月の事は朔日(ついたち=1日)にある。
だから、1月1日は、万事を正しくするという意味で、

“一”に“止”る、

という文字を用いて、万事行いを正しくするのだ…と。

…なんだかよくわからない解説で、モヤモヤします。

伝統文化とは、皆がなんだかよくわからないもの、です。

古来からの神事が定着してきたものなので、そこには実は、きちんとした目的があったりするようです。

年神様と正月の松飾り

正月の飾り

東洋で正月の行事が賑やかに行われるのは、稲作と関係が深いからです。

つまり、一年の収穫が終わり、その次の年の収穫を準備するまでの間、神様への豊穣の祈りが行われるからです。

そして、年神様の「年」とは稲の稔りのことを指すそうなので、年神様は穀物神ということになります。

松飾り(門松)で、家の門に松竹を建てることは、一説には、第29代・欽明天皇(在位:西暦539~571)の時代に始まったそうで、第40代・天武天皇の白鳳2年(西暦673年)からとも言われているのだそうです。

民俗学者の飯田一郎「神と仏の民俗学」によると、平安期の終わりころに一般化し、それ以前は、神社や神棚のお供えで目にする「榊(サカキ)」を用いたりしたことが、詩集「本朝無題詩」の惟宗孝言(1015~????)の詩などで確認できるといいます。

だから、門松は、年神様のお祭りに関係が深いのです。

人びとは神と共にある気持ちで、門松を家の門や入口に飾り、神様が正月中を滞在する場所として我が家にお迎えします。

家の門に掲げる「門松」の意味は、いわば、神様を家にお迎えするため、神様が迷わず我が家に来るための「目印」になるというわけです。

また、「松」や「榊(サカキ)」を飾るのは、これらが緑を絶やさず年中変わらない常緑樹であることから、神が宿る神聖な木と考えられてきたからです。

玄関や室内の松飾りも、年神様が滞在する際の依代(よりしろ)となるので、なるべく多く、賑やかにお供えすれば、年神様が喜んでくださる、ということなのだそうです。

一方で、門松の「竹」の飾りには、私が調べた範囲では、伝統的な神事としての意味は余り見受けられませんでした。
恐らく、水引きやしめ縄などの縁起物による飾りとしての見栄え、という点と、竹の生命力を成長や繁栄の象徴と見立てて、徐々に根付いてきた庶民文化なのかもしれません。

正月に神様に一年の安寧を祈願するためにも、まずは松飾で、迷わず我が家に神様をお呼びしないといけない、というのが日本的ですね。

なお、余談になりますが…、

お店に売っている松飾に「獅子舞」の人形が使われていたりします。

この獅子舞には、水害、飢饉、疫病などの災害を追い払うという「厄除け(悪疫退散)」の意味があるのだそうです。

古来、洪水の多い土地の伝承に、水害を起こすとされる「龍神様」は獅子舞を目印にやって来ると考えられていました。

つまり、河川に住む龍神様を、獅子舞によって手厚くお招きすることで、村々を水害から守ってもらい、ひいては豊作をお祈りする願いがそこに込められているのです。

いつまで正月か?

我が家に年神様が滞在する期間が正月です。

なので、正月事始め(毎年12月13日)から神様がお帰りになるまでの期間を「松の内」と呼ばれています。

松の内の終わりの時期は地域によって差があるようですが、概ね、1月7日~1月15日(小正月)までと考える場合が多いようです。

今では、1月1日の元日のみが国民の祝日で、1月3日までの「正月三が日」が仕事休みというのが、慣習的な認識ですが、昔の暦では、「正月」は、1月1日から31日までの1月全部のことを指しました。

今の暦(太陽暦)に変わったのは、明治5年(1872年)11月9日の詔勅で「明治5年12月3日を明治6年1月1日とす」と定められてからです。

つまり、1872年までは「1月=正月」でしたので、150年くらい前までは、正月は一か月もあったのですね。

現在では、下手をすると、正月三が日で正月が終わりという認識が多いかもしれません。

つまり、正月も短縮化され、神様の滞在も短くなって…と、時代とともに信仰も薄れて、徐々に形骸化したということでしょうか。

どんと焼き

「どんど焼き」は、飾り終えた門松などの正月飾りを神社などで燃やす火祭りです。

火祭り自体は、火を焚(た)いて神を祀(まつ)る祭儀で、各地にみられる祭りですが、ここには、火への畏敬の念や鎮魂の願い、神様を招く目印(明かり)として、火に宿る神々を祀ったり、若返りや病気祈願といった火そのものの清めや浄化の力、それらの呪力などを期待するものだったりと、様々な意味が込められているようです。

正月飾りを焼納するどんと焼きは、旧暦の新年最初の満月の日にあたる1月15日に行われ、正月に我が家にお迎えした年神様を、正月飾りを燃やした煙とともにお見送りする、という意味があるのだそうです。

何れにしても、多くの日本の伝統行事や神事は、150年前までの昔の暦(太陰暦)と紐づいていましたので、新暦に変わって、ずいぶんと理解しづらくなりました。

だから、伝統行事の意味がよくわからないのも仕方ない、と思うのです。

旧暦(太陰暦)は、月の満ち欠けを基準にした暦ですが、その昔は、何年かに一回は、年内に立春を迎えることもありました。

「年の内に春は来にけり…」と江戸の狂歌にも歌われています。

ところが、今の新暦だと、今年(2024年)の立春は2月4日(日曜日)となるように、立春が2月初旬にきますので、年内に春が来ることはありません。

旧暦と新暦は1ヶ月近くズレているのです。

連歌、俳諧、俳句といった歌には季語が使われますが、その季語は基本的に旧暦を基準としており、新暦で生活する私たちの季節感とはかなりズレを感じます。

最初に書きましたが、人が生きるために必要な稲作(食糧生産)と伝統神事には深い係わりがあります。

そして、稲作は、天候などの気象条件や、自然環境など自然の営みに大きく左右されます。当然、自然災害もまた、五穀豊穣を祈る神事と、切っても切れない深い係わりがありました。

繰り返し発生する自然災害への備えには、古くからの伝承や、歴史の記録がたいへん重要ですが、これらの多くは、旧暦で伝わっています。

防災業界にいると、旧暦は大事だなと思うことも多いです。

そういえば、「災害は忘れた頃来る」の物理学者の寺田寅彦は、歌人としても有名ですが、旧暦に造詣が深い歌人というのは、ひょっとすると防災と親和性が高いのかもしれませんね。



◆執筆者
SEI SHOP(セイショップ)総合プロデューサー
平井敬也(ひらい ひろや)

防災士(日本防災士機構登録No.040075)、日本人間工学会会員。
1970(昭和45)年、東京都世田谷区生まれ。神奈川県横浜市在住。日本大学大学院で安全工学・人間工学を専攻。大学院修了後、大手ゲーム製造メーカーに入社、企画開発、PL(製造物責任法)担当や品質管理(ISO9000)に携わる。2001(平成13)年、災害用長期備蓄食〈サバイバル®フーズ〉の輸入卸元、株式会社セイエンタプライズ取締役に就任。阪神淡路大震災で家族が神戸で罹災、日常の防災意識や危機管理の啓蒙普及を企図した無料メールマガジン『週刊防災格言』を07年よりスタート。毎週月曜日に防災格言を発信し続け2万人の読者を得ている。
【書籍】天災人災格言集―災害はあなたにもやってくる! ¥1,650(税込)

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