おはようございます。
2024年(令和6年)11月4日(月曜日)です。
本日は 文化の日 の振替休日です。
そして、
東日本大震災と福島第一原発事故から 13年 (4988日)です。
元日の令和6年能登半島地震からまもなく 9ヶ月(308日)です。
南海トラフ臨時情報「 巨大地震注意(8月8日〜15日17時終了)」の初の発表から
3ヶ月(89日)です。
はじめに、お知らせです。
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◆明日のTBSテレビ「マツコの知らない世界」に紹介されます◆
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予告動画▼
《11/5(火)放送》 TBSテレビ『マツコの知らない世界』でサバイバルフーズ
チキンカレーが紹介されます。
「マツコの知らない世界」
今こそ備えたい防災グッズ第3弾!!
激ウマで長期保存可能な防災食
…と題し、サバイバルフーズ「チキンカレー」等を紹介いただきました。
1時間防災スペシャルです。お楽しみに!
○今だからこそ備えておきたい「防災グッズの世界」
○放送予定日:11月5日(火)よる8時55分から
○出演MC:マツコ・デラックスさん
ゲスト:今泉マユ子さん、高荷智也さん、奥村奈津美さん
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[25年保存食] ¥3,780(税込)~
サバイバルフーズは、国内生産で25年の超・長期保存が可能なクラッカーとフリーズドライ加工食品の「おいしい備蓄食」です。
小缶(約2.5食分)と大缶(約10食分)の2種類ご用意しており、1缶からご購入いただけます。
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クラッカーや市販のご飯と合わせて、25年保存のカレーをぜひお楽しみください。
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◆セイショップからお詫び◆
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ただいま、8月8日の日向灘地震と南海トラフ地震臨時情報発表に伴い、サバイバルフーズをはじめ、保存水、トイレ処理剤など、多くの製品で欠品が出たため、納品にかなりのお時間を頂いております。
*現在の在庫状況について詳しくは下記をご覧ください。
ご注文について重要なお知らせ
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◆サバイバルフーズ・サプリメント入荷のお知らせ◆
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7年保存の栄養機能食品「サバイバルフーズ・サプリメント」の「マルチビタミン&ミネラル」が販売再開となりました。
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文化の日は、晴れやすい?
毎年11月3日は「文化の日」の国民の祝日です。
もともと「11月3日」は、明治時代の天皇誕生日「天長節(てんちょうせつ)」という国民の祝日でした。
戦後は、1946年(昭和21年)11月3日の日本国憲法公布を記念して「文化の日」の祝日となりました。
実は、例年11月3日の「天長節(文化の日)」は、昔から《
秋晴れとなって、雨が降らない日
》という「特異日」として言い伝えられてきています。
そう、この11月3日は「晴れやすい」のです。
「特異日(シンギュラリティ)」というは、過去数十年の天気から分析して、「晴れ」等になる割合が、その前後の日と比べて多く、特定の日が毎年同じような現象になることを言います。
銀谷国衛著『登山者のための天気図読本』(日本文芸社 1977年)によると、
過去80年間にわたって11月3日の日を中心に前後3日間(7日間)の天気を調べたところ、10月31日〜11月6日まで、どの日も「晴」がいちばん多いものの、11月3日だけ、晴れる割合がトップで多い(80年間で51年が晴れ)ことがわかったようです。
この原因は、大きな移動性高気圧が西から東に横切り、広い範囲で快晴をもたらしたことにあるといいます。
例年、この時季の移動性高気圧の影響から晴れやすい、という訳です。
気象学者の倉嶋厚(1924〜2017)さんの著書『お天気博士の四季暦』(文化出版局
1985年)によると、
11月という時期は、秋から冬にかけて、太平洋側では晴天の日が多くなり、日本海側では、冷たい雨や雪の日が急増してきて、日本が「青空地域」と「しぐれ地域」に二分されはじめる季節なのだそうです。
そして、人口分布でも、この晴天地域に住んでいる人のほうがはるかに多いことも一因にあるようです。
とくに明治時代には、天長節の国民の祝日に「晴れる」ことが文芸作品のなかにも表れていたそうです。
有名な俳句の
《 年々に 天長節の 日和かな 》内藤鳴雪(1847〜1926)
が1900年(明治33年)読売新聞に掲載され、
1908年(明治41年)に朝日新聞に連載された夏目漱石『三四郎』には、天長節の日に引っ越しの手伝いをした三四郎が、マドンナの美禰子(みねこ)と出逢う場面で、
《 空は限りなく晴れて、どこまでも青く澄んで 》
と書かれているのだそうです。
ところが最近、この「特異日」に変化が生じている、といいます。
ウェザーニュース社の2021年のコラム記事によると、
※ウェザーニュース > 「文化の日「晴れの特異日」に陰り
さらに晴れの出現率の高い日は?」(2021.11.2)
https://weathernews.jp/s/topics/202111/020055/
最新のデータで、文化の日の「晴れの特異日」に陰りが見えてきた、のだそうです。
気象庁の1991〜2020年までの30年間の統計データでは、11月3日の晴れの出現率は56.7%で、その一つ前の30年間(1981〜2010年)の70.0%に比べて大きく低下したといいます。
このコラムでは、結果として《
最新の統計値からは「晴れの特異日」とは言いにくい状況です。
》とまとめています。
昨今だと、
すわ!気候変動か!
とすぐ反応してしまいそうですが、どうでしょうか?
さて、
昨日(11月3日)は皆様のお住まいは晴れましたか?
この130年間で最も遅い「富士山の初冠雪」
冬の訪れを伝える「富士山の初冠雪」のニュース。
先週頃から、富士山(静岡県・山梨県)の初冠雪がまだ観測されていないことが話題となりました。
今週末には立山(富山県)の初冠雪もまだという話まで話題に加わりました。
これが地球温暖化ということなのでしょうか…。
思い起こせば、暑かった今年は、
秋本番、紅葉、秋の行楽シーズン到来、とかの季節の定番の話題も、あまり取り沙汰されなかったように思います。
そこに、冬の便りとなる「初冠雪」も仲間に加わったかのようです。
各報道をまとめると、富士山の初冠雪で、これまで最も遅かった記録は2016年と1955年の「10月26日」だったそうで、
今年は、この10月26日(土曜日)に、富士山の初冠雪が観測されなかったため、1894年に始まる統計開始から130年の観測史上で、最も遅くなることが決まった、ということが確定したというわけです。
そして、10月31日も富士山頂付近にまだ雪は見えず、初冠雪は11月に持ち越しとなりました。
当然ですが、11月に持ち越しも史上初のできごとです。
そして、11月2日(土曜日)現在も雪はありません。
ちなみに、富士山の初冠雪の平年日は甲府地方気象台からは「10月2日」で、これまで最も早かったのは「2008年8月9日」、2位は「1914年8月12日」となっています。
過去には富士山の「初冠雪」取り消しもあった。
全国各地の山の麓にある気象台や測候所では、山の麓の気象台や測候所から見て、山頂付近が初めて積雪などで白く見えたときに、その初めての日を気象庁に通達しています。
これを「初冠雪(はつかんせつ)」といいます。
富士山では、その年の山頂付近の一日の平均気温がもっとも高くなった日(最高気温)より後に、初めて山頂付近に雪が積もるのを地上から観測されたときが「初冠雪」で、
富士山以外の山では、8月1日から翌年7月31日までの期間を「その年の初冠雪」として報告されます。
初冠雪は、山肌が白く覆われている状態を下界から確認できたときのことで、山頂付近に雪が降り、積雪があったとしても、麓から観測する前に溶けたり、天気が曇っていてよく見えなかったりすると、初冠雪とはならない、のだそうです。
富士山の初冠雪の場合は、現在は、山頂から40キロメートルほども離れた甲府地方気象台の屋上から、職員が目視で観測されて発表されるため、たとえ、富士山の近隣の市町村から山頂の積雪が確認できたとしても、雲がかかっているなどして、甲府地方気象台の屋上から見えなければ「初冠雪とはならない」のです。
さて、
今から3年前の2021年、9月7日に甲府地方気象台で「富士山が初冠雪した」といちど発表したものが、9月22日になって、取り消される、という珍事が起きました。
「初冠雪」の発表後に、富士山の最高気温が9月20日になって更新されてしまったため、最高気温観測後の初めての冠雪を初冠雪とするという定義から外れた、のが理由だといいます。
見直しがされたのは、過去10年で初のできごとでした。
結局、平年より6日早い2021年9月26日に「初冠雪」が改めて発表されることになりました。
※当時のニュース > 富士山“初冠雪”異例の見直し
10月に持ち越しへ(2021年9月23日)
https://www.youtube.com/watch?v=MXvFZNkU93g
富士山の「初冠雪」の歴史
初冠雪を観測して通達することが義務化されたのは、実は1953年(昭和28年)からだそうです。割と最近ですね。
その昔、富士山の初冠雪は「河口湖測候所」「御殿場測候所」「三島測候所」「甲府地方気象台」の四ヶ所から別々に発表されていました。
そして、富士山は、観測する場所によって、初冠雪の日に違いがありました。
1986年の『NHK最新気象用語ハンドブック』によると、それぞれの富士山の初冠雪の平年日は「9月27日(河口湖測候所)」、「9月28日(御殿場測候所)」、「10月3日(三島測候所)」、「10月5日(甲府地方気象台)」と一週間程度のズレがあります。
2003年9月30日に河口湖測候所の有人化業務が終了したことから、現在は、富士山の初冠雪の観測とその発表は、甲府地方気象台に一元化されることになっている、とのことです。
では、現在のように、冬の訪れを伝える時事ニュースとして一般化したのがいつ頃からか調べてみました。
NHK放送文化調査研究所の浅井真慧さんの記事(『放送教育:ことばの世界を探る』1985年12月
)によると、
もともと「初冠雪」は「梅雨入り」「梅雨明け」などと同じ気象観測上の専門用語だったことから、一般では使用されることはなかったそうです。
初めて「初冠雪」という言葉が新聞紙面に登場したのは、1963年(昭和38年)10月7日の朝日新聞(朝刊)
《 富士山、平年より遅い初冠雪 》
という見出し記事で、これ以降から、新聞で「初冠雪」との表現が例年登場し始めてくるのだそうです。
しかし、テレビでは、専門用語のため一般には耳慣れない言葉とされたために《
初冠雪は放送では用いない 》と決定されたといいます。
その後、1978年(昭和53年)11月の放送用語委員会で、「初冠雪」が審議され、以前から新聞で使われ定着していることや、ニュースの天気解説で文脈などから判断して説明を付ければ、それほど分かりにくくない言葉だとして、
新聞で使われだしてから15年目にして、テレビ放送でも「初冠雪」を使うことが正式に認められたそうです。
いずれにせよ、「富士山の初冠雪」は、観測が始まって130年、気象庁で科学データとして義務化されて71年、新聞に初めて登場してから61年、NHKなどのテレビで報道するようになってから46年、…と、最近のことです。
一般的に「気候変動」には、年平均気温のように徐々に変化するものと、猛暑日や大雨のように極端な気象現象が生じるという、二つのパターンがあるのだといいます。
もしかすると、初冠雪が見れないのは、以前なら当たり前だった気候が少しづつズレてきている「ゆるやかな変化」かもしれませんし、今年いきなり生じた極端な現象なのかもしれませんが、よくわかりません。
でも、たかだか130年程度の観測データだけをもとに、やれ異常気象だ、などと断言するのも乱暴かと思います。
…万葉集(7世紀)の和歌に、
《 富士の嶺(ね)に降り置く雪は六月(みなつき)の、
十五日(もち)に消(き)ゆればその夜(よ)降りけり 》
とあり、富士山の麓の雪は、大昔から、降っては止んでいるという自然の悠久の営みは、1300年経た今でも、ずっと変わっていません。
◆執筆者
SEI SHOP(セイショップ)総合プロデューサー
平井敬也(ひらい
ひろや)
防災士(日本防災士機構登録No.040075)、日本人間工学会会員。
1970(昭和45)年、東京都世田谷区生まれ。神奈川県横浜市在住。日本大学大学院で安全工学・人間工学を専攻。大学院修了後、大手ゲーム製造メーカーに入社、企画開発、PL(製造物責任法)担当や品質管理(ISO9000)に携わる。2001(平成13)年、災害用長期備蓄食〈サバイバル®フーズ〉の輸入卸元、株式会社セイエンタプライズ取締役に就任。阪神淡路大震災で家族が神戸で罹災、日常の防災意識や危機管理の啓蒙普及を企図した無料メールマガジン『週刊防災格言』を07年よりスタート。毎週月曜日に防災格言を発信し続け2万人の読者を得ている。
【書籍】天災人災格言集―災害はあなたにもやってくる! ¥1,650(税込)
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