おはようございます。
本日は「 敬老の日 」の祝日です。
今週末の日曜日(9月22日)は、彼岸の中日「秋分の日(秋分)」です。
毎年9月は、101年前の関東大震災にちなみ、自宅や会社での防災を考える「
防災月間 」です。
本日で、東日本大震災と福島第一原発事故から 13年
(4939日)経ち、元日の令和6年能登半島地震から 8ヶ月(259日)です。
そして、
宮崎県で震度6弱の揺れが観測された日向灘地震(M7.1)をきっかけに、南海トラフ臨時情報「
巨大地震注意(8月15日17時に終了)」が初めて発表された8月8日から 40日
が経ちました。
9月10日(火曜日)には、南海トラフ地震評価検討会の平田
直会長(東京大学名誉教授)が、南海トラフ地震臨時情報(巨大地震注意)を巡って日本記者クラブで会見を行っています。
実際には地震は発生しませんでしたから…
臨時情報の発表をめぐっては、旅行のキャンセルなどの機会損失や様々な混乱もあって、一部で批判の声があがっていることを受けての記者会見だったのかなと思われます。
この会見で、平田会長は、《(今回の発表が)一部で地震予知のように誤解されたのが残念だ
》
と前置きしながら《
地震は本質的に不確実なもので、何の前触れもなく起きることの方が圧倒的に多い
》
として、改めて《 社会全体で日頃からの備えを再確認するよう
》に訴えました。
平田会長は、2017年、当時の政府・中央防災会議の有識者会議主査として、昭和時代から続いていた、それまでの「地震予知ができる」という前提(予知偏重)で政府が災害対応をすることを180度転換させ、
現在の「地震の発生の予測は困難(確度の高い予知は無理)」とする報告書を取りまとめた人物その人です。
予知は無理であっても、危険が高まっている状態にあるのだとしたら、それを知らずに何もしないより、事前に何らかの準備ができていた方が、はるかに被害は軽減できるのが道理です。
確かに、臨時情報の期間中におけるテレビテロップ等の情報の伝え方や、発表内容についての周知などといった点については反省や改善点もあったかもしれませんが、
状況としては、こういうのは “命あっての物種”
ですから、今回の初の政府による「臨時情報発表」はよくやったと私は評価しております。
残暑厳しく…
さて、
先週のメルマガで、これから涼しく過ごしやすくなる、などと書きましたが、ごめんなさい。
太平洋高気圧の張り出しが続いているため、連日、厳しい残暑となっています。
秋なんて来なさそうなくらいですね。
昨日(9月15日・日曜日)は、九州や関東の広い範囲の全国70地点で「猛暑日(35℃以上)」が観測され、511地点で「真夏日(30℃以上)」となりました。
広島市では観測史上で最も遅い猛暑日の記録更新です。
でも安心してください。
この暑さは、今週の中頃(9月20日〜22日ごろ)まで続く見込みですが、その後は、秋雨前線が本州付近に停滞する影響で、暑さが和らぐとみられています。
しかしながら、台風シーズンで、暖かく湿った空気が流れ込んだり、秋雨前線が停滞する影響で、今度は雨が続くかもしれません。
局地的な雷雨は日常になりつつあり、雨が降り続くようならハザードマップなど確認し、低いところの浸水や土砂災害に注意しましょう。
放生会(ほうじょうえ)
先週9月13日(金曜日)早朝、JR奈良線上狛駅(京都府木津川市)で、信号トラブルで列車が1時間にわたって運休しました。
上下線計の6本が運休、大幅な遅延が5本で、およそ3,000人の足に影響がでたそうです。
運転士が構内の線路を確認したところ、線路を切り替えるポイント(分岐器)に「亀」が挟まっているのが見つかり、ポイントが動かなくなったのがトラブルの原因と判明しました。
さて、
このニュースの翌日9月14日(土曜日)は、ちょうど仏教の法会や神社の神事「放生会(ほうじょうえ)」の祭事が行われました。
放生(ほうじょう)とは、功徳(くどく)を積むために生き物を逃がしてやることの意味で、
放生会(ほうじょうえ)とは、仏教のいう慈悲の実践として、無益な殺生を戒めて、功徳を積むために捕まえた生き物を池や野に放すインド起源の儀式となります。
敏達天皇(572年)や天武天皇(676年)、文武天皇(697年)の時代に放生会の話がでており、聖武天皇(在位724年〜749年)の時代には、すでに、放生をすることで、病を免れて寿命を延ばすと考えられていたそうです。
古来、天皇の勅使が派遣されて行われる国の重要祭典「三勅祭」の一つで、放生川に魚を放ち、生きとし生けるものの平安を願う京都の石清水八幡宮「石清水祭(いわしみず)」の“放生会(石清水放生会、仲秋祭、男山祭、南祭とも呼ぶ)”の行事は
1160年経た今も行われていますし、福岡の博多三大祭りの一つ、筥崎宮の“放生会”の伝統神事もとても有名です。
また、江戸時代の庶民は、この日、物売りから“放し亀”を買っては、すぐ逃がして“善行”をしたのだといいます。
広重の「名所江戸百景」のなかに、紐で縛られ亀が海辺の窓際に吊るされているという有名な“放し亀”の浮世絵が知られていますが、
江戸の庶民にとっては、この頃には、生命を慈しむとかの宗教的儀式といった堅苦しさは感じられず、何だかよくわからない伝統行事としてのイベントの一つのとして溶け込んでいたようにもみえます。
なんとも、茶番とも…自作自演というか…おおらかですね。
…で、先週、京都で発生した放生会の時期のはた迷惑な“亀”による列車停止事件。
“犯人の亀”は、きっと、治療を施された後に、川へと逃がされたのだろうな…、なんて想像を私はしたのですが、
…ポイントに挟まった亀を発見した列車の運転士は「死んだカメ1匹をその場で取り除き…カメは損傷が激しく、大きさや種類は不明」と記事にありましたので、ずいぶんと痛ましい状態だったようです。
京都と放生会と亀、と三拍子そろったものの、結果的に、色々と残念なニュースとなってしまいました。
《 執筆者 》
SEI SHOP(セイショップ)総合プロデューサー
平井敬也(ひらいひろや)
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