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おはようございます。

東日本大震災と福島第一原発事故から 13年 (4792日) です。

元日の令和6年能登半島地震から 112回目 の朝を迎えました。

“ 春の日永(ひなが)”の頃です。

日永とは《 春になって、昼間が長く感じられるな 》といった意味の季語です。

気象学的には、夏のほうが春よりも日が長いのですが、風情や趣きのある俳句の世界では、

「 昼の短く寒い冬を過ごしてきたからこそ、とりわけ春の日の長さを実感する 」

という感情が込められているようです。

また長閑(のどか)という言葉も、俳句の春の季語ですが、日永には、どこか「のどか」で「のんびり」と「ホッとした」うらうらとした春の気分も含まれている様です。

《 裏門の、ひとりでにあく、日永かな 》小林一茶(1763〜1828)

《 鞭(むちう)って、牛動かざる、日永かな 》夏目漱石(1867〜1916)

《 永き日に、富士のふくれる、思ひあり 》正岡子規(1867〜1902)

…さて、

愛媛県・高知県で震度6弱

先週4月17日(水曜日)23時14分頃、愛媛県愛南町、高知県宿毛市で震度6弱を観測する地震がありました。

この地震で、愛媛、高知、大分の三県で13人が骨折等の怪我をされています(4月19日現在)。

被災地域では断水(35戸)もあり、余震が続き不安と思います。また、地震により、四国の各地で土砂崩れが確認されています。この時季は長雨が降ることがありますので、今後の土砂災害にも注意して下さい。

《関連記事:春の長雨の解説コラム》

震源は豊後水道で、地震の規模はマグニチュード6.6(深さ39km)で、南海トラフ巨大地震の想定震源域の中で発生しました。

さいわい、今回の地震では、震度6弱という揺れの規模に比べて、被害は限定的で、倒壊するような住家や建物も報道をみる限りなく、死者は発生しませんでした。

豊後水道でマグニチュード6.0以上の比較的大きな地震は、1968年8月6日の宇和島地震(M6.6)と今回の地震しか記録になく、56年ぶりの大きな地震だったとのことです。

私の記憶でも、愛媛県(伊予)と高知県(土佐)の大きな地震はあまり記憶にありませんでした。

愛媛と高知の両方で震度6の揺れが観測されたのは、1919年の統計開始以来で初めてのことなのだそうです。

この付近の安芸灘〜伊予灘、豊後水道にかけての地震は、ここ400年で7回ほどマグニチュード7クラスの、今回と同程度の地震が過去に起こっていると報道にありました(2001年の芸予地震を含む)。

※芸予地震(2001年)について詳細はコチラ
https://www.seishop.jp/blog/earthquake2001/

ただ、単純計算で57年に1回の割合で大きな地震が起こっているとも思える報道ですが、愛媛と高知、それぞれを襲った過去の地震被害をリスト化すると、

684年11月29日 白鳳地震(M8.3 *南海トラフ巨大地震)
887年08月26日 仁和地震(M8.3 *南海トラフ巨大地震)
1099年02月22日 康和南海地震(M8.2 *南海トラフ巨大地震)
1361年08月03日 正平地震(M8.4 *南海トラフ巨大地震)
1498年09月20日 明応地震(M8.3 *南海トラフ巨大地震)
1605年02月03日 慶長地震(M7.9)
1649年03月17日 慶安芸予地震(M7.0)
1686年01月04日 貞享芸予地震(M7.2)
1707年10月28日 宝永地震(M8.6 *南海トラフ巨大地震)
1854年12月23日 安政東海地震(M8.4 *南海トラフ巨大地震)
1854年12月24日 安政南海地震(M8.4 *南海トラフ巨大地震)
1854年12月24日 伊予西部地震(M7.5 *安政南海地震と区別できず)
1857年10月12日 芸予地震(M7.0)
1905年06月02日 芸予地震(M7.2)
1946年12月21日 昭和南海地震(M8.0 *南海トラフ巨大地震)
1960年05月23日 チリ地震津波(チリ沖の巨大地震の津波被害)
1968年04月01日 日向灘地震(M7.5)
1968年08月06日 宇和島地震(豊後水道地震)(M6.6)
2001年03月24日 芸予地震(M6.7)

…と、割と頻繁に大きな被害地震があることが分かります。

実は、今月に続いた一連の大きな地震、

・4月3日の台湾地震(M7.2 *日本の気象庁はM7.7とする)、
・4月8日の宮崎県の地震(M5.2 震度5弱)、
・4月17日の愛媛県・高知県の地震(M6.6 震度6弱)、
・4月17日のインドネシア・ルアング火山噴火

…も同じフィリピン海プレートのエリアで発生した地震と火山活動でした。

そのため、これらが相互に関係しながら、それぞれ地震が発生しているとの可能性に言及している識者もいらっしゃいます。

有史以来、大きな地震が起きた後に火山が噴火したり、火山噴火の後に大地震が起きた例が幾つもあるため、火山の噴火も地震と同じくプレートの運動が関係していると考えられています。

地震の起きる場所も、火山のある場所も、同じプレートでつながっているので、地震活動と火山活動は相互に影響を及ぼしあっているのは良く知られていることです。

近い将来の発生が危惧される「南海トラフ巨大地震」のエリアだけに、先日の気象庁の会見でも、南海トラフ巨大地震との関連について記者の質問が集中しておりました。

今回の豊後水道の地震は、気象庁によると南海トラフ巨大地震とは発生のメカニズムが異なるということですが、それでも心配ですね。

注意すべきは…次も大丈夫だろう、の心理(ベテラン・バイアス)

群衆イメージ

危険に直面しているのに、それを過小に捉えてしまう心理を認知バイアスと呼びますが、とくに、過去に起きたことだから次(今回)も大丈夫だろう、と経験的判断でリスクを過小評価してしまうケースを「ベテラン・バイアス」と言います。

大きな災害に遭遇して何事もなく無事だった経験が、かえって逆に、次の災害の際の危険の過小評価につながることもあるということです。

2011年3月11日、平日の午後に発生した東日本大震災の時に、直接の被災地ではなかったものの、東京都内では電車が止まり、渋谷駅や新宿駅などのターミナル駅には多くの人(帰宅困難者)が溢れました。

推計では、このときの帰宅困難者は首都圏1都4県で515万人、東京都内だけで352万人にのぼったといいます。

電車が動かないので、しかたなく埼玉県や千葉県、神奈川県方面に、30キロ以上もの道のりを歩いて家まで帰った人も多かったようです。

かくいう私も、当時15キロほど歩いて家に帰ったものです。

東日本大震災のとき、東京都全域は震度5弱以上の揺れとなりましたが、震度5強〜5弱程度の“それほど強くない揺れ”だったこともあって、都内では地震による建物や道路や橋の倒壊などといった揺れによる直接的な被害はごく僅かでした。

また、人があふれて多少の混乱はあったものの、この日、雑踏のなか行動の自由を失って人が倒れ込み圧死する「群衆雪崩」の発生となるまでの“大混乱”はありませんでした。

しかし、本当の首都直下地震の発生時は、最大800万人、都内で453万人(2022年想定)〜517万人(2012年想定)の帰宅困難者数が予測されています。東日本大震災の1.5倍以上の人数です。

あの日、東京は震災の直接の被災地ではありませんでした。

東日本大震災のときのように…、

《 大きな地震が来ても、あの程度の混乱だったのだから、きっと次も私は安全に帰れるだろう 》

…と安易に考えている人が多いかもしれませんが、その考え方には「ベテラン・バイアス」がかかっています。

東京大学の廣井悠教授は、東日本大震災のイメージで帰宅困難者の問題を語るには大きな問題があると指摘され、「ただ家に帰るのが難しい問題」だけでなく、人が折り重なって倒れる「群集雪崩」という命の危険があることに警鐘を鳴らされています。

※「廣井悠教授」「群衆雪崩」について詳しくは
・NHK > それでもあなたは帰りますか? 帰宅困難者「群集雪崩」の危険
https://www3.nhk.or.jp/news/special/saigai/select-news/20191202_02.html

・思則有備 > 首都直下地震と帰宅困難(廣井悠先生の講演録)
https://shisokuyubi.com/special-column/syuto-earthquake

・思則有備 > 関東大震災99年 火災被害に焦点を絞って(講演録)
https://shisokuyubi.com/special-column/the_great_kanto_earthquake_99years_1
https://shisokuyubi.com/special-column/the_great_kanto_earthquake_99years_2

・思則有備 > 廣井悠先生の防災格言
https://shisokuyubi.com/bousai-kakugen/index-371

どこにでも地震(による被害)が起こる可能性がある

…さて、日本は、世界で発生するマグニチュード6.0以上の地震の約二割が集中する世界有数の地震国です。

ですから、地震被害は、日本国中、どこであっても発生する可能性があるといえます。

政府の地震調査研究推進本部も、国民に地震の危険性について認識してもらい、それぞれ各人が防災意識を高めてもらうことを目的として、今から25年ほど昔に、日本全国が震度6以上の揺れになるとひと目でわかるような日本地図「確率論的地震動予測地図(全国を概観した地震動予測地図)」を作り公表しました。

※全国地震動予測地図(全国を概観した地震動予測地図)
https://www.jishin.go.jp/evaluation/seismic_hazard_map/shm_report/

日本中どこでも大きな地震が起こっても不思議でない、と公表されているのですから、まずは、急な揺れでケガをしないように家具の固定や家の整理をしたり、一週間程度の食糧や水の備蓄などといった、最低限の準備から防災をはじめていって欲しいなと思います。



◆執筆者
SEI SHOP(セイショップ)総合プロデューサー
平井敬也(ひらい ひろや)

防災士(日本防災士機構登録No.040075)、日本人間工学会会員。
1970(昭和45)年、東京都世田谷区生まれ。神奈川県横浜市在住。日本大学大学院で安全工学・人間工学を専攻。大学院修了後、大手ゲーム製造メーカーに入社、企画開発、PL(製造物責任法)担当や品質管理(ISO9000)に携わる。2001(平成13)年、災害用長期備蓄食〈サバイバル®フーズ〉の輸入卸元、株式会社セイエンタプライズ取締役に就任。阪神淡路大震災で家族が神戸で罹災、日常の防災意識や危機管理の啓蒙普及を企図した無料メールマガジン『週刊防災格言』を07年よりスタート。毎週月曜日に防災格言を発信し続け2万人の読者を得ている。
【書籍】天災人災格言集―災害はあなたにもやってくる! ¥1,650(税込)

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