サバイバルフーズ販売45年 非常食・防災グッズ・防災の専門店|おかげさまでサバイバルフーズは発売から45周年

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台風で傘が壊れたイメージ

おはようございます。

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※8月8日の南海トラフ地震臨時情報「巨大地震注意」の発表を受け、ご注文(問合せ)がたいへん混み合っております。
ご注文の受付と商品の発送は順次処理しておりますが、配達・お届けまでに、しばらくお時間を頂く場合もございます。
予めご了承願います。(*2024/08/30 14:30 現在)
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東日本大震災と福島第一原発事故から 13年 (4925日) です。

元日の令和6年能登半島地震から 245日 です。

南海トラフ臨時情報「巨大地震注意(8月15日17時に終了)」の初発表から 26日 です。

そして、大地震と大火災により一昼夜で10万人が亡くなった1923年(大正12年)「関東大震災(防災の日=9月1日)」から101年目 の記念月です。

また、今週9月6日(金曜日)は、北海道厚真町で震度7を観測、804人が死傷し、北海道全域300万世帯が全停電(ブラックアウト)した「北海道胆振東部地震(2018年)」から 6年 です。

9月8日(日曜日)は、昨年3000人が亡くなった北アフリカ・モロッコ大地震(M6.8)から 1年 です。

9月という時期は、台風も多く、長雨の季節という意味の「長雨月」や「稲刈り月」などといった由来から別名「長月(ながつき)」とも言われます。

今、猛威を振るっている台風10号も、各地に長雨を降らせています。

今月は、災害を自分事として、各家庭の災害への備えについて、各人が改めて考えてみる機会にされるとよいでしょう。

ノロノロ台風10号

8月22日に発生した当初は、近畿方面を直撃するとみられていましたが、なぜだか進路を西に大きく変えて、ゆっくりと進みながら、8月29日に鹿児島県に上陸し、その後瀬戸内海を進み、8月30日に愛媛県に再上陸しました。

このメルマガは9月1日に書いていますが、9月1日現在は、東海道沖で停滞(ゆっくり東へ進む)しています。

太平洋上の低気圧(寒冷渦)や、日本列島の東の太平洋高気圧や、上空の偏西風(西から東に流れる風)が平年より北寄りに蛇行したことや、偏西風が弱まっている状況などから、台風は時速10キロ前後とほぼ停滞しながら、ふらふらと、ずいぶんと進路が“迷走”しました。

気象庁によると、この偏西風の蛇行には熱帯域の海面水温が大きく影響しているそうで、専門家によると、上空の偏西風が弱まっている、という状況は、地球温暖化による影響の可能性が高いようです。

すると今後も日本付近では、停滞するようにゆっくり進む台風が増えるのかもしれません。

地球温暖化による海水温の上昇で、台風はより強く大きく発達しやすくなりますが、それが、偏西風の弱まりなどによって、日本列島付近で長く停滞すれば、そのぶん影響は長く続くことになります。

気象庁でとくに定められてはいませんが、一般的に、風が強い(暴風・高潮・高波)台風の被害ケースを「風台風」と呼び、今回のように雨を降らせる台風(線状降水帯・集中豪雨・洪水・浸水・土砂崩れ・地すべり)のケースを「雨台風」と呼んだりします。

複数の気象条件が重なることによって被害の様相も大きく変わってくるのでしょうが、今回、台風10号は「雨台風」の様です。

“ノロノロ”と台風の動きが遅いところに、周辺の暖かく湿った水蒸気(暖湿流)が流れ込んだ影響もあって、台風の中心から遠いところに「遠隔豪雨」を降らせました。

台風の西側にあたる九州、四国、中国地方は台風一過となり、天気も回復して晴れ間となっていると思いますが、逆に、台風の東側では、今後も長雨が続くようです。

“ノロノロ台風”という表現はあまり聞いたことがありませんでしたが、こうしたゆっくりした動きの台風は、今までもあって、各地に長雨を降らせています。

このまま台風の勢力が弱まって熱帯低気圧へと変わっても、今後も台風10号による大雨の影響は続く見込みとのこと…。

長雨で低い土地の浸水や河川の増水、氾濫のリスクが高まります。雨が続く地域は、土砂災害、川の増水や氾濫、浸水などに厳重な警戒をしましょう。

禾乃登(か すなわちみのる / こくもつみのる)

昨日 9月1日(日曜日)は七十二候(1年を72に分けた暦)の「 禾乃登(か すなわちみのる) 」でした。

「禾(のぎ)」は稲(いね)や藁(わら)など穀物の総称なので“こくもつみのる”とも読まれたりします。

この日、百穀が成熟するとされ、稲など穀物が実り始める頃となります。

この時期は台風が多く、農家にとっては収穫に大きな被害がでるため、気が抜けずに多忙な月となることから、古くから日本各地では、風をおさめ、豊作を祈る風鎮祭が行われています。

今と逆ですが、19世紀初頭…、

太陽活動が低下し、ニカラグアのコシグイナ火山が大噴火(1835年1月)し、地球の気温が低下し、世界各地で冷害が起こりました。

日本でも天保4年(1833年)、大雨や洪水、冷害が続き大凶作となり「天保の大飢饉(1835年〜1837年)」が東北を襲いました。

この大飢饉の被害を憂いた農業学者・佐藤信淵(1769〜1850)は、天保10年(1839年)、農家の教育本『田畯年中行事』を書き残しました。

そこには―、

《 九月は晩稲(おくて=遅く実る稲)を始めとして諸々の作物が大抵皆熟すべきを以って、漸々(しだい)に穫採り(かりとり)て是を場圃(ほじょう=農地)に取納る(とりおさめる)べし。 …(中略)… 所謂(いわゆる)、粛霜(しゅくそう=厳しい霜)既に下り風気日々に寒冷を催すなれば、温袍(どてら=防寒着)をば予てより(かねてより)全備せしめずんばあるべからず。且(かつ)又(また)寒気に傷むべき草木は悉(ことごと)く閉蔵(へいぞう=収蔵)すべし。 》

と禾乃登の頃に備える農家の心得が述べられています。

水稲を中心にした農業というのは、天候に大きく左右されますので「お天道様には逆らえない」という考え方が古くから日本人にあるようです。ただ…、

いくら自然現象に抗えないといえども、事前にそういう災害もあると知っていれば、それに対処したり備えることは可能だということを佐藤信淵は農家に伝えたかったのかもしれません。孫子の言う「彼(敵)を知り己を知れば百戦殆からず」ということですかね。

江戸時代の防災です。

二百十日(にひゃくとおか)

先週 8月31日(土曜日)は、日本独自の雑節の一つ「二百十日(にひゃくとおか)」です。

立春から数えて210日目という意味で、現在の暦では、9月1日、9月2日頃が「二百十日」ということになります。

“二百十日”は、台風と切っても切れない関係があり、江戸初期の頃から“この日に台風が多い(天候が荒れやすい)”と言い伝えられ、いわゆる農家の「厄日」として恐れられてきました。

一説には、

《 二百十日に大暴風雨が来るので、漁にでない方が良い 》

などと言ったとか言わなかったとかで天文学者・渋川春海(1639〜1715)が提唱したとも伝わっています。

ただ、渋川春海が生れる前の1634年(寛永11年)の文献にも似たような記述があるそうで…、いずれにしても、江戸時代の初期から伝わった気象伝承らしいことがわかっています。

ちょうど、この頃は「禾乃登(七十二候)」の稲の開花期にあたります。強い風が吹くと花粉が散ってしまい、実りも悪くなることから、農家らに「二百十日」を目安に警戒するよう促すことで江戸時代から広まった伝承なのでしょう。

そして、この時期には、農業や漁業の安全を祈願するために各地で風鎮めの儀式や祭事が行われました。

毎年9月1日から3日まで行われる富山県を代表する伝統行事「おわら風の盆(富山県富山市八尾地区)」の盆踊りも、この風鎮めの行事の一つと言われています(諸説ある)。

「おわら」の起源は、江戸時代の元禄期(1688年〜1704年)にさかのぼると伝えられているそうなので、江戸時代初期に創られた「台風への備えの雑節(二百十日)」が、50年ほどのあいだに全国へと広まっていった、と考えると面白いですね。

江戸時代の経済の礎となる“稲(コメ)”という主食の食糧生産のための「二百十日」の伝承だったと考えると、全国的に広まった背景には、きっと江戸幕府の意思も関わっていたのかもしれません。

《 日照年 二百十日の 風を待つ 》山口素堂(1642〜1716)

《 荒れもせで 二百十日の お百姓 》高浜虚子(1874〜1959)

《 盗人潜む 二百十日の 縁の下 》寺田寅彦(1878〜1935)





《 執筆者 》
SEI SHOP(セイショップ)総合プロデューサー
平井敬也(ひらいひろや)

平井敬也

防災士(日本防災士機構登録No.040075)、日本人間工学会会員。
1970(昭和45)年、東京都世田谷区生まれ。神奈川県横浜市在住。日本大学大学院で安全工学・人間工学を専攻。大学院修了後、大手ゲーム製造メーカーに入社、企画開発、PL(製造物責任法)担当や品質管理(ISO9000)に携わる。2001(平成13)年、災害用長期備蓄食〈サバイバル®フーズ〉の輸入卸元、株式会社セイエンタプライズ取締役に就任。阪神淡路大震災で家族が神戸で罹災、日常の防災意識や危機管理の啓蒙普及を企図した無料メールマガジン『週刊防災格言』を07年よりスタート。毎週月曜日に防災格言を発信し続け2万人の読者を得ている。
【書籍】天災人災格言集―災害はあなたにもやってくる! ¥1,650(税込)




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