サバイバルフーズ販売45年 非常食・防災グッズ・防災の専門店|おかげさまでサバイバルフーズは発売から45周年

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木枯らし1号

おはようございます。

東日本大震災と福島第一原発事故から 13年 (4995日)です。

元日の令和6年能登半島地震からまもなく 10ヶ月(315日)です。

南海トラフ臨時情報「 巨大地震注意(8月8日〜15日17時終了)」の初の発表から 3ヶ月(96日)です。

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 ◆セイショップからお詫び◆
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ただいま、8月8日の日向灘地震と南海トラフ地震臨時情報発表に伴い、サバイバルフーズをはじめ、保存水、トイレ処理剤など、多くの製品で欠品が出たため、納品にかなりのお時間を頂いております。

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木枯らし1号

立冬を迎え、暦の上では「冬」となった11月7日(木曜日)朝、ようやく富士山の「初冠雪」が確認されました。

観測史上、最も遅い初冠雪です。

※関連記事
「文化の日」は晴れやすい「特異日」のお話 > この130年間で最も遅い「富士山の初冠雪」(2024.11.04)

この日、日本列島には今シーズン一番の強い寒気が流れ込み、西高東低の冬型の気圧配置となりました。

全国的に風速8メートル超の冷たい北風が強く吹き、同日(7日)、気象庁は東京地方と近畿地方の「木枯らし1号」が吹いたと発表しました。

木枯らしは、冬の季節風の先陣で、例年、立冬頃(11月7日の前後)に吹くことが多く、今年は立冬のその日に吹きました。

木枯らしが吹きだすと、気温が5℃以上も低くなって、寒々としてきます。

なんとも急な「冬の訪れ」を感じる一日でした。


東京地方では、1951年の観測開始以降で、木枯らし1号の発表と同じ日に富士山の初冠雪が観測されるのは初だそうです。

ちなみに、真冬の季節風であるシベリアからの北西の季節風は、数日間も吹き続けることがありますが、木枯らしは長く吹きません。せいぜい半日か、長くても1日くらいで止むようです。


《 木枯や 竹に隠れて しづまりぬ 》松尾芭蕉(1644〜1694)

《 こがらしや しのぎをけずる 夜の声 》小林一茶(1763〜1828)

《 木枯に 火影おそろし がらす窓 》正岡子規(1867〜1902)


…さて、

冬の北風「木枯らし1号」は、気象庁が発表する気象用語です。

気象庁天気相談所によると、10月半ばから11月末までの間で、西高東低の冬型の気象配置になったときに、北から西北西までの風が、最大風速毎秒約8メートル以上吹くときを木枯らしと言っています。

発表の対象地域は、近畿地方と関東地方に限られていますので、他の地方には原則「木枯らし1号」が吹く(発表される)ことはありません。

そして、

春の南風「春一番(春四番まである)」と異なり、木枯らしには2号、3号というのもありません。

実際は、気象現象として、西高東低の冬型の気圧配置となる時期に風速8メートル以上などの諸条件をクリアした北風が再び吹けば、それは木枯らし2号や3号ということになりそうですが、気象庁では1号以外は発表しないようです。

そして、木枯らし1号であっても発表されない年があります。

近畿地方では1992年を除き、ほぼ毎年発表されていますが、
東京地方では1951年の観測開始以降で、1959年、1962年、1977年、1979年、2018年、2019年、2021年、2022年には木枯らし1号は発生の条件を満たさなかったために発表されなかったそうです。

いずれにしても、これらの発表基準は、季節の変化と強風への注意喚起を目的とした気象庁側の運用や定義の問題ですので、例え、木枯らし1号が吹こうが、2号が吹こうが、一般の人がそれをどう思うかは、あっしらには関わりの無いこと、でござんす(紋次郎)。

※関連記事
春一番、春二番…春の突風は何番まであるのか?(2024.03.04)


さて、木枯らしと災害と言えば…、

鎌倉時代、モンゴル帝国が二度にわたって日本に侵攻した元寇こと「文永の役(1274年)」「弘安の役(1281年)」では、いずれも“神風”が吹き元軍の大船団は壊滅し、日本が勝利しました。

この「二度の神風」は「台風」だった、というのが定説です。

このうち「弘安の役(1281年)」の神風は、新暦8月16日頃の「台風」で間違いがないようです。

その一方で、最初の「文永の役(1274年)」は、新暦11月26日頃となり、台風というのには気象学的に無理があるので《 単なる強風だった 》という説を、文献などをもとにして1958年(昭和33年)に気象学者の荒川秀俊さんが提唱しました。

そして、このとき元軍が遭遇した暴風雨は、実は「木枯らし」だったのでは、と考える気象関係者もいらっしゃいます。

その木枯らしが「何号」だったかは謎ですが…。

※関連記事
気象学者・荒川秀俊(1907〜1984)の防災格言

地始凍(ち はじめて こおる)

明日の11月12日(火曜日)は七十二候(1年を72に分けた暦)の「 地始凍(ち はじめて こおる) 」です。

寒さで大地が凍りはじめる頃です。

立冬を過ぎた頃から、関東の平野部の多くが初霜に見舞われます。


《 初霜や 菊冷え初むる 腰の綿 》松尾芭蕉(1644〜1694)

《 初霜や 茎の歯ぎれも 去年迄 》小林一茶(1763〜1828)

《 初霜や 麦の芽二寸 ばかりなり 》寺田寅彦(1878〜1935)

週末11月17日(日)は酉の市「 二の酉(にのとり)」です。

「酉の市(とりのいち)」は、11月の酉の日(十二支)に、東京の酉の寺(鷲神社)を中心に、主に東京、神奈川、埼玉など関東各地で行われるお祭りです。

秋の収穫を祝い、鷲大明神(鷲(おおとり)神社)に「鶏」を奉納したのが始まりだそうで、正月を迎える最初の祭りとされ、江戸時代から続く年中行事となりました。

現在では、土産物の「縁起熊手」が名物で、開運招福と商売繁盛を願うお祭りとなっています。


《 春を待つ 事のはじめや 酉の市 》宝井其角(1661〜1707)


言い伝えによれば、日本武尊が東征した際に、鷲大明神で戦勝を祈願してみごと志を遂げたので、その帰途、社前の松に武具の「熊手」をかけて勝ち戦を祝ってお礼参りをしたのが、「酉の日」の由来とされます。

この故事から、もともとは武運長久の神として信仰をされましたが、平和な江戸時代には「酉」=「取り込む」という縁起をかついで、開運の神として商売人が信心するようになっていったようです。

以上のことから、ご祭神が日本武尊の神社や寺院は、このお祭りを「酉の市」と呼びますが、祭神が日本武尊ではない神社や寺院では「酉の市」と呼ばず「熊手市」などと呼んでいたりします。

…さて、

11月の酉の日は、順に、一の酉(初酉)、二の酉、三の酉と呼びますが、酉の日の祭日は12日おきに巡ってくるため、11月の1日〜6日の間に一の酉のある年には、必ず三の酉もあることになります。

今年「2024年」は、

一の酉(11月5日(火))、
二の酉(11月17日(日))、
三の酉(11月29日(金))

と3回の酉の日(三の酉まで)があります。

そして、《 三の酉のある年は火事が多い 》と言い伝え(迷信)があるのですが、どうして火事が多くなるのか、その由来は、実ははっきりしていません。

一説には、浅草の鷲神社の酉の市のたびに、月に三度も吉原遊廓に遊びにでる男性陣に困った家庭を守る女性陣らが、どうにかして夫の足を引き止めようと「三の酉は火事が多いから」と理由をつけ早めの帰りを促すようになったのが由来とも言われています…。

ただ、三の酉の頃には、本格的に寒くなり、暖をとるために火を使うことも多くなりますので、当然に火災も増えるでしょうから、火の用心の意味を込めて広まった伝承なのかもしれません。

いずれにせよ、寒く、空気が乾燥する11月は、例年でも火災が多い時期ですので、火の元には気を付けて参りましょう!


《 北国に 馴染みができて 三の酉 》吉原の古川柳より


※関連記事
過去の大火災から得た教訓と「火の用心」(思則有備)


…酉の市と遊廓と言えば、

樋口一葉の代表作『たけくらべ』の物語の終盤には、鷲神社の「酉の市(三の酉)」の様子が描かれています。

浅草の鷲神社の東隣は、1958年(昭和33年)まで新吉原の遊廓がありました。

遊廓では、この酉の日だけ、通常は開けない大門以外の諸門を開いて、女や子ども達も廓内に入ることができました。

酉の市の帰りに男性陣を遊廓(繁華街)に向かわせるための導線づくりだったかと思われますが、言わば、酉の市は、吉原全体のお祭りだったという訳です。

『たけくらべ』では、この酉の日を境に、それまで勝気でお侠(おきゃん)な少女・美登利は、親しかった正太郎も寄せ付けずに、打ち沈んだような娘へと急激な変貌をとげてしまいます。

読者の想像力にゆだねる短編小説ということもあり、「なぜ彼女は変わってしまったのか?」は、その後の文学界で超有名な大論争(たけくらべ論争)にまで発展していしまいました。

そうして、少年少女らは大人になっていくのね…。

《 執筆者 》
SEI SHOP(セイショップ)総合プロデューサー
平井敬也(ひらいひろや)

平井敬也

防災士(日本防災士機構登録No.040075)、日本人間工学会会員。
1970(昭和45)年、東京都世田谷区生まれ。神奈川県横浜市在住。日本大学大学院で安全工学・人間工学を専攻。大学院修了後、大手ゲーム製造メーカーに入社、企画開発、PL(製造物責任法)担当や品質管理(ISO9000)に携わる。2001(平成13)年、災害用長期備蓄食〈サバイバル®フーズ〉の輸入卸元、株式会社セイエンタプライズ取締役に就任。阪神淡路大震災で家族が神戸で罹災、日常の防災意識や危機管理の啓蒙普及を企図した無料メールマガジン『週刊防災格言』を07年よりスタート。毎週月曜日に防災格言を発信し続け2万人の読者を得ている。
【書籍】天災人災格言集―災害はあなたにもやってくる! ¥1,650(税込)




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