“ 私の本業は探検家です。”
縣
智丈(あがたともたけ)さんは、「人知未踏の洞窟」を求める探検家として、今もなお日本を超えて世界中を飛び回り続けています。現在に至るまで数々の功績を残されていますが、その探検自体が収益を生むわけではなく、たとえ生まれてもほんの僅かだとか。
では、探検にかかる費用はいったいどうしているのでしょうか・・?
そこには、縣さんが幼少期から培ってきた経験を活かした“もう一つの顔”がありました。
縣さんの探検活動を応援するべく始動した「洞窟探検家 縣智丈の探検記」。
《Vol.2》となる今回は、探検活動を支えている”副業”の謎に迫ります!

AGATA MOTORSアガタモータース
現在、愛知県春日井市に位置する「アガタモータース」。
縣さんは、幼い頃から家中のネジを外して回るほど機械を触ることが好きで、自分の店を持つことが将来の夢のひとつだったそう。
アガタモータースは、その夢を実現した自動車工場です。
現在、愛知県春日井市に位置する「アガタモータース」。
縣さんは、幼い頃から家中のネジを外して回るほど機械を触ることが好きで、自分の店を持つことが将来の夢のひとつだったそう。
アガタモータースは、その夢を実現した自動車工場です。
“この仕事については、始まりは顧客作りのために改造車主体の中古車販売業からスタートしましたが、平成13年前後のデフレ不況に嫌気がさし、工場のみに縮小。そして、自分の都合で休みを作れるように一人で行うようになりました。”
“しかし、探検に行って仕事を休みにしてしまうと収入も途絶えるので、この構図を打開するためにクライミングジムをスタートしました。
このクライミングジムは、愛知・岐阜の二店舗に拡大しましたが、市場の飽和とともに売り上げも下がり、探検資金の捻出どころか増資を行う事があった為、ジム利用売り上げとは別に、物販収益を模索しているところ、探検の方でパックラフトに出会い、探検家として成熟度を上げると同時に、探検道具店を始める事も夢見ていたので、この時はまだ日本でなじみの薄かったパックラフトを主力商品に、元気商會を始めることを決断しました。
当初、クライミングジムのスタッフに販売関連は任せるつもりでしたが、クライミングジム売却の話が浮上したため、別でスタートとなりました。”

GENKI SHOKAI元気商會
「おもしろいものや好きなことを紹介したい」という思いを持ってスタートした「元気商會」。
パックラフトのオリジナルブランド「GRIFFON RAFT」や、探検用に開発した釣り竿「GENRYUROCK」を中心に、現在はドイツやスペインなどのブランド商品も販売されています。
「おもしろいものや好きなことを紹介したい」という思いを持ってスタートした「元気商會」。
パックラフトのオリジナルブランド「GRIFFON RAFT」や、探検用に開発した釣り竿「GENRYUROCK」を中心に、現在はドイツやスペインなどのブランド商品も販売されています。
“元気商會は、どこででも手に入る一般的な物は扱わず、自分自身で試して良いと思った物、自分が欲しくて作った物を扱い、売り物はポリシーと誇張しています(笑)。”
“日本発となるパックラフト GRIFFONRAFT(グリフォンラフト)は、自分自身が探検活動に使うために、欲しい物を形にしました。
このアラスカで生まれたパックラフトは、山・川・湖を有する広大な大地を進むために作られた物ですが、これに未知の洞窟を探検するためにという部分を加えて設計しています。
一般的にはレジャー要素の強いパックラフトですが、私はこれを一つの探検道具として、実際の探検活動でも使用しています。”
“GENRYU ROCK(ゲンリュウロック)を思いついたのは、洞窟を探す活動に行く時に魚の姿をよく見たため。
釣りをするかどうかはわからないけど、泊りの活動なら食料調達にもなるし、とりあえず持って行ける釣り具を探し、試してみたのが始まりです。
そしていくつかの市販品を試した結果、釣り具の枠を越え探検道具と言える物は無かったので、自分のアイデアをもとに製作しました。
釣りは幼き頃から続けている趣味であり、20代後半から30前半の頃に日本のバスプロトーナメントにも参戦していました。”
“プラス、人生の思い出作りに「特許を持ってる」を加えたいと昔から思っていたので、このアイデアで特許出願しました。
名前については、元気商會が行うアウトドア活動全般を元気商會流、略して元流と言っているので、その元流と、山奥深い沢の源流とかけ合わせました。
ROCKについては、アルファベットで書くと音楽のロック、カタカナでかくと音楽のロック+製品の特長でもある固く閉ざすロックを意味しています。”
“私は、ライフワークとライスワーク。このバランスを大事にしています。
探検というのは人生を通して行う事、すなわちライフワークで、生きるために行う事をライスワークと分類し、ライフワークの為のライスワーク、このバランスをとても大事にし、日夜、人跡未踏のさらに先、人知未踏を追い求めています。”
縣 智丈
PROFILE

縣 智丈(あがた ともたけ)
1972年生まれ。愛知県出身。
探検家。元気商會店主。社団法人・日本ケイビング連盟理事、Japan Exploration Team副隊長。
幼少のころから活発的で、今まで手を出したアクティビティは数知れず。広く深くをモットーに、高水準で全てをこなし、それらで培った技術をフル活用し、「人の知らない場所・人が足を踏み入れた事がない場所」を探し求め、国内のみならず世界を巡る探検家。主な対象は洞窟で、人跡未踏の更に先「人知未踏の発見」に情熱を燃やす。
元気商會HP:https://www.genkishokai.shop/
パックラフト「GRIFFON RAFT(グリフォンラフト)ストレウス」はこちら
GRIFFON
RAFT(グリフォンラフト)ストレウス(1人乗り)|水害に備えるパックラフト(元気商會)
全9色 ¥103,400(税込)
パックラフトは、カヤックなどと比べて「携帯性」や「積載力」に優れたゴムボートです。元気商會が製造・販売する「GRIFFON RAFT(グリフォンラフト)ストレウス」は、初心者から2艇目以降のユーザー、川旅からホワイトウォーター(川の激流)までとオールラウンドに活用できる万能型のパックラフトです。