おはようございます。
先月7月28日(火曜日)に九州を襲った震度7の地震「 令和8年熊本地震(M7.1) 」から 1か月 (42日目) です。
2024年1月1日の「 令和6年能登半島地震(M7.6) 」から 2年8か月 (981日目) です。
2011年3月11日の「 東日本大震災(M9.1) 」と「 福島第一原発事故 」から 15年6か月 (5660日目) を迎えました。
2016年4月14日と4月16日の2日間に震度7が2度襲った「 熊本地震(M6.5、M7.3 死者275人、重軽傷者2,739人) 」から 10年 (3799日目) です。
1995年1月17日の「 阪神・淡路大震災(M7.3 死者6,437人、重軽傷者43,792人) 」から 31年 (11557日目) です。
米国とイスラエルによる対イラン攻撃(2月28日)から、6か月 (192日目) です。
白露を迎えても続く残暑
本日9月7日(月曜日)。
暦の上では、草花に白い朝露が宿り始める頃を指す二十四節気「白露(はくろ)」を迎えました。
日中はまだ夏の名残が強く感じられるものの、朝夕には涼しい風が吹き始め、少しずつ秋の気配も漂う季節です。
ただ近年は、白露を迎えても最高気温30℃以上の真夏日が続き、ときには35℃を超える猛暑日となることも珍しくありません。
こうした、秋になってもなお続く厳しい暑さを「残暑」といい、俳句の世界では「秋暑(しゅうしょ)」「秋暑し(あきあつし)」などの秋の季語でも表現されます。
《 荻の葉に ひらひら残る 暑哉 》小林一茶(1763〜1827)
《 未だ秋の 句にもならざる 残暑哉 》寺田寅彦(1878〜1935)
《 藁帽の 縁ぼろぼろに 秋暑し 》寺田寅彦(1878〜1935)
9月になっても終わらない危険な暑さ
気象庁は先週9月3日(木曜日)、「高温に関する全般気象情報」を発表しました。
それによると、東北から九州にかけての広い範囲で、9月9日頃から17日頃にかけて、この時期としては「10年に1度程度」しか起きないような著しい高温となる可能性があるとしています。
今年は各地で猛暑が続いていますが、9月に入っても夏はまだ終わりそうにありません。
高気圧に覆われて晴れる日が多く、暖かい空気も流れ込みやすいため、最高気温30℃以上の真夏日が続く見込みです。地域によっては35℃以上の猛暑日となる可能性もあります。
東京都心では、これまで最も遅い猛暑日の記録が2024年9月18日となっています。今年もそれに匹敵する、あるいは更新するような暑さとなるかもしれません。
9月は「もう夏ではない」という意識から警戒が緩みやすい時期ですが、熱中症のリスクは依然として高い状態が続いています。
台風や秋雨前線による大雨への備えとともに、水分補給や適切なエアコンの使用、十分な休息など、真夏と同じ熱中症対策を継続することが大切です。
※気象庁 > 気象庁防災速報
https://www.jma.go.jp/bosai/information/#area_type=japan
※気象庁 > 早期天候情報
https://www.data.jma.go.jp/cpd/souten/?reg_no=0&elem=temp
※気象庁 > 2週間気温予報
https://www.data.jma.go.jp/cpd/twoweek/
異例の事態 インフルエンザが夏に流行中
厚生労働省は8月28日、全国のインフルエンザ患者数が流行開始の目安を超えたとして、全国的な流行シーズン入りを発表しました。
8月中の流行入りは極めて異例で、感染症法に基づく現在の調査が始まった1999年以降では、新型インフルエンザが流行した2009年に次ぐ2番目の早さだったといいます。
その後も患者数は増加を続け、9月4日に公表された8月24日から30日のデータでは、定点あたり患者数が前週の1.11人から1.76人へ増加しました。わずか1週間で約1.6倍です。
では、なぜ真夏にインフルエンザが流行したのでしょうか。
厚生労働省は現時点で明確な原因は不明としていますが、専門家の間ではいくつかの要因が指摘されています。
最も有力なのは、冬を迎えている南半球からのウイルス流入です。
オーストラリアやニュージーランドなどでは現在がインフルエンザ流行期にあたり、インバウンド客や海外渡航の増加によって、人とともにウイルスも国境を越えて移動した可能性があると考えられています。
また、コロナ禍後に人の移動や接触機会が増えたことや、インフルエンザへの曝露機会が減ったことで生じた「免疫ギャップ」も一因として指摘されています。
インフルエンザは「冬の病気」という印象がありますが、近年は季節性が変化しつつあります。
症状があるときは外出を控え、マスク、手洗いや換気など基本的な感染対策を心掛けたいものです。
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マスクの用途は、感染症対策、火山噴火(降灰)対策、地震後の粉じん対策、火災時の煙・煤(すす)対策、原子力災害時の防護等のほか、災害後の悪臭対策、避難時の防寒・乾燥対策など多岐にわたります。
特に災害後は衛生環境が悪化し、しかも避難所には人が密集しやすく、感染症が広がりやすいため、備蓄品としてマスクが重要視されます。
また、罹患した家族の世話や看病をする者が感染しないために、とても重要なアイテムになります。
停滞する秋雨前線を台風が刺激した大雨(長雨)
そして現在、各地で警報級の大雨も続いています。
この時期の大雨災害は、台風が直接上陸した場合だけでなく、日本付近に停滞する秋雨前線が台風によって活発化することで発生することがあります。
先週9月1日に発生した台風24号(クロヴァン)は、沖縄・奄美周辺で複雑な進路をたどりながら、南の海上から暖かく湿った空気を秋雨前線へ送り込み続けました。
その結果、本州付近に停滞する前線の活動が活発化し、九州から東日本にかけて広い範囲で長雨となっています。
今回は線状降水帯のような短時間の豪雨だけでなく、「長期間降り続く雨」が特徴です。
雨量が積み重なることで地盤が緩み、河川水位も高い状態が続くため、総雨量の増加に注意が必要となっています。
台風は必ずしも上陸しなくても災害をもたらします。
遠く離れた海上にあっても、秋雨前線へ大量の水蒸気を送り込むことで、列島各地に広域的な豪雨を発生させることがあるのです。
1965年9月の「奥越豪雨」
今回のように、停滞する秋雨前線が台風によって活発化した事例として知られるのが、1965年(昭和40年)9月の「奥越豪雨(おくえつごうう)」です。
当時も本州付近に秋雨前線が停滞する中、台風23号と台風24号が相次いで接近・上陸し、福井県や岐阜県では総雨量1000ミリを超える記録的な豪雨となりました。
福井県東部では、9月14日の日雨量が844ミリ、36時間雨量は1044ミリを記録しています。
わずか1週間ほどの間に台風と豪雨が繰り返し襲来し、大きな被害をもたらしました。
秋雨前線と台風が組み合わさることで、極めて大規模な豪雨災害が発生することを示す代表的な事例です。
今年の秋は「残暑」と「大雨」の両方に注意
気象庁の1か月予報では、9月いっぱいは全国的に気温が平年より高く、厳しい残暑が続く見込みです。
一方で、関東甲信など東日本や、西日本太平洋側では降水量が平年より多くなる予想となっています。
ただし、「降水量が多い」という予報は、毎日のように雨が降り続くことを意味するわけではありません。
秋雨前線や台風の影響によって、短期間にまとまった雨が降り、月全体の雨量を押し上げる可能性が高いということです。
さらに、今年は日本だけでなく世界各地でも豪雨災害が相次いでいます。
千葉豪雨、北陸豪雨、北海道豪雨、青森豪雨に加え、中国南部の洪水やネパール・中国チベット国境の洪水など、国内外で大規模な水害が続いています。
世界気象機関(WMO)は2026年について、「記録的な高温と極端気象が続く年」と位置付けています。
今秋は強いエルニーニョ現象の発達に加え、インド洋ダイポールモード現象(IOD)の影響も予想されており、世界各地で降水パターンが大きく変化する可能性があります。
一般に気温が1℃上昇すると、大気中の水蒸気量は約7%増えるとされていますが、暖かく湿った空気は豪雨のエネルギー源となるため、地球温暖化が進むほど短時間強雨や線状降水帯による豪雨は発生しやすくなります。
白露を迎え、季節は確かに秋へ向かっています。
しかし今年は、残暑と豪雨という二つのリスクが同時に続く秋になりそうです。
暑さへの備えと、大雨への備え。その両方を意識しながら、本格的な秋の訪れを待ちたいものです。
※気象庁 > 向こう1か月の天候の見通し
https://www.data.jma.go.jp/cpd/longfcst/kaisetsu/
※WMO(世界気象機関)> 2026年9〜11月季節予報 (2026.09.03)
https://public.wmo.int/resources/publication-series/global-seasonal-climate-updates/gscu-son2026
《 執筆者 》
SEI SHOP(セイショップ)総合プロデューサー
平井敬也(ひらいひろや)
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