おはようございます。
東日本大震災と福島第一原発事故から 13年 (4960日)です。
元日の令和6年能登半島地震からまもなく 9ヶ月(280日)です。
南海トラフ臨時情報「 巨大地震注意(8月8日〜15日17時終了)」の初の発表から
2ヶ月(61日)です。
西日本の各自治体では、臨時情報が発表された際に、どのような呼びかけを行うかなど、今回の課題改善の検討が進められているようです。
そして、
イスラエルとヒズボラ・ハマスとの紛争激化から 1年 です。
━━━━━━━━━━━━━━━
◆セイショップからお詫び◆
━━━━━━━━━━━━━━━
ただいま、8月8日の日向灘地震と南海トラフ地震臨時情報発表にともなう報道やTV番組の放送などの影響により、サバイバルフーズをはじめ、保存水、トイレ処理剤など、多くの防災用品が欠品しており、納品までにかなりの時間がかかっており、たいへんご迷惑をお掛けしております。
*現在の在庫状況について詳しくは下記をご覧ください。
ご注文について重要なお知らせ
━━━━━━━━━━━━━━━
◆サバイバルフーズ・サプリメント入荷のお知らせ◆
━━━━━━━━━━━━━━━
大変お待たせしました。
完売しておりました7年保存の栄養機能食品「サバイバルフーズ・サプリメント」の「マルチビタミン&ミネラル」が販売再開となりました。
栄養機能食品 サバイバルフーズ(R)サプリメント
2種セット(マルチビタミン&ミネラル×1、ビタミンC×1)
[7年保存]|非常時の健康を考える長期保存のサプリメント
¥7,560(税込)
非常時の健康を考える長期保存のサプリメント2種セット。避難生活の食事で偏る栄養素バランスを効率的に整えます。非常時の栄養バランスをより整えたい方は、サバイバルフーズ®サプリメントを食事と一緒にお召し上がるのがオススメです。
栄養機能食品 サバイバルフーズ(R)サプリメント
マルチビタミン&ミネラル
[7年保存]|非常時の健康を考える長期保存のサプリメント「非常時に食事と摂る基本の3粒」
¥4,320(税込)
非常時の食事は炭水化物に偏りがちとなり、肉や野菜に含まれる栄養素が不足する傾向にあります。「サバイバルフーズ® マルチビタミン&ミネラル」を摂ることで、体内の栄養素バランスに配慮できます。
栄養機能食品 サバイバルフーズ(R)サプリメント ビタミンC
[7年保存]|非常時の健康を考える長期保存のサプリメント「非常時に食事と摂る追加の3粒」
¥3,240(税込)
非常時、特に強い負荷のかかる環境においては、体内でのビタミンCの需要が増えるため、ビタミンCの摂取が求められます。 「サバイバルフーズ® ビタミンC」を摂り、非常時も健康にお過ごしください。
寒露(かんろ)
明日(10月8日)は、二十四節気「 寒露(かんろ) 」です。
菊が咲き始め、雁などの冬鳥が渡ってくる頃で、冷気が加わり、露が冷たく、秋の深まりを感じる時季となりました。
寒露を過ぎた頃、雨の日となると吐く息も白くなってきます。
実は、この「10月」というのは「5月」とそう変わらない気温です。
東京の5月の平年値は、日最高気温23.6℃、最低気温14.6℃で、東京の10月は、日最高気温22.0℃、最低気温14.8℃で、そう変わらない気温なのですね。
不思議なことに、5月だと《汗ばむくらいの暑さ》を感じますが、10月はどこか《寒さ》を覚えるものです。
5月の朝は涼しく感じることから《
朝涼(あさすず)》と呼んで、これは夏の季語となっています。
その一方で、10月の朝は《
朝寒(あささむ・あさざむ)》という秋の季語となるのです。
《 朝寒や 雑巾あてる 門の石 》小林一茶
《 朝寒や ひとり墓前に うづくまる 》正岡子規
《 朝寒や 生きたる骨を 動かさず 》夏目漱石
今頃は、日没も早く夜が長くなるので、それだけ寒くなります。早めのお出かけ、早めの帰宅を心がけましょう。
※関連記事
寺田寅彦『涼しさと暑さ』より(2023.07.31)
秋雨前線のお話
日ごとに冷えていく秋です。
暑いと思えば、寒く、雨が降り、ときおり荒天となるなど、天気が不安定です。
先週末、秋雨前線と前線上の低気圧の影響や、台風18号からの湿った空気の影響で、全国的に大気の状態が不安定となりました。
10月3日(木曜日)には、活発な積乱雲が通過した影響から、静岡県浜松市で竜巻(突風)が発生し、気象庁で静岡県西部に「竜巻注意情報」が発表されました。
10月4日(金曜日)には、沖縄県の与那国では1時間に約100ミリの猛烈な雨となり「記録的短時間大雨情報」も発表されました。
今週中頃まで秋雨前線が南下し、本州南岸付近に停滞する予報とのことで、今後も、前線や低気圧の影響で大気の状態が不安定となりやすく、全国的に雨に注意が必要です。
なお、週の後半からは、大陸からの高気圧で本州が覆われる見込みで晴れてきますので、紅葉も見頃を迎えそうですね。
…さて、
最近の天気予報でよく聞く「秋雨前線」というのは、「夏の暖かい空気(暖気)」と「秋の冷たい空気(寒気)」がぶつかるところにできる「停滞前線」のことを言います。
梅雨の時期に北上してきた太平洋高気圧の勢力がしだいに弱まって、太平洋高気圧が南へと退き、かわって、北から大陸の冷たいシベリア高気圧が張り出してきて、その二つの空気がぶつかることで出現するのが秋雨前線です。
つまり、秋雨前線の北側には、秋の冷たい空気でできたシベリア高気圧があり、南側には、夏の暖かくの湿った空気の太平洋高気圧があり、日本列島の上空で、二つの高気圧が、同じくらいの勢力でせめぎ合っているので、余り動かずに停滞しているというわけです。
さらに、秋の冷たい空気と夏の暖かい空気がせめぎ合うため、日ごとの気温差が大きくなり気温が乱高下したりします。
だから、秋雨前線の位置次第で、日本列島の気温も大きく変わってくるのです。
暖かい湿った空気と冷たい空気がぶつかることにより、対流活動が活発化して、積乱雲がどんどんつくられることから、雨や雷雨が発生しやすくもなります。
秋雨前線は太平洋高気圧の北側にできるため、梅雨(つゆ)の梅雨前線と似ていますが、太平洋高気圧の勢力が梅雨時期と比べるとだいぶん衰えていることや、南から秋雨前線に流れ込む水蒸気の量が少なくなっているという大きな違いがあるのだそうです。
そのため、秋雨前線は、強い雨を降らせることも当然ありますが、梅雨前線の頃の強い雨と比べると、比較的に、シトシトとした弱い雨を降らせることが多いそうです。
ちなみに、少し補足すると…。
「暖かい空気(暖気)」と「冷たい空気(寒気)」がぶつかるところに発生するのが「前線」です。
寒気の勢いが強く、暖気の下へと寒気がどんどんもぐり込んで進んでいくと「寒冷前線」が発生します。
寒冷前線では、暖気が急に持ち上げられるため積乱雲が作られ、積乱雲は、狭い範囲に雨を降らせますが、ときおり、雷を伴う激しい雨となることがあります。
逆に、暖気が寒気より強いときは、暖気は寒気にはい上がるように進み「温暖前線」となりますが、この場合、温暖前線付近では広範囲でシトシトと弱い雨が降ります。
二八の風(にはちのかぜ)の荒天
その昔、日本人は「二八の風(にはちのかぜ)」といって、旧暦二月(2月下旬〜4月上旬)と八月(8月下旬〜10月上旬)の強風を恐れました。
旧暦八月は台風シーズンにあたりますし、旧暦二月は「春一番」や「メイストーム」や、沖縄の「ニンガチ・カジマーイ(二月風廻り)」など、発達した低気圧による突風や強風を伴う気象現象がよく知られています。
つまり、旧暦二月は発達した春の温帯低気圧、八月は到来する台風によって、それぞれ強い風が吹く荒天の日が多くなるため、昔から海にでる漁師らは、この時季の風に警戒を強めました。
そして、海だけではなく、この時季は、前線(寒冷前線)の影響による山岳での急な雷雨もとても怖いものです。
寒冷前線による土石流「飛騨川バス転落事故」
今から56年前、1968年(昭和43年)8月17日、寒冷前線による大雨が近畿地方、東海地方で発生しました。
東シナ海を西に進んでいた台風7号が沿海州(ロシア)で温帯低気圧に変わり、この低気圧から伸びた寒冷前線が通過する影響で、日本各地に大雨を降らせました。
とくに、岐阜県では、1時間に100ミリを超える集中豪雨となりました。
岐阜県白川町を流れる飛騨川沿いの国道41号線では、大雨で停車中だった観光バス2台に土石流が襲い、押し流されたバスは、増水する飛騨川に転落し、乗員・乗客107人のうち104人が亡くなり、運転手1人、添乗員1人、乗客1人の計3人が奇跡的に救助されました。
日本バス事故史上で最大の犠牲者を出す「飛騨川バス転落事故」として知られています。
◆執筆者
SEI SHOP(セイショップ)総合プロデューサー
平井敬也(ひらい
ひろや)
防災士(日本防災士機構登録No.040075)、日本人間工学会会員。
1970(昭和45)年、東京都世田谷区生まれ。神奈川県横浜市在住。日本大学大学院で安全工学・人間工学を専攻。大学院修了後、大手ゲーム製造メーカーに入社、企画開発、PL(製造物責任法)担当や品質管理(ISO9000)に携わる。2001(平成13)年、災害用長期備蓄食〈サバイバル®フーズ〉の輸入卸元、株式会社セイエンタプライズ取締役に就任。阪神淡路大震災で家族が神戸で罹災、日常の防災意識や危機管理の啓蒙普及を企図した無料メールマガジン『週刊防災格言』を07年よりスタート。毎週月曜日に防災格言を発信し続け2万人の読者を得ている。
【書籍】天災人災格言集―災害はあなたにもやってくる! ¥1,650(税込)