おはようございます。
東日本大震災と福島第一原発事故から 13年 (4834日) です。
元日の令和6年能登半島地震から 154回目 の朝を迎えました。
本日は「 測量の日(6月3日) 」です。
地図を作成したり、土地の調査などを行うために活用される測量ですが、測量法が1949年(昭和24年)6月3日に公布されたことにちなんで、1989年(平成元年)に「測量の日」として制定された記念日となります。
二十四節気「 芒種(ぼうしゅ)」

明後日の水曜日(6月5日)は、二十四節気の「 芒種(ぼうしゅ)」です。
そして、いよいよ、来週の月曜日(6月10日)には、雑節「 入梅(梅雨入り)」を迎えます。
芒(のぎ)のある穀物や稲・麦など穂のでる穀物の種をまく季節になったことから「芒種」とよばれますが、この芒種の時期は、青い梅の実が黄色く色づきはじめ、紫陽花が咲き、百舌鳥(モズ)が鳴き、虫の蛍(ホタル)も現れ始めます。
ただ、雷雨や降雹(ひょう)、長雨の「五月雨(さみだれ)」が降る時季でもあり、梅雨に入ってくると蒸し暑さも増してきますので、外へお出かけの際には、カバンに雨具を忘れずに用意しましょう!
セイショップでは、日本唯一の傘ソムリエさんの監修のもと、おススメの雨具(日傘・傘)もお取り扱いしています。
【折りたたみ傘(3段折)/FRP製強化骨採用】ストロングアーミー60cm(親骨60cm/重量350g/超撥水加工済)|ブランド:Waterfront(ウォーターフロント)
¥2,750(税込)
風速20mにも耐えられる折りたたみ傘。折りたたみとしては「大きめ」「丈夫な」傘です。
極限まで「軽く」「細く」「小さく」折りたためる傘です。サビに強く鉄の3倍の強度を持つステンレス製強化骨のプレミアムモデルで生地には紫外線対策のUV加工と超撥水が施されています。「UV CUT 90%」なので日傘としても使用いただけます。
遮熱効果の高いシルバーコーティング生地を使用した大きな折りたたみの日傘です。酷暑対策に。
遮熱効果の高いシルバーコーティング生地を使用した雨晴兼用長傘です。酷暑対策に。
傘屋が作った防水スプレー(150ml/日本製/超撥水相当/紳士傘3本~6本コーティング可能)|ブランド:Waterfront(ウォーターフロント)
¥1,320(税込)
速乾15分!傘を長く快適に使う為に、Waterfrontブランドで知られる洋傘専門メーカーが開発した撥水スプレーです。
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また、明日6月4日(火曜日)から一週間は「 歯と口の健康週間(6月4日〜6月10日)」です。
厚労省、文科省、日本歯科医師会などが1958年(昭和33年)から実施している週間です。
もともとは、戦前の「6(む)4(し)」の日の“虫歯予防デー”から発展した記念日で、以前は「歯の衛生週間」と呼んでいましたが、2013年(平成25年)からは、歯と口の健康週間と呼ぶようになったようです。
…さて、
歯と口の健康のお話

震災のストレスや生活環境の悪化などによって体調を崩したり、病気が発症したり、悪化したりした疾患を「震災関連疾患」と呼びます。
そして、これにより亡くなったケースを「災害関連死(震災という特殊な事態がなければ助かった可能性のある死亡)」と総称されています。
ただ余り知られていませんが、実は、統一された「災害関連死」の認定の基準はありません。
災害関連死は、各自治体がそれぞれ独自に判断しています。
大きな災害に限りますが、災害で死亡したと自治体が判断した場合には、ご遺族には災害弔慰金(災害弔慰金の支給等に関する法律による)が支払われることになります。
災害関連死が初めて公的に認定されたのは阪神・淡路大震災(1995年)での921人が最初でした。
阪神・淡路大震災の全死者6,434人のうち、家屋の倒壊による圧死や窒息死などの「直接死」は5,513人で、残りの921人(14%)は内閣府の資料によると、震災に関連した肺炎、脳卒中、心筋梗塞などによる死亡とされています。
大地震を生き延びたにもかかわらず、その後わずか2ヶ月ほどの間に900人を超える命が失われました。
この阪神・淡路大震災(1995年)以降、新潟県中越地震(2004年)、東日本大震災(2011年)、熊本地震(2016年)と大規模災害を経験するなかで、震災を生き残った後に亡くなるケース「震災関連死」の問題が新たに注目されるようになりました。
そして、これらの震災関連死は、避難所生活や自宅避難生活のなか、適切な保健指導があれば“避けることができた”ものも少なくなかったのではないか…と考えられるようになってきました。
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水道が断水する災害時には、口腔ケアなど歯磨きもできず、偏った食事で栄養も足りず(食事がお菓子や炭水化物に偏ったりする)、とくに生活環境が大きく変わる避難所での長期避難中には、体調を崩したり、歯周病が悪化する人や、虫歯になる人などが続出することが知られてきました。
実際に、今から13年前の東日本大震災では、震災後に長期避難を余儀なくされた福島県では、虫歯の子どもの割合が、47都道府県で断トツの1位となったことが知られています。
全国平均47.34%を大幅に上回まわる65.5%の子どもが虫歯になったそうです。
※新聞記事「6歳児の虫歯…全国最悪 長期避難などで生活環境に変化か」 (福島民友新聞 2016.03.08付)
https://www.minyu-net.com/news/sinsai/serial/0400/12/FM20160308-056901.php
震災後、避難所などでは、肺炎や脳梗塞が急増することも知られており、6,434人が亡くなった阪神・淡路大震災(1995年)による災害関連死者(921人)のうち約4分の1(223人=24%)の死因が“肺炎”と報告されています。
これが誤嚥性肺炎だったかまでは記録がありませんが、医療従事者らは、阪神・淡路大震災での肺炎が、もし誤嚥性肺炎であったとしたら口腔ケアで防げたのではないかと考えました。
誤嚥性肺炎(ごえんせいはいえん)は“口腔内の細菌を唾液や食べ物などと一緒に誤嚥(吸引)してしまうことで発生する肺炎”です。
長期の避難所生活は、とくに高齢者の体力の低下をもたらし誤嚥を誘発することになり、また、精神的ストレスなどによる免疫力の低下は、身体の抵抗力を弱め、肺炎を発症しやすくすると考えられています。
※関連論文 > 東京医科歯科大学など研究班「大規模災害時の口腔ケアに関する報告集」(2009年)
http://jsdphd.umin.jp/pdf/nkkk/oralcare.pdf
その後、東日本大震災(2011年)では、とくに高齢者が肺炎(誤嚥性肺炎など)を引き起こす事例が多く報告され、これらの肺炎の要因の一つとして、災害後の「口腔ケア不足」が言及されることになりました。
今では、高齢者の肺炎(誤嚥性肺炎)対策として、口腔衛生状態を改善する「口腔ケア」が実施されてもいます。
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虫歯や病気は、ともすると、一生の問題です。
私どもセイショップでは、常日頃から災害時までの口腔ケアのため、少しの水と、光触媒の効果により、歯をつるつるに磨ける災害用歯ブラシ「ソラデー」を取り扱っています。
「ソラデー」は、断水時などの災害時にも、少量の水と光触媒で口腔内の抗菌効果が期待できます。
災害用歯ブラシ「ソラデー5」
(持ち運び用ポーチ付き)
全4色
¥2,970(税込)
災害用ハミガキ「ソラデー」は、光と水で歯を磨く画期的な歯ブラシです。チタンから生ずるマイナスイオン効果により、水だけで虫歯菌(ミュータンス菌)を減らすことができます。旅行や外出など普段から持ち運んでお使いいただけます。
◆執筆者
SEI SHOP(セイショップ)総合プロデューサー
平井敬也(ひらい ひろや)
防災士(日本防災士機構登録No.040075)、日本人間工学会会員。
1970(昭和45)年、東京都世田谷区生まれ。神奈川県横浜市在住。日本大学大学院で安全工学・人間工学を専攻。大学院修了後、大手ゲーム製造メーカーに入社、企画開発、PL(製造物責任法)担当や品質管理(ISO9000)に携わる。2001(平成13)年、災害用長期備蓄食〈サバイバル®フーズ〉の輸入卸元、株式会社セイエンタプライズ取締役に就任。阪神淡路大震災で家族が神戸で罹災、日常の防災意識や危機管理の啓蒙普及を企図した無料メールマガジン『週刊防災格言』を07年よりスタート。毎週月曜日に防災格言を発信し続け2万人の読者を得ている。
【書籍】天災人災格言集―災害はあなたにもやってくる! ¥1,650(税込)
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