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桜島の噴火

おはようございます。

本日で、2011年3月11日の東日本大震災(M9.1)と福島第一原発事故から 14年(5184日)です。

2024年1月1日の令和6年能登半島地震(M7.6)から1年4か月(504日)です。

平成7年(1995年)1月17日の阪神・淡路大震災(死者6,437人、重軽傷者43,792人)から 30年 です。

夏めく

暦の上では、まもなく(5月21日水曜日)に二十四節気の「 小満(しょうまん) 」を迎えます。

陽気が高まって草木が繁り、万物の生気が満ち足りてくるので、農村部などでは、田植えが終わり収穫の目処がつき「ほっと少し満足する」から“小満”なのだそうです。

この時期、満ち溢れる生命の息吹は、田畑だけでなく、北国では、冷たい雪解け水が大量に海へと流れだすので、上層と下層の海水がかき混ぜられて、栄養豊富な深層の海水が海の上層へとくみあげられます。するとプランクトンが繁殖し、産卵のために魚の大群がこの海域に集まってきます。

そして、小満を迎える頃からは、だんだんと気温も高くなってきます。

立夏(5月5日)を過ぎ、やや汗ばむくらいのわずかに感じる初夏の暑さを「薄暑(はくしょ)」と言い、これから迎える梅雨(6月)の前の、木が緑に日ごとに夏らしくなる様子を「夏めく」と言います。

木々は鮮やかな緑に染まり、風は心地よく肌を撫で、人々の装いも軽やかとなって、全てのものに夏の気配が濃くなってきます。

夏めくは、立夏から小満にかけ、春の風情から夏の気配へと移行していく初夏の微妙な季節感を表す季語です。

《 夏めくや 化粧うち栄え 嬖(おもひもの) 》高浜虚子(1874〜1959)

《 寺清浄 僧等清浄 夏めきぬ 》高野素十(1893〜1976)

《 夏めきて 夜鴉闇の 森わたる 》上村占魚(1920〜1996)

…さて、

先週5月16日(金曜日)、九州南部が「梅雨入り」しました。

翌5月17日(土曜日)には、日本海を進む低気圧から前線が伸び、南西の強い風によって暖かく湿った空気が流れ込んだ影響により、大気が不安定な状態となり、全国的に広い範囲で、雨や風が強まりました。

西日本から東海地方では、局地的に20ミリ〜30ミリの激しい雨となったほか、和歌山で23.6m/s、大阪で18.5m/s、千葉市で22.2m/s、東京で22.0m/s、横浜で21.2m/s、青森で20.9m/s、北海道(宗谷岬)で22.4m/sなど西日本から北海道までの広い範囲で、最大瞬間風速20メートルを超える強風となりました。

この前線は、今週にかけて本州の南に停滞する予想だそうで、前線の周辺では暖かく湿った空気の影響で大気の状態が不安定になることから、激しい雨が降る可能性もありますので、大雨や落雷、突風に注意しましょう。

また、前線の停滞する位置によっては晴れて気温が上がりますが、湿度が高いので蒸し暑くなるため、屋外での活動は熱中症に気を付けましょう。

7年9か月にわたる「黒潮大蛇行」が終息か?

まだ不確定としながらも、気象庁は、今月5月9日(金曜日)、「黒潮大蛇行に終了の兆し」と発表しました。

日本列島の南岸に沿って流れる暖流の黒潮が大きく南に迂回する異常現象を「黒潮大蛇行」といい、ここ数年来の異常高温やゲリラ豪雨の増加といった異常気象の一因だったり、水温上昇の結果、長年続く日本の漁業の不漁の原因ではないかとも考えられています。

本来の黒潮は、日本列島に沿って太平洋側を流れているものの、2017年8月以降、この黒潮が紀伊半島から大きく南に離れていき「大蛇行」しました。今回の大蛇行は、1975年から1980年にかけて約4年8か月続いた記録を大幅に超え、観測史上最長の7年9か月に達していました。

ところが、2025年5月8日以降、黒潮の大蛇行がみられなくなったようです。今後、この状態が継続すれば、黒潮大蛇行が終息するかもしれません。

もし終息すれば、日本の「気候」にも大きな影響を与える可能性が高く、また、茨城県沖から東北方面へと北上する暖流の流れが正常に戻って、長年続いた不漁も解消されるかもしれません。

現在は、“1000年に一度”とも言われ、有史以来で前例の無い大きな気候変動期を迎えています。

前例となる科学的データがまったく無いので、はっきりしたことが言えないようですが、近年に顕在化した様々な異常気象にも良い影響があればよいですね。

※気象庁 > 7年9か月続いた黒潮大蛇行が終息する兆し(2025.05.09発表)
https://www.jma.go.jp/jma/press/2505/09a/press_kuroshio_path.html

桜島(鹿児島県)噴火

現在、浅間山(長野・群馬県境)や岩手山(岩手県)では、火口周辺警報(噴火警戒レベル2、火口周辺規制)が続いています。

5月15日(木曜日)には、噴火活動が活発な桜島(鹿児島県)が噴火し、噴煙は最大3,000メートルの高さまで上がりました。

鹿児島地方気象台によると、昨年1年間で桜島は合計99回噴火し、そのうち爆発的な噴火は46回にのぼったといいます。

これは過去10年間で2016年以来の低い水準ですが、気象台は再び活動が活発化する可能性があるとして警戒を呼びかけています。

桜島では、111年前に発生した「桜島大正噴火」クラスの大規模噴火の懸念も指摘されており、日頃からの備えや対策の強化が求められています。

※鹿児島地方気象台 > 桜島の月別の噴火回数(2025年5月12日現在)
https://www.jma-net.go.jp/kagoshima/vol/data/skr_erp_num.html

※思則有備 > 桜島大正大噴火(1914年1月12日)概要
https://shisokuyubi.com/bousai-kakugen/index-937

改正活火山法(2024年4月1日施行)から1年1か月

2024年4月1日に「改正活火山法(活動火山対策特別措置法の一部を改正する法律)」が施行されてから1年が経ちました。

昨年4月1日には、火山対策の「司令塔」として、文部科学省内に「火山調査研究推進本部(火山本部)」が発足しています。

この1年で、桜島や浅間山が噴火し、阿蘇山、霧島山、諏訪之瀬島、須美寿島、岩手山、御嶽山で噴火警報や予報が出されるなど、各地で火山活動に関する動きが見られました。

2024年9月には、火山調査研究推進本部の火山調査委員会が国内111火山の評価結果を報告し、「桜島」「薩摩硫黄島」「諏訪之瀬島」「口永良部島」「岩手山」「八幡平」「焼岳」「硫黄島」の8火山を重点的に調査・研究することとなりました。

さて、

世界には約1,500の活火山があり、そのうち日本には世界の活火山の約7%に相当する111の活火山が存在します。

111火山のうち、50の火山は、政府による常時観測対象に指定されてもいるのです。

日本は火山活動が非常に活発な地域であり、地震や火山噴火のリスクが高い一方で、火山の恩恵として温泉などの文化的・経済的な利点も享受しています。

近年では、2022年のフンガ・トンガ=フンガ・ハアパイ火山の噴火や、2024年のインドネシア・ルアン火山、レウォトビ火山の噴火など、世界的に大規模な噴火が発生しています。

今が「地球規模の活動期」かどうかは議論が分かれるところですが、

ここ20年で、2011年の東日本大震災(M9.0)や2024年の能登半島地震(M7.6)、2004年のスマトラ島沖地震(M9.1)、2023年のトルコ・シリア地震(M7.8)や2008年の四川大地震(M8.0)など、特筆すべき大地震が増えているようにも思えるのも事実です。

火山噴火は予測困難

火山は、前兆なく突然噴火することがあります。

2018年1月23日、群馬県の草津白根山で突然噴火が発生し、スキー場にいたスキー客や訓練中の自衛隊員が噴石に巻き込まれ、1名が死亡、11名が負傷しました。

このとき、草津白根山の噴火警戒レベルは最低レベルの「1」でした。噴火は、火山性微動が観測されてからわずか3分後の出来事で、予期することは極めて困難でした。

草津白根山は、白根山(標高2160m)、本白根山(2171m)、逢ノ峰(2110m)の3つの山を合わせた総称です。

1882年以降の近年の火山活動は、逢ノ峰の山頂の火口湖である「湯釜」周辺ばかりだったので、気象庁による火山活動の監視体制も湯釜周辺に重点が置かれてたそうです。

今では、湯釜(火口湖)付近、逢ノ峰付近、本白根山火口付近の3つの領域に分けて監視が行われていますが、この噴火が起こるまでは、本白根山には、有史以来の噴火記録が無かったので、まったくの“ノーマークの火口”だったそうです。

この噴火を受け、気象庁では2018年3月16日から、それまで草津白根山全体を対象にしていた噴火警戒レベルを、本白根山と白根山(湯釜付近)とで分けて発表する運用体制となりました。

このような事例からもわかるように、火山災害に備えた対策の強化が不可欠な訳です。

最近では、富士山の市街地近くで新たな火口が次々に発見されたことや、桜島で大規模噴火の可能性が指摘されるなど、火山を取り巻く新しい科学的知見とともに、火山活動への備えの急務が求められることになりました。

改正活火山法の施行は、こうしたなかの国家危機管理の動きとなります。

今後も火山本部を中心とした監視・研究を進め、防災意識を高めることが重要でしょう。



◆執筆者
SEI SHOP(セイショップ)総合プロデューサー
平井敬也(ひらいひろや)

防災士(日本防災士機構登録No.040075)、日本人間工学会会員。
1970(昭和45)年、東京都世田谷区生まれ。神奈川県横浜市在住。日本大学大学院で安全工学・人間工学を専攻。大学院修了後、大手ゲーム製造メーカーに入社、企画開発、PL(製造物責任法)担当や品質管理(ISO9000)に携わる。2001(平成13)年、災害用長期備蓄食〈サバイバル®フーズ〉の輸入卸元、株式会社セイエンタプライズ取締役に就任。阪神淡路大震災で家族が神戸で罹災、日常の防災意識や危機管理の啓蒙普及を企図した無料メールマガジン『週刊防災格言』を07年よりスタート。毎週月曜日に防災格言を発信し続け2万人の読者を得ている。
【書籍】天災人災格言集―災害はあなたにもやってくる! ¥1,650(税込)




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