おはようございます。
東日本大震災(2011年)からまもなく12年(震災から今日で4,561日目)、関東大震災(1923年)から 100年 がたちました。
また、今週の水曜日(9月6日)は、北海道全域の約295万戸が停電した北海道胆振東部地震(2018年)から5年です。
毎年9月1日は関東大震災の発生した「 防災の日 」の記念日で、8月30日から9月5日までの期間は「 防災週間 」とされています。
そして、毎年9月は、各家庭が防災対策を考える「 防災月間 」となります。
この防災月間を使って、家族と防災について話したり、食糧や水の備蓄を増やしたり、とご家庭の対策の充実をはかっていきましょう!
セイショップでは、まずは基本の備えとして、食糧・水・トイレ対策+電気をおススメしています。
食糧のおススメ
省スペースに保管できる美味しい料理・賞味期限25年の備蓄食糧
[大缶] バラエティセット(6缶詰合/クラッカーx2
チキンシチューx1 野菜シチューx1 とり雑炊x1
えび雑炊x1)[6缶セット]
¥49,248(税込)
賞味期限25年のサバイバルフーズの人気メニューが1箱に入ったおいしい非常食のセットです。
保存水のおススメ
15年保存できるペットボトル保存水(日本100名水の天然水)
国内最長15年保存水《カムイワッカ麗水15年》
2L×6本/箱
¥4,990(税込)
賞味期限25年の北海道の羊蹄山より真狩村に湧き出る各種ミネラル成分をバランスよく含んだ天然水(軟水)です。
湧水時点で完全無菌状態の原水を濾過し、UV殺菌、加熱殺菌後に特殊充填方式によりボトリングし、その水質の良さと、保存性の良い容器・キャップを採用することで賞味期限は製造日より15年となっています。災害に備えた保存水としてもご利用できます。
トイレ対策のおススメ
断水時にもいつも使っている自宅トイレを使う、という考え方を!
ほっ!トイレタブレット(100袋入り)+処理ビニール袋110枚付き
¥27,500(税込)
災害用トイレではこれまでになかったタブレット状の薬剤。前もって敷いておけるので、排便後は、すぐにビニール袋の口を縛り廃棄するだけ。画期的な世界初の商品です。震災時の不便な状況でも簡単・快適に使用できます。
電源のおススメ
命綱となるスマホの充電用や様々な家電の無停電電源に使える
もしものときも、家の電気を支えてくれる家庭用ポータブル電源。 大容量の長寿命バッテリーで、緊急時に備えて常にフル充電で待機。一家に一台、常備しておきたい、これからの新しい必需品です。
さて、
ある日突然に襲ってくる大災害への備えの考え方では、一般的に、つぎの3つの柱があります。
「自助(じじょ)」
…自分と家族の身は自分たちで守るという意識
「共助(きょうじょ)」
…地域やコミュニティなど近隣や周囲の人たちと協力して助け合う、自分たちの地域は自分たちで守るという考え方
「公助(こうじょ)」
…行政、消防、警察、自衛隊など公的機関による救助・援助(ただし、救助・援助する側の人も同じ被災者になります。大きな災害になればなるほど、公的援助の人手も足りません)
そして、実際の「防災」の現場では、この3つが連携することで大きな効果を発揮しますので、「自助」、「共助」、「公助」の連携が不可欠ですが、
私たち一人ひとりにできることは、「自助」と「共助」になります。
多くの地震災害では、揺れにより家が倒壊し、家具の落下や転倒でケガをしたり、揺れてから短時間で津波が押し寄せたりします。
こうした災害直後の刻々と混乱する状況下では、自分で自分を守る「自助」が、一番大切で、最大の対策になります。
いつ襲ってくるか分からない危機(広域災害)では、一人ひとりが、「自分の身は自分で守る」「自分たちの地域は自分たちで守る」という考えを持ち、平和な今、災害に備えておくことが重要です。
災害後に慌てて準備しても物資は買えません。
だから、平和な時に先に備えておく(備蓄等)、が大切なんですね。
ではどうやって、自分の身を守るのか?
「防災対策」は、一般的に、住んでいる場所によって異なります。
災害は、お住いの環境によって、被害の様相が大きく変わるからです。
例えば、同じ「大地震」による災害であっても、地震のおこった時期や、場所などの諸条件で、被害はまったく変わってきます。
関東大震災(1923年9月1日)の10万人を超える死者の9割は焼死で、地震直後の「大火災」によるものでした。
神戸を襲った阪神淡路大震災(1995年1月17日)では、亡くなられた方の8割が、大きな揺れで「木造家屋が倒壊」に巻き込まれたものでした。
そして、東日本大震災(2011年3月11日)では9割の方々が、地震直後の「大津波」でお亡くなりになられました。
例えば、“都市部”に住んでいる人は、災害が起こると様々な物資の不足が起こりますし、大きな地震の場合には道路が封鎖されて身動きが取れなくなり、帰宅困難者となることも考えられます。
“山沿い”であれば、土砂崩れはもちろん、火山噴火への対策も心配します。
“川沿い”に住んでいる人は、水が必ず高いところから低いところに流れる(溜まる)ことを憶えていなければいけません。
同じマンションに住んでいても、停電でエレベーターが使えず階段を昇り降りを余儀なくされた状況下では、マンション低層階に住んでいる住人、高層階に住んでいる住人とでは、それぞれの被災後の状況は違ってきます。
災害で被災するといっても、その被害の様子は、とてもパーソナルなものなのです。
だから、防災対策で一番大切な「自助」というのは、自分で自分の住環境などを考えたうえで、自ら準備をしなければならないということになります。
…面倒くさい、ですよね。
でも、よく分からないから何もしない(思考停止)ではなく、何か備えをしておきましょう。
よく、防災は保険と似ていると言われます。
備え準備している人と、何もしていない人では、もしもの際に、確実に格差が生まれるのです。
まずは、どんな環境であっても変わらない対策として、基本の対策で以下の四つをおススメしています。
(1)食べ物(食糧の確保)
どんな状況でも食事は大切です。美味しい食事や栄養は災害時の健康とストレス軽減に大きく役立つでしょう。
(2)飲料水や生活用水の確保
水は生活を続けるためにとても大切です。
(3)トイレの処理方法の確保
断水すると水洗トイレは使えません。
そして災害時にゴミ処理業者も何日も止まります。
ゴミ処理や衛生問題、トイレの匂いの問題は考えておくと良いでしょう。
(4)プラスαとして電気の確保
情報端末のスマートフォンはもしもの際の命綱にもなります。
必ずしも電気が必要とはいえませんが、現代生活には電力は欠かせませんので、電気があるとたいへん便利です。
上記の四つは、それぞれ、非常食や保存水、専用の防災グッズを必ず揃えないといけないわけではありません。
昨今話題のローリングストック(日用品を多めに買う買い溜め)や、家庭菜園したり、井戸を掘ったり、浄水器を使ったり、などなどこれらの解決方法は複数考えられるでしょう。
でも、災害は毎回被害の状況が異なるもので、それほど解決方法は単純明快ではありません。
だから、複数の対策が考えられるならば、できうる限り、複数の方法で対策をするとよいでしょう。
分散して対策を行えば、もしも一つがダメになっても、どれか一つは残るので、安全率は高まるからです。
個人的には、非常食や保存水などの専用の防災用品を確保し、同時に、他の方法(例えば普段から水道水を貯めておく、カップ麺とかの日用品をローリングストックするなど)を併用するのが望ましいとお答えしています。
今月は「自助」について考えてみてはいかがでしょうか?
備えの考え方のポイントとしては、災害時になっても、今の暮らしをどれだけ維持することができるか、と考えることです。
セイショップ(SEISHOP)では、災害時も今の生活を維持できる道具類をご紹介しています。
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◆執筆者
SEI SHOP(セイショップ)総合プロデューサー
平井敬也(ひらい ひろや)
防災士(日本防災士機構登録No.040075)、日本人間工学会会員。
1970(昭和45)年、東京都世田谷区生まれ。神奈川県横浜市在住。日本大学大学院で安全工学・人間工学を専攻。大学院修了後、大手ゲーム製造メーカーに入社、企画開発、PL(製造物責任法)担当や品質管理(ISO9000)に携わる。2001(平成13)年、災害用長期備蓄食〈サバイバル®フーズ〉の輸入卸元、株式会社セイエンタプライズ取締役に就任。阪神淡路大震災で家族が神戸で罹災、日常の防災意識や危機管理の啓蒙普及を企図した無料メールマガジン『週刊防災格言』を07年よりスタート。毎週月曜日に防災格言を発信し続け2万人の読者を得ている。
【書籍】天災人災格言集―災害はあなたにもやってくる! ¥1,650(税込)