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ウイルス

おはようございます。

東日本大震災と福島第一原発事故から 13年 (5030日)です。

元日の令和6年能登半島地震からまもなく 11ヶ月(350日)です。

南海トラフ臨時情報「 巨大地震注意(8月8日〜15日17時終了)」の初の発表から 4ヶ月(131日)です。

12月18日(水曜日)は、新潟県中越地震(2004年 死者68人)の震源域で起こった過去の地震、1828(文政11)年の「 越後三条地震(M6.9 死者1,443人)」から 196年 です。


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※年末年始休業のお知らせ
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12月28日(土)〜1月5日(日)まで

この期間のご注文の配送、及び、お客様へのメール返信はお休みとさせて頂きます。
年始は、1月6日(月)より始業となります。

※年末年始は配送がとても混雑しますので、 年内のお届けをご希望の方は、早め早めのご注文をお願いします。
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新型コロナウイルス感染症(COVID-19)5年

中国・武漢で新型コロナウイルス感染者(COVID-19)が初めて見つかってから 12月8日 で 5年 が経ちました。

2024年12月になってもコロナの流行は終わっていません。

いま、季節性インフルエンザにコロナなど感染症が流行しはじめています。


NHKのポータルサイト「約20種類の感染症データ・情報」(2024年12月10日付)

をみると、1医療機関(定点医療機関)あたりの感染者数の全国平均はというと、

・インフルエンザ「4.86人」(流行の目安は1.0人です)
・新型コロナ「2.42人」
・手足口病「2.75人」
・感染性胃腸炎「3.85人」
・A群溶血性レンサ球菌咽頭炎「2.58人」
・マイコプラズマ肺炎「2.27人」

…などと、大きな流行の一歩手前まできています。


これは日本だけの話ではなく、諸外国でも同じで、アメリカのCDCの報告でも、新型コロナ、インフルエンザ、RSウイルスの患者は増加傾向で、
総死亡者割合は、65歳以上の成人で最も高く(0.9%)と報告されており、今後の流行への注意が促されています。

※NHK > 約20種類の感染症データ・情報
https://www3.nhk.or.jp/news/special/infection/dashboard/

※アメリカCDC > People Most Impacted by Respiratory Viruses(2024年12月6日付)
https://www.cdc.gov/respiratory-viruses/data/most-impacted.html


うち新型コロナウイルス感染症は、ワクチンの普及で発生当初に比べ飛躍的に死亡率は減少したものの(現在はインフルエンザの死亡割合と同程度の全年齢平均0.1%程度とされる)、未だにその脅威は健在です。


最新のニュースによると、

2023年5月〜2024年4月の1年間に判明した新型コロナウイルスによる死者数は「3万2576人」で、同じ時期の季節性インフルエンザの死者数が「2244人」だったことから、
コロナはインフルエンザの約15倍も死者数が多かったことが、今年の厚生労働省・人口動態統計で判明しています。

※毎日新聞 > 新型コロナ死者、年間3万2576人 5類移行後、インフルの15倍(2024.10.25)
https://mainichi.jp/articles/20241025/k00/00m/040/099000c

とくに死者のうち、65歳以上の高齢者の割合が約97%を占めており、高齢者への新型コロナワクチン接種をめぐっては、今年にはいって日本感染症学会など三団体から、

《 新型コロナの高齢者の重症化・死亡リスクはインフルエンザ以上で、今冬の流行に備え10月に始まった新型コロナウイルスワクチンの定期接種を強く推奨する 》

との見解が出されています。

そして、日本政府も、65歳以上の高齢者を主体に、季節性インフルエンザと新型コロナの二つのワクチンの接種を勧めています。

ご存じの人も多いと思いますが、同じ日に、二つのワクチンの同時接種が可能ですので、まだの人や、ご心配の人は、医療機関に相談して下さい。


新型コロナもインフルも流行は依然続いており、ただ、現在、一時的に大きな話題にならなくなっているだけ、ということを知りましょう。

また、新型コロナのニュースが話題にならなくなった現在では、街中でマスクをする人の数もずいぶんと減りました。

感染症も“災害”と認識し、自助(自分の身は自分で守る)の精神で対策を行なってください。

なお、マスクの効果やエビデンスなどについては、数年前のコロナ禍に読者様のリクエストをいただいて、コラム記事を幾つか掲載させていただきました。お暇な時にでもお読み下さい。

※思則有備 > 感染症対策のための「マスク論」(2021.04.21)
https://shisokuyubi.com/special-column/covid-19_facemask

なぜ冬に感染症が流行しやすいのか?

12月13日(金曜日)朝、寒気の影響で、全国的に今季一番の冷え込みとなりました。

今冬シーズンで初めて全国500地点以上で冬日(最低気温0℃未満)が観測されました。

冬は、さまざまな感染症が流行しやすい季節です。

秋から冬に流行する呼吸器の感染症は、毎年、200種類以上のウイルスが関わっているのだそうです。

30年以上昔(1993年頃)、私が学生時代に読んだ論文には、風邪(呼吸器の感染症)の原因となるウイルスや菌類などは180種類以上が確認されている、などと書いてあったと記憶しています。

あれから中東呼吸器症候群(MERS)、重症急性呼吸器症候群(SARS)、H1N1新型インフルエンザ(ブタ)、そして新型コロナ(COVID-19)など新たに発見されましたから、年々ウイルスは増えている、のかもしれませんね。

私たちは、これだけたくさんのウイルスやら菌やらに日常的にさらされる生活をしているのですから、例えウイルスを取り込んでしまったとしても、体内で増殖させないように免疫を高める必要があります。

それには、適度に運動して、しっかり食べ、きちんと睡眠をとって、できるだけ健康を維持しないといけません。

この季節は、滋養強壮を養う、ことが求められるのです。


では、なぜ感染症が冬に流行しやすいかというと、

冬は、夏などに比べて、寒く(低温)、乾燥し(低湿度)、日照時間が少ないからです。

寒くなると体温が下がり、代謝機能や免疫力も低下します。

乾燥は、体内の水分量が減ることで、鼻やのどの粘膜の乾燥をさせ、ウイルス感染が起こりやすくなります。

そして、日照時間が短くなるということは、それだけ身体に陽の光があたる日照時間も減り、また、厚手の冬服などで身を包むので肌の露出も減り、
直接肌に太陽があたらず体内で「ビタミンD」の生成が減って、免疫力が弱まるから、と考えられています。

弊社のサバイバルフーズ・サプリメントの共同設計を担った医療機関専用サプリメントメーカーのヘルシーパスさんの記事によると…、

※ヘルシーパス > 体内のビタミンDレベルは季節で変化する?!
https://www.healthy-pass.co.jp/blog/20210120-2/

夏〜秋(6〜10月)と比較して冬〜春(11〜5月)では、体内のビタミンDのレベルが、冬は夏の半分以下にまで明らかに減少していることが分かります。

真夏レベルの血中ビタミンD濃度にするためには、一説には、夏と比較して約7倍も長く日光に当たる必要があるとされているそうです。

紫外線でシミやしわが心配だとの声も聞かれますが…、昔から、日光浴は身体によい、とされる由縁には、図らずしも、人の身体の免疫が関わっていたのだろうな、と思った次第です。

鱖魚群(けつぎょむらがる)

明日12月17日(火曜日)は七十二候(1年を72に分けた暦)の「 鱖魚群(けつぎょむらがる) 」でした。

鮭(サケ=シャケ)が河川を遡る頃です。

鱖魚(ケツギョ=桂魚とも書く)というのは、中国大陸東部から広東省に広く分布するスズキ科の淡水魚で、中国では高級食材として扱われていますが、日本には生息していません。

そこで、同じように、群れで河川を遡上する鮭をあてて、日本の暦では鱖魚をサケとして「さけのうおむらがる」などとも読みます。

平安時代の後期には、各地から宮中への貢物として鮭が出されていたことが文献に残っており、貝原益軒の著書『日本釈名』(1699年)や『大和本草』(1708年)などには、当時から「鱖魚」と書いて「サケ」と読んだことが伺い知れるのだそうです。

ちなみに、「鮭(サケ=英語でサーモン)」と「鱒(マス=英語でトラウト)」は、生物学的にはどちらも同じサケ科サケ属に分類され、非常に似ています。

…というより、はっきりとした違いはなく、ほとんど一緒なのだといいます。

実は、戦前から昭和の頃は、塩の効き過ぎたしょっぱすぎる塩鮭といえば「マス」が多かったのだだそうで、1957年のロシア国交樹立で再開された北洋漁業のサケ・マス漁で、大量にベニマス(ベニザケ)が日本市場に出回ったことと関係が深そうですね。

冬至冬なか冬はじめ(とうじ ふゆなか ふゆはじめ)

週末の12月21日(土曜日)は「冬至(とうじ)」です。

昼の時間が一年でいちばん短い日で、この日を過ぎると、日あしは徐々に伸びていきます。

暦の上では、立冬と立春のちょうど「まん中」にあたるものの、実際に寒さが厳しくなりだすのは、この冬至を過ぎてからとなります。

そのため、昔からの諺で、

“ 冬至、冬なか、冬はじめ ”

と言って、冬至は、冬のまん中だけど、冬のはじめはこれからで、この先は徐々に寒さが増していく…ことを表しました。

気象キャスターの故・倉嶋厚さんのコラム(「冬至、冬なか、冬はじめ」労働基準 1989年12月号)によると、日本と同様の諺は海外にもあって、

英語では

「日が伸びるのに寒さが加わる( As the day lengthens,the cold strengthens. )」

やロシア語では
「太陽は夏に向かうが、寒さはいよいよ厳しい」
などがあるそうです。

科学的には、冬至は、一年中で最も太陽高度が低く、地球上の地表面に差し込む太陽光線は、地球の自転の関係で、北半球では太陽が照らす部分を通る時間が短くなり、
照らされない影のところを通る時間が長くなるので、昼が短く夜が長くなり、太陽の光の傾きの角度も大きくなるので受ける熱量も少なくなって地表の気温が下がります。

ところが、地球の大気が太陽の光の変化に応答して変化を起こすのには時間がかかるため、冬至を過ぎてからは、北半球に差し込む太陽の熱も多くなっていくのにかかわらず、その後も、気温は依然として下がり続けていきます。

要は、「冬至」は太陽の運行から見た“冬の頂点”であるものの、地球の大気中の気候変化は太陽の動きから遅れるので、冬至はちょうど厳冬の始まり頃になってしまうという訳です。

平均的には、毎年一月下旬頃がもっとも寒く、これをピークに、二月上旬から気温が上向きになっていくようです。

これから年末年始の師走に向けて、風邪など感染症にかからぬよう、冬本番を元気に乗り切って参りましょう。

《夏至や冬至の関連コラム》
春分の日(3月20日)の祝日のお話し


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◆執筆者
SEI SHOP(セイショップ)総合プロデューサー
平井敬也(ひらいひろや)

防災士(日本防災士機構登録No.040075)、日本人間工学会会員。
1970(昭和45)年、東京都世田谷区生まれ。神奈川県横浜市在住。日本大学大学院で安全工学・人間工学を専攻。大学院修了後、大手ゲーム製造メーカーに入社、企画開発、PL(製造物責任法)担当や品質管理(ISO9000)に携わる。2001(平成13)年、災害用長期備蓄食〈サバイバル®フーズ〉の輸入卸元、株式会社セイエンタプライズ取締役に就任。阪神淡路大震災で家族が神戸で罹災、日常の防災意識や危機管理の啓蒙普及を企図した無料メールマガジン『週刊防災格言』を07年よりスタート。毎週月曜日に防災格言を発信し続け2万人の読者を得ている。
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