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雨でぬれた葉っぱに乗っているアマガエル

おはようございます。

本日で、2011年3月11日の東日本大震災(M9.1)と福島第一原発事故から 14年(5170日)です。

2024年1月1日の令和6年能登半島地震(M7.6)から1年4か月(490日)です。

平成7年(1995年)1月17日の阪神・淡路大震災(死者6,437人、重軽傷者43,792人)から 30年 です。

そして、今週の5月8日(木曜日)は、

長野市で死者1万人前後が亡くなった長野盆地西縁系断層を震源とする直下型地震(M7.4)善光寺地震(1847年)から178年 です。

また、近世で日本最大の飢饉「天明の大飢饉」の原因とされる1783年(天明3年)の浅間山(長野県〜群馬県 8月3日に大噴火)の最初の噴火活動から 242年 です。

さて、ゴールデンウィークをいかがお過ごしでしょうか。

セイショップはカレンダー通りのお休みとなります。

GW中(5/9(金)PM以降)のご注文やお問合せの返信は、5月7日(水曜日)より順次行います。少しお待ち願います。

…最初に《 新商品 》のお知らせです。

災害時の健康を守るテーピングのご提案 ┃ ―コブラクションテープ(キネシオロジーテープ)―

https://www.seishop.jp/equipments/other/kinesiology-tape/

災害時にテーピングの“備え”をしませんか?

災害時には、怪我や筋肉の緊張、関節の痛みなど、身体にかかる負担が大きくなることがあります。また、医療物資が不足する状況では、軽度の怪我や痛みを自分で対処する必要があります。

例えば、瓦礫を乗り越えて避難する途中、足を滑らせて、くじいてしまったり、長時間の移動や不慣れな環境で、筋肉に負担がかかり痛みを感じる高齢の親が動けなくなることもあるかもしれません。

そのような非常時の“応急処置”に、簡単に使用できて身体の負担を軽減させ、行動力を維持するサポートツールとして「キネシオロジーテープ」によるテーピング(キネシオロジーテーピング= Kinesiology Taping)が注目されています。

コブラクションテープはプロのアスリートを中心に、累計300万枚以上が利用されている日本製のキネシオロジーテープです。

コブラクションテープセット

SUW CobraXion Tape(コブラクションテープ) 4箱(1色5枚入り4色 計20枚)セット
¥4,000(税込)

CobraXion Tape(コブラクションテープ)とは、身体の軽度の怪我や痛みを応急処置するためにプロアスリートらも使っているテーピング材であるキネシオロジーテープの一種です。
コブラクションテープを備えることで、医療物資が不足するような災害時に、身体の負担を軽減させ、災害後に必要な行動力を維持するためのサポートツールとして役立ちます。


立夏(りっか)

本日5月5日(月曜日)は、二十四節気の「立夏(りっか)」を迎えます。

春の気が終わって、爽快な夏の気が立ち始める頃で、暦の上では、本日から「夏」がはじまります。

初夏ですね。

そして、明日5月6日(火曜日)は、七十二候(1年を72に分けた暦)の「蛙始鳴(かえるはじめてなく)」です。

田舎のカエルが鳴き始める頃となります。

…という訳で、

本日は、カエルと防災について論説します。

アマガエルが鳴くと雨が降る

春から秋にかけて活動するニホンアマガエルは「雨蛙」とも書かれます。

アマガエルは、冬は地中で冬眠し、繁殖期の5月〜7月になると水田や池などの水辺に集まって、オスが鳴いてメスを呼び寄せます。

湿度が高くなり、雨が降りそうになると、繁殖期でなくてもよく鳴くため、雨が近いことを知らせるカエルとしても知られるようになりました。

そして、俚諺で《 アマガエルが鳴くと雨 》と、言い伝えられてきました。

では、アマガエルは、本当に雨を予知するのでしょうか?

気象学者の藤原咲平(1884〜1950 *第5代中央気象台長)のお話によると、

《 アマガエルが鳴いて雨になる確率は2分の1 》

といいます。(大後美保著「ことわざの真実」(三省堂出版 1956年))

5月から8月までの日本各地の雨の降る日数は、だいたい2分の1なので、アマガエルが毎日鳴こうが、雨の予報の的中率はだいたい2分の1になる、という理論のようです。

藤原咲平は、

《 アマガエルの鳴き声から正確に雨を予想することはできない 》

とも述べています。

森直蔵の「雨蛙と降雨」の研究(1915年)

大正時代、アマガエルと天気の関係を研究した人物がいました。

北海道出身の気象学者、森直蔵(生年不詳〜1927年)です。

彼は気象台(現在の気象庁)の技官として、帯広(北海道)、潮岬(和歌山県)、和歌山、岡山などの測候所長を歴任し、昭和2年(1927年)5月に岡山県で病没した人物で、

大正4年(1915年)、4年間にわたるアマガエルと天気の関係についての研究結果を「雨蛙と降雨」と題して、気象集誌(34-5月号)に発表しました。

曰く――、

雨が降っていない日に、アマガエルが鳴いてから30時間以内に雨が降る割合を統計してみたところ、帯広では64%、和歌山では70%、潮岬では52%で、平均62%

という結果が得られました。

これに、気象学の父と言われる岡田武松(1874〜1956 *第4代中央気象台長)は、絶妙なフォローを入れています。

中村精男(1855〜1930 *第3代中央気象台長)の調査によると、東京では任意の時刻から30時間以内に雨の降る割合は、普通の雨で平均37%、微雨(小雨)まで含めると53%位であるから、蛙の鳴く方が、これよりも25%、または9%多くなる。(岡田武松著「科学業書 気象学 下巻」(1927年10月))

つまり、自然の割合よりも、カエルが鳴いてから雨が降る方が若干高い、ということで、アマガエルが鳴くと雨が降るといった諺は「科学的にも正しい」と言えなくもありません。

ですが、現在の気象庁の雨の予報精度は、全国平均で約83%の適中率と発表されており、カエル予報の的中率は、これと比較にならないくらい低い値であることを忘れてはなりません。

森直蔵は、その後もアマガエルの観察を続け、大正13年(1924年)「岡山気象年表」に再び研究結果を掲載したといいます。

それによると、最終的なアマガエルの予報的中率は「5割6分」に過ぎなかったようで、46%は当たらないことから、アマガエルが鳴いたら雨が降るという諺は、余りあてにならない、と論じています。

世界最古の地震計にカエルが使われたお話

さて、カエルついでの余談ですが…。

世界最古の地震計は、「候風地動儀」と言い、今から1900年の昔に中国で作られたそうで、上野博物館にその模型が陳列されています。

古代中国の後漢の時代、張衡(ちょうこう / 78〜139)という科学者が、西暦132年(陽嘉元年)にカエルを意匠に使った地震計(感震器)を製作しました。

「候風地動儀」は、直径二メートルほどの大きさで、8尾の竜と、8匹の蛙をあしらっており、地震があると、竜の口のなかの玉が転がり、カエルの口の中に入って音を立てる仕組みにで、地震の方向や強度が分るのだと言います。

科学的にカエルと地震には関連性はないのだろうと考えられているので、なぜ、カエルが意匠に用いられたのかは、神秘性などあったのだろうとも言われていますが、正確な理由は謎だそうです。

地震の前に、カエルの鳴く音がぴたりとやんだ…

カエルと災害前の異常行動についてのお話しは、他の動物と比べると余り一般的にでないように思いますが…、

有名な話としては、1914年(大正3年)の桜島大噴火の際に、噴火前にカエルや蛇が山から下りて来たという報告が「桜島大爆震記」に書かれているのが知られています。

一般的には、

「地震の前に、カエルの鳴く音がぴたりとやんだ」

というのがある一方で、

「カエルが鳴きだしたら揺れた」

という真逆の二つの報告パターンがあって、どっちやねん、とツッコミを入れたくなります。

いずれも、人が感じない地震の初期微動に動物が敏感に反応したのかもしれません。

こういう科学的裏付けはないものの、地震と無関係と断定はできない地震の前兆現象…

「地震の前にナマズが暴れる」
「キジが鳴いた」
「深海魚が出現する」

などの動物の異常行動や、

「見たことがない雲がかかった」
「井戸の水がかれた」

などを、宏観異常現象(こうかんいじょうげんしょう)と呼んでいます。

古代ギリシャで紀元前373年にに発生した「ヘリケ地震」では、地震前にネズミやヘビなどが一斉に逃げ出したことが記録に残り、日本書紀には西暦679年の「筑紫地震」で鳥が異常な行動をしたとされる記述があったり、太古の昔から、こうした動物などの異常現象は知られていました。

世界最初の地震学会を作ったジョン・ミルン(1850〜1913)が、1883年(明治16年)「Earthquakes and Other Earth Movements」(地震等の地球運動)という解説書を出版し、この中で宏観異常現象に触れ、その後、1888年(明治21年)に「下等動物に及ぼす地震の影響について」という論文を発表したりしていますが、

いずれにせよ、地震が起こってから異常が起きているのであって、地震予知と宏観異常現象との関係性(前兆としての妥当性)には、当時の科学者からも疑問が呈されているようです。

宏観異常現象は、1970年代に中国が国家レベルで取り組み「海城地震(1975年2月4日)」での予知成功例により、中国共産党政権が大々的に世界にアピールしたことから、日本でも俄かに研究が盛んとなった時期もありましたが、その後の「唐山地震(1976年7月28日 *死者24万〜65万人)」での予知が大失敗したため、本場の中国では一気に廃れています。

現在では、地震が起きる時にはプレート(岩板)の変動から電気が流れることが知られており、震源付近上空の「電離層」の異常などが異常の原因ではないかとも考えられていますが、余り真面目に研究する学者もおらず、正式には“未だ解明されていない”ということのようです。

科学的な知識やリテラシーが不足しているからだという科学者側の意見もあるものの、

自然災害は、今の科学力をもってしても確実な予知ができないため、たとえ科学的に根拠がないと知りながらも、事前の予兆を知ることによって、人々は不安や恐怖を軽減できるので、諺などで伝わった伝承や、何らかの異常現象などを、人は求めてしまうのかもしれませんね。

※関連コラム
「キジも鳴かずば撃たれまい」と地震の真実(2025.01.13)
中国の宏観異常現象による予知成功例「海城地震(1975年)」とその後の失敗例(2012.02.06)



◆執筆者
SEI SHOP(セイショップ)総合プロデューサー
平井敬也(ひらいひろや)

防災士(日本防災士機構登録No.040075)、日本人間工学会会員。
1970(昭和45)年、東京都世田谷区生まれ。神奈川県横浜市在住。日本大学大学院で安全工学・人間工学を専攻。大学院修了後、大手ゲーム製造メーカーに入社、企画開発、PL(製造物責任法)担当や品質管理(ISO9000)に携わる。2001(平成13)年、災害用長期備蓄食〈サバイバル®フーズ〉の輸入卸元、株式会社セイエンタプライズ取締役に就任。阪神淡路大震災で家族が神戸で罹災、日常の防災意識や危機管理の啓蒙普及を企図した無料メールマガジン『週刊防災格言』を07年よりスタート。毎週月曜日に防災格言を発信し続け2万人の読者を得ている。
【書籍】天災人災格言集―災害はあなたにもやってくる! ¥1,650(税込)




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