おはようございます。
本日で東日本大震災(M9.1)と福島第一原発事故から13年 (5065日)です。
令和6年能登半島地震(M7.6)から 1年(385日)です。
平成7年(1995年)1月17日の阪神・淡路大震災(死者6,437人、重軽傷者43,792人)から 30年 です。
…最初に お知らせ です。
サバイバルフーズ「チキンカレー」が ジャパン・フード・セレクション最高賞「グランプリ受賞」しました。
リリース⇒https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000053.000005943.html
日本フードアナリスト協会の食品評価(フードアナリスト資格者23,000人が審査員)で、弊社のチキンカレーが最高賞「グランプリ」を受賞しました。
主な総評は以下の通りです。
・鶏肉の食感が良く、鍋でじっくり煮込んだ鶏肉のように感じた
・カレーらしいとろみもあって、味も濃い目で満足感があった
・長期保存可能な缶詰として安心できる商品である
・企業や大規模な避難所などでも活躍できるところが素晴らしい
・非常食のクオリティを高めることへの着眼点が素晴らしい
・地方自治体との太いパイプを感じさせ、安心感がある
・製造から25年保存できる安心感は非常に優位性がある
チキンカレー[大缶] 販売再開!(小缶は春以降の入荷予定です)
チキンカレー×1缶[大缶]|サバイバルフーズ
¥9,720(税込)
賞味期限25年の サバイバルフーズ・シリーズ 大缶(1号缶)「チキンカレー」です。
チキンカレーにはカレールゥに加えて、9種類のスパイスが使われています。ですが、スパイシーではなく、お子様からお年寄りまで、誰もが美味しく召し上がれる味に整えました。
クラッカーや市販のご飯と合わせて、25年保存のカレーをぜひお楽しみ下さい。
南海トラフ地震臨時情報「調査終了」(1月13日)
先週、1月13日(月曜日)夜に日向灘を震源に、宮崎県で最大震度5弱を観測する地震があり、昨年8月8日以来で二回目の「南海トラフ地震臨時情報」が発表されました。
気象庁で、より精度の高い地震の規模を示すモーメントマグニチュードを算出したところ、この地震は「M6.7」となり「巨大地震注意」の発表基準M7.0を満たなかったことから今回は「調査終了」となりました。
気象庁では、“ただし”、と前置きをしながら…、
《 南海トラフ沿いの大規模地震は、「平常時」においても切迫性の高い状態です。このため、いつ地震が発生してもおかしくないことに留意し、日頃から地震への備えを確実に実施しておくことが重要です。 》
…と、引き続き日頃からの備えを続けるよう呼びかけました。
続いて、先週1月16日(木曜日)、政府の地震調査委員会で、南海トラフ巨大地震(M8〜9)の今後の発生確率が引き上げられました。
これまでは今後30年以内に「70%から80%」としていましたが、今年に入って改めて再計算したところ、「80%程度」に引き上げられた、というものです。
これは、1月13日に発生した日向灘地震(M6.7)が影響した訳ではなく、ただ単に、過去の巨大地震から時間が経過しているためだと解説されています。
政府の地震調査委員会・平田直委員長は、
《 南海トラフ地震や日本海溝・千島海溝の地震は過去に繰り返し起きており、確率が少しずつ高くなっている。こうした地域では、強い揺れや高い津波が来ることについて十分備えを進めて欲しい… 》
と会見で述べています。
地震予知は、学術的にも不確定要素がとても多く、分析が難しいものですから、慌てず、余り数字(確率)に囚われ過ぎないようにして欲しいと思います。
ただ、有史以来で、同じ場所で、同じ規模で発生を繰り返している南海トラフ巨大地震は、時間の経過とともに次の発生も確実に近づいていると考えられている、ことが、ほぼ全ての専門家に共通する見解であることも事実です。
政府試算では、このまま対策を取らないと、最大で犠牲者は約32.3万人、全焼・焼失する家屋は最大約238.6万棟、避難者は最大で約500万人に達すると試算されています。
こうしたニュースがあった機会などを利用して、平時から“備え”を充実させて行ってください。
※気象庁 > 南海トラフ地震臨時情報(調査終了)について
https://www.data.jma.go.jp/eew/data/nteq/index.html
※関連コラム記事
・南海トラフ地震とスマトラ島沖地震のお話(2024.12.23)
・過去の「安政東海・南海地震」の詳細解説(2023.11.06)
・南海トラフ地震臨時情報(巨大地震注意)の発表に思う(2024.08.12)
◆販売再開中の25年保存「サバイバルフーズ・シリーズ」◆
8月8日の日向灘地震と南海トラフ地震臨時情報発表に伴い、サバイバルフーズをはじめ、保存水、トイレ処理剤など、多くの製品で欠品が相次ぎ、納品にお時間を頂きました。
とくに弊社のサバイバルフーズを含むフリーズドライ加工食品全般については、災害備蓄への需要が高まった状態が2025年1月現在も続き、工場生産ラインでの混乱と遅延が生じています。サバイバルフーズ製品もこの影響を受け、いくつかの製品に製造の遅れも生じております。生産ラインの混乱は来年春頃まで続く見込みのため、お待ちのお客様には、ご迷惑をおかけします。
*現在の在庫状況や即納可能な商品について詳細は↓
https://www.seishop.jp/blog/delivery-attention/
大寒(だいかん)
本日1月20日(月曜日)からは、二十四節気「大寒(だいかん)」となります。
暦の上で、一年を通して寒さが最も厳しい頃となりますが、今年の大寒はというと、全国的に二月並みか三月並みの暖かさのようです。仕舞には、スギ花粉まで舞っているようです。
さて、
暦の二十四節気は、その名のとおり24に分かれていて、「立春」に始まり「大寒」で終わります。
一月は、1月5日頃の「小寒(しょうかん)」から「寒の入り(かんのいり)」を迎え、20日頃の「大寒」を経て、さらに立春前の節分の日(2月2日)までの約一か月間を「寒の内(かんのうち)」などと呼びます。
“寒”は、もっとも寒さの厳しい、という意味になりますが、通常、旧暦の歴(こよみ)は、新暦の気象とは一月ほどズレが生じるので、歴と気象は必ずしも一致しないものの、この“寒”だけは、一年中で、暦と気象が割とよく合致する時季なのだそうです。
この頃の天気図を見ると、日本列島の西側に高気圧、東側に低気圧が位置し、西高東低の冬型の気圧配置です。
日本海の等圧線が、縦じま模様になり、北海道から朝鮮半島にかけて日本列島沿いに膨らみをもっています。
天気図上で、この縦じま模様の間隔が狭いほど風が強いことを示し、北の大陸上にあるシベリア高気圧からの冷たい風が日本海を渡り、雪雲を形成して日本列島に大雪をもたらすため、北陸や東北の日本海側では集中豪雪が降ったりします。
太平洋側の地域は、乾燥した晴天が続く一方で、北海道や日本海側の地域は、厚い雲に覆われて雪が降り積もっています。
日本列島を横に二分したような天気が、この“寒”の時期の特徴の一つでもあるようです。
※“寒の内”の頃に あったか〜い雑炊 いかがでしょうか?
洋風とり雑炊×1缶[小缶]|サバイバルフーズ
¥3,780(税込)
賞味期限25年の サバイバルフーズ・シリーズ 小缶(2号缶)「洋風とり雑炊」です。
鶏肉、マッシュルーム、にんじんなどの具材とふっくらと炊き上がった国産米を、醤油、昆布だし、鰹だしで煮込みました。出汁の効いたやさしい味の雑炊です。
洋風えび雑炊×1缶[小缶]|サバイバルフーズ
¥3,780(税込)
賞味期限25年の サバイバルフーズ・シリーズ 小缶(2号缶)「洋風えび雑炊」です。
ほんのりと芳ばしい海老の風味が効いた本格雑炊。ふっくらと炊き上がったお米にグリーンピース、マッシュルームなど具材をふんだんに使い、滋味に富む料理に仕上げました。
款冬華(かんとうはなさく)
そして、大寒の翌日、1月21日(火曜日)は、七十二候(1年を72に分けた暦)の「 款冬華(かんとうはなさく) 」を迎えます。
フキノトウが出はじめる頃ですね。
山菜のフキノトウ(蕗の薹)は、寒い間に、土のなかから、ちょろっと頭に花穂をもたげて出てきます。
若く力強い新芽が芽吹き、早春の香りを運ぶフキノトウは、1月下旬から3月頃に採れ、旬の時季は3月くらいとなることから、俳句の世界では冬でなく春の季語となります。
こちらは暦とややズレているかもしれません。
《 闇の夜や おぼつかなくも 蕗の薹 》除風(1666〜1746)
《 草の戸の 春は来にけり 蕗の薹 》小林一茶(1763〜1828)
《 行く春や 尺に満ちたる 蕗の薹 》正岡子規(1867〜1902)
さて、
“款冬(かんとう)”とは、日本では、キク科の多年草「蕗(フキ)」の意味とされるので、七十二候「款冬華」は「 ふきのはなさく 」と読むこともあります。
ただ実際には、款冬(かんとう)は、中国に広く分布するフキタンポポのことで、日本の蕗(フキ)とは全く別の植物なのだそうです。
蕗(フキ)は北海道から沖縄まで全国の野山で自生しており、平安時代から、春を告げ、冬の間に身体にたまった毒素を輩出する生薬として食されてきました。
フキノトウは、カリウムを多く含み、ビタミンB1、B2、ビタミンE、ビタミンK、葉酸などの栄養素も豊富に含まれているそうで、肝機能向上や体内の有害物質を排出作用、抗酸化作用や老化防止に役立つとされます。
春の風味のフキノトウ料理は、天ぷらや、おひたし、和え物、炒め物、ふき味噌がよく知られています。
ふき味噌は、古くから各地域に伝わる郷土料理で、西は出雲地方(島根県)の白みそを使った「ふきのとう味噌」や、東は尾張(愛知県)の「愛知早生(あいちわせ)ふき味噌」、宮城県や青森県の「ばっけ味噌」など、地域色はあるものの全国に普及しているようです。
味噌の塩分により水分活性値(AW)が低く抑えられて保存が効く上に、フキの栄養と薬効も手伝って、恐らくは、保存食材として全国に広がっていったのでしょうね。
冬来たりなば、春遠からじ
100年以上にわたって、日本人のなかで語り継がれてきた、まるで諺のように有名な一節ですが…、
実は、イギリスのロマン派詩人P.Bシェリー(1792〜1822)の1819年秋の長詩『西風の賦(“Ode to the West
Wind”)』の末尾の一行が原典となっているのだそうで、現在までに数多くの人たちが日本語訳しています。
《 灰塵と火焔(ひのこ)とを散らすが如く、
わが言の葉を人類のあいだに撒き散らせよ、
わが唇を通して、未だ醒めざる地上に、
Scatter, as from an unextinguished hearth
Ashes and sparks, my words among mankind !
Be through my lips to unawakened earth
予言のラッパとなれ!
おゝ風よ、冬来たりなば春遠からじ。
The trumpet of a prophecy ! O, Wind,
If Winter comes, can Spring be far behind ? 》
(津田振二著「英詩と漢詩」(1930年)より)
冬は、困難や不幸や忍耐を、
春は、解決、幸福、希望を
暗示しているといいます。
…冬のあとにはかならず春がくる、という意味の詩は、長く厳しい冬の寒さのなかで、ひたすら暖かい春を待ちわびる気持ちがこもっていますので、とくに世界有数の豪雪地帯を抱える日本人にとって、この詩は受けが良かったのでしょう。
名翻訳ですね。
フキノトウも早ければ大寒の今頃(1月下旬)から出始めてきますので、フキの味噌汁を飲んで“春遠からじ”と詩人の感慨にふけりたいものです。
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7年長期保存だから、1年分のまとめ買い(備蓄)ができます!
日常からの栄養補助に、そして、災害時の栄養補助に、ビタミン&ミネラルの備蓄をしましょう。
◆執筆者
SEI SHOP(セイショップ)総合プロデューサー
平井敬也(ひらいひろや)
防災士(日本防災士機構登録No.040075)、日本人間工学会会員。
1970(昭和45)年、東京都世田谷区生まれ。神奈川県横浜市在住。日本大学大学院で安全工学・人間工学を専攻。大学院修了後、大手ゲーム製造メーカーに入社、企画開発、PL(製造物責任法)担当や品質管理(ISO9000)に携わる。2001(平成13)年、災害用長期備蓄食〈サバイバル®フーズ〉の輸入卸元、株式会社セイエンタプライズ取締役に就任。阪神淡路大震災で家族が神戸で罹災、日常の防災意識や危機管理の啓蒙普及を企図した無料メールマガジン『週刊防災格言』を07年よりスタート。毎週月曜日に防災格言を発信し続け2万人の読者を得ている。
【書籍】天災人災格言集―災害はあなたにもやってくる! ¥1,650(税込)
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