おはようございます。
本日で東日本大震災(M9.1)と福島第一原発事故から13年 (5079日)です。
令和6年能登半島地震(M7.6)から 1年2か月(399日)です。
平成7年(1995年)1月17日の阪神・淡路大震災(死者6,437人、重軽傷者43,792人)から 30年 です。
また木曜日(2月6日)で、6万人が亡くなったトルコ・シリア大地震(2023年)から 2年 です。
今冬一番(10年に一度レベル)の強い寒気が南下か?
昨日2月2日(日曜日)には、前線を伴った南岸低気圧が本州の南岸を通過した影響から、太平洋側の地域に寒気が流れ込みました。これにより、事前の天気予報では「東京都心で数センチ程度の積雪で、関東甲信地方で警報級の大雪か?」といった予報が相次ぎました。
実際は、関東や甲信では小雪のところもありましたが、さいわい東京都心の雨は、雪に変わることはありませんでした。
ここで知っておかれると良いのは、東京都心(関東甲信)など太平洋側で大雪が降るときは、今回のように、低気圧が本州の南岸のやや沖合を通るとき(南岸低気圧)に発生するということです。
これは、いわゆる“冬型”の“西高東低の気圧配置”のときに吹く季節風から降る日本海側の大雪とは、全く別の気象現象となります。
南岸低気圧は、本州の南岸沖を急速に発達しながら北東方面に進む温帯低気圧のことで、全国的に風雨が強くなり、早春に太平洋側に大雪を降らせることで知られおり、過去100年間で、この時期に東京都心での10センチを超えるような大雪のほとんどが、この南岸低気圧の関東方面への接近の際に発生しています。
…さて、
気象庁で先週(1月30日)、2月1日から28日までの1か月予報が発表され、2月前半は、寒気の影響から、全国的に気温が、平年よりもかなり低くなる見込み、と予報(低温に関する早期天候情報)がだされました。
気象庁によると、今週2月4日(火曜日)頃から7日(金曜日)頃にかけて、冬型の気圧配置が強まるそうで、平地でも大雪となる可能性のある今シーズンで一番の非常に強い寒気が南下するとのことです。
北日本から東日本にかけての日本海側や西日本を中心に荒れた天気となるほか、予想より寒気が南下すると、警報級の大雪となる恐れもあり、警戒が必要です。
これは、先日(2月2日)に「関東甲信で大雪か?」と心配された南岸低気圧による気象配置とは違う気象状況で、典型的な冬型の気圧配置の強まりによる、北からの強い寒気の流入の寒波となりますから、《 また予報がハズレるでしょ
》なんて安易に考えないようにしましょう。
寒波に向け、事前に備える
一般的に寒波被害は、水道管の凍結や破裂による「断水」や、雪による「停電」などが発生する恐れから、停電時のための「防寒対策」を基本に考えると良いでしょう。
飲料水を中心に、非常食(調理の手間がかからないもの)、トイレ処理剤や日用品類、バッテリー、ランタンや懐中電灯、防寒のために厚手の服(靴下や手袋も)や毛布、電気を使用しないで使えるストーブ(灯油・カセットガス)、カイロのほか、除雪のための道具もあると安心でしょう。
電気(蓄電池、バッテリー、ポータブル電源)がどの程度までの容量が必要かは、災害の規模や状況、その人の生活スタイルにより大きく変わってきますが、最低でも、数時間くらいの停電で、自分や家族が困らない程度の“電気”は確保したいところです。
大災害となると10数時間から1日(24時間)以上も続く大停電となるかもしれませんが、通常は、停電は長くて数時間ほどで納まるケースがほとんどです。
家庭だと、500ワット〜1500ワットくらいのバッテリー容量でしょうかね。
災害の規模をどのくらいで見積もるのか、によって対策グッズの選択は変わってくるものです。
そのため、どの選択肢にも必要となる災害生活の三種の神器とされる「水」「食糧」「トイレ処理」は最低限確保しながら、オプションで色々と自分に必要なものを増やして行くのが方法としてはおススメです。
新潟大停電(2005年12月22日〜23日)
今から20年前、2005年(平成17年)12月22日、最大瞬間風速が毎秒30メートルを超す猛吹雪に見舞われた新潟県下越地方では、新潟県内の約4割となる65万戸もの家庭が、最大31時間にわたって停電する大規模停電(通称:新潟大停電)が発生しました。
12月22日朝8時頃、海水を含む雪が電線に降り積もったことで絶縁不良が起こり、吹雪で送電線同士が接触(ギャロッピング現象)してショートをくり返したりして、新潟市内で同時多発的に停電が相次ぎました。
これにより、安全設計から新潟市内への送電が停止され、新潟火力発電所と東新潟火力発電所も相次いで運転が停止することになりました。
通常ならば電気の復旧というのは、ガス停止や断水などの復旧時間に比較すると、とっても早いものですが、この時は、猛吹雪のために対応が遅れてしまい、結果的に長時間の停電となりました。
新潟市の大半では12月22日中に電気が復旧しましたが、新潟県北部では停電から31時間後となる12月23日15時過ぎまで復旧に時間がかかりました。
この年の豪雪被害は日本各地に及び、気象庁で「平成18年豪雪」と命名されました。過去に、気象庁が豪雪の災害に名称を与えたのは「昭和38年1月豪雪」とこの「平成18年豪雪」の二つだけなのだそうです。
たいへん稀な災害かもしれませんが、大雪に伴う大停電も過去にありました、ということです。
※関連コラム記事
・静岡県が停電した福島県沖地震(2021年)(2024.02.12)
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…さて、
立春(りっしゅん)です。
本日(2月3日)は「立春」です。
その前日の2月2日(日曜日)は「節分(せつぶん)」でした。
季節を分ける、と書く“節分”は、雑節の一つで、節がわりとも呼ばれ、季節の変わり目を表した言葉です。
もともと、立春、立夏、立秋、立冬の前日を言い、一年に四回ありましたが、室町時代頃から立春の前日だけが重要視されるようになり、いまは立春の前日の節分だけが残っています。
暦の上では、長い“寒(かん)”も明けて、春が始まるという意味で“立春”となるものの、春と言えども、まだ雪も降り、池には氷もはる早春の頃でもあるので、立春後の寒さのことを「余寒(よかん)」と呼びます。
立秋の後の暑さである「残暑(ざんしょ)」の対の言葉が“余寒”という訳です。
ただ、三月に向って、ゆっくりと春に向うので、これから徐々に日脚は伸びてきて、それにつれて日差しも強くなってきます。
十月の東京の空は、午後五時頃には赤く染まりましたが、それが徐々に早まってきて、十二月の暮れの冬至(12月22日)頃ともなると午後四時頃には夕焼けとなり、午後四時半に日没を迎え、またたく間の夜となりました。
春に向う今頃とはいうと、それほどでもなく、午後四時半頃に夕焼けを迎えます。つまり昼間の時間が長くなるのですね。
二月も中旬ともなれば、午後五時以前には夕焼けが起こらなくなるそうで、それに伴い、日々の気温の上昇もテンポよく進んでくるようになってきます。
夕焼けに空に沈む太陽と時間をみることで、感覚的によくわからない“立春”も感じとることができる、という訳です。
《 春立つや 新年ふるき 米五升 》松尾芭蕉(1644〜1694)
《 春立つや 愚の上に又 愚にかへる 》小林一茶(1763〜1828)
《 雪解や 春立つ一日 あたゝかし 》正岡子規(1867〜1902)
東風解凍(とうふうこおりをとく / はるかぜこおりをとく)
そして明日(2月4日)は、七十二候(1年を72に分けた暦)の「 東風解凍(とうふうこおりをとく) 」です。
春風が吹き氷が解け始める頃です。
“東風”と書いて「こち」と読みます。
春先に吹く東から吹く柔らかな風のことをいい、春の季語です。
春風(はるかぜ)に比べ、早春の感じが強いのが東風(こち)なのだそうです。
少し余談となりますが、
昔は、海の貝は、沖から吹く風に寄せられ磯辺へと来るものと考えられたそうで、鹿児島では、潮干狩りの頃(3月)の春風のことを「貝寄風(かいよせかぜ=けよせんかぜ)」と呼び、
また、聖徳太子の命日を偲ぶ大阪・四天王寺の「聖霊会」(4月22日)に用いられる「貝の華」という飾りは、難波の浦辺に吹き寄せた貝殻から作ることから「貝寄風」というのだそうです。
《 東風(こち)吹かば 匂ひおこせよ 梅(むめ)の花
あるじなしとて 春を忘るな 》菅原道真(845〜903 *拾遺和歌集)
季節風は、春は東風、夏は南風、秋は秋風、冬は北風と四季折々にあって、
夏の南風は、暖かく湿った南寄りの風で、梅雨を運び、
秋の秋風は、西南風、西風が多く、涼しく肌に染むどこか寂しげな風で、
冬の北風は、北西の中国やシベリヤから吹く乾燥した冷たい風と、
四季の国である日本らしい趣きを感じますね。
※関連コラム記事
・菅原道真公と落雷の関係(くわばらくわばら)(2021.07.12)
・“節分(2月3日)”と災害と恵方巻のお話(2024.01.29)
・「八日節句(事始め)」と災厄除け(2024.02.05)
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《 執筆者 》
SEI SHOP(セイショップ)総合プロデューサー
平井敬也(ひらいひろや)
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