おはようございます。
2024年1月1日の「 令和6年能登半島地震(M7.6) 」から 2年4か月 (868日) が過ぎました。
2011年3月11日の「 東日本大震災(M9.1) 」と「 福島第一原発事故 」から 15年 (5548日) を迎えました。
2016年4月14日と4月16日の2日間に震度7が2度襲った「 熊本地震(M6.5、M7.3 死者275人、重軽傷者2,739人) 」から 10年 です。
1995年1月17日の「 阪神・淡路大震災(M7.3 死者6,437人、重軽傷者43,792人) 」から 31年 です。
米国とイスラエルによる対イラン攻撃(2月28日)から、本日で 2か月半 (80日) が経過しました。
…さて、先日、5月15日(土曜日)午後8時22分ごろ、宮城県沖を震源とするマグニチュード6.4の地震があり、宮城県北部や中部で震度5弱、宮城県北部では長周期地震動階級3の揺れが観測されました。
気象庁によると、震源の深さは46km、太平洋プレートと陸のプレートの境界で発生した逆断層型の地震で、発生の規模から今回の地震は、北海道・三陸沖後発地震注意情報の発表基準に該当する地震ではないとしています。
過去の事例では、比較的大きな地震の発生後に、同程度の地震が発生する割合が1割〜2割程度あること、また、特に今後2〜3日程度は、規模の大きな地震が発生することが多くあることから、気象庁では、揺れの強かった地域では、1週間程度は最大震度5弱程度の地震に注意するよう呼びかけています。
衣替え(ころもがえ)=旧暦4月1日
昨日5月17日(日曜日)は、旧暦の 4月1日 にあたります。
衣替えの習慣は、平安時代の宮中の年中行事「更衣(ころもがえ)」が起源とされます。
当時は旧暦の四月と十月の朔日(ついたち)、つまり 4月1日と 10月1日 に行われ、衣服のほか、室内の装飾や調度品も入れ替えていました。現在では、6月1日 と 10月1日 にするのが一般的なようです。
《 人にやゝ おくれて衣 更へにけり 》高橋淡路女(1890〜1955)
《 としとへば 片手出す子や 更衣 》小林一茶 (1763〜1827)
《 一つ脱いで 後に負ひぬ 更衣 》松尾芭蕉(1644〜1694 *笈の小文)
ゲリラ雷雨/ゲリラ豪雨で冠水被害も…
このところ日本列島は、移動性高気圧に覆われて、全国的に晴れ間が広がり、昼間は初夏のような陽気が続いています。
こうした移動性高気圧があるときには、下降気流といって上空から空気が下りてくるため、空気が圧縮されて暖かくなり、結果として雲が蒸発して消え、言うなれば「雲ができにくい状態」となります。空気が下りてくるので湿度が低く(乾燥しやすいので火災も多い)、雲が少ないので日射が強く、風も比較的弱いので、昼温かく、夜は放射冷却が効きやすいため涼しくなります。
湿気も少なく、朝晩はひんやりと過ごしやすいのが、この時期の特徴ですが、そうしたなか、すでに半袖Tシャツ姿の人も町でお見かけします。
ただ、この時期は油断できません。
ときおり低気圧の接近や前線に伴う湿った空気の流れ込み、さらに強い日差しによって地表付近が暖まる一方、上空には冬の名残の寒気が入り込み、上下の寒暖差が大きくなることで、積乱雲が発達し、局地的に急な天気の崩れをもたらします。
このような積乱雲の発達による局地的な大雨は、報道では“ゲリラ雷雨”あるいは“ゲリラ豪雨”などと呼ばれます。
なお、これはあくまで俗称で、正式には気象庁の用語では「局地的大雨」や「短時間強雨」というようです。
―――先週5月13日(水曜日)、14日(木曜日)。
東日本から西日本の広い範囲で大気の状態が非常に不安定になり、列島各地で局地的なゲリラ雷雨となりました。
ところにより、雹(ひょう)や突風を伴う豪雨となり、冠水などの被害もでています。
13日は、大阪や兵庫、福島など東海から近畿地方や東北南部などを中心にゲリラ雷雨となり、翌14日も名古屋や横浜など東北から九州の所々でゲリラ雷雨がみられました。
神奈川県横浜市内の各所では、時間雨量で80ミリを超えるような非常に激しいゲリラ雷雨となり、一時、約1万500軒が停電となったそうです。
東京都内や、同じ横浜市内でも西区や緑区などではほとんど雨が降っていないのに、横浜南部の戸塚区、保土ヶ谷区、栄区などでは嵐のような風と雷雨と雹が降り、道路の冠水のほか、警察には落雷に関連するとみられる信号停電や火災の通報も相次ぎました。
まさに“局地的”です。
… … … … … …
さて、ゲリラ雷雨は、日本付近の上空に冷たい寒気(約5000メートルで−15℃前後)が流入し、日中に地上気温が25℃〜30℃程度まで上昇すると、上下の温度差が拡大して大気の状態が不安定になり、発生しやすくなります。
地表で暖められた空気は軽くなって上昇し、そこへ南からの湿った空気が加わることで強い上昇気流が生じ、積乱雲は急速に発達します。その結果、雷や突風、激しい雨を伴う局地的な雷雨となるのです。
さらに、このような雷雨では、上空の冷たい空気が一気に地表に流れ込むため、気温が急激に低下します。
一般的には5℃〜10℃程度、強い場合には10℃以上下がることもあり、つい先ほどまでの暑さが、急に肌寒さへと変わることも珍しくありません。
ゲリラ雷雨は真夏(7月〜9月)に多い現象ですが、上空に寒気が入りやすいこの5月も発生しやすく、降雹や落雷などを伴うケースが増えてきます。
日中の陽気に誘われて軽装で外出しても、ひとたび雷雨に遭えば、一気に気温が下がって寒く感じることもあります。
せっかくの半袖Tシャツも、夕立ひとつで――「少し早すぎたかな」と感じる一日になるのやもしれませんね。
せめて、折りたたみ傘を1本、カバンに入れてお出かけください。
セイショップでは、強風に強く(風速30m/sでも壊れにくい構造)、紫外線にも強く(日傘として最高基準のUPF50+相当)、しかも値段も驚くほどお安いという「コスパ最強レベル」の晴雨兼用折りたたみ傘を取り扱っています。
傘は消耗品です。どんなに高級な傘でも性能が5年持ちません。
すると2年、3年で買い替えすることを踏まえるのが良いため、雨具については性能の他に“コスパ”も大事な要素となります。
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これから“蒸し暑さ”は増していく
先週から日本各地で今年初の「真夏日(日中30℃以上)」の観測が続出しています。
今年さらに暑くなって、衣替えの時期も早まるかもしれませんね。
気象庁は先週5月14日(木曜日)、最新の1か月予報を発表しました。
全体として暖かい空気に覆われやすく、全国的に気温は平年より高くなる予想です。
とくに前半は北・東・西日本、また沖縄・奄美では2週目にかけて、かなり高温となる可能性があるようです。
一方で東日本と西日本では、前線や湿った空気の影響を受けやすく、降水量は平年並か多く、日照時間はやや少なめと予想されています。晴天が長続きしにくく、曇りや雨の日が増える傾向のようです。
沖縄・奄美はこれとは対照的に、期間前半を中心に前線の影響を受けにくく、降水量は少なく日照時間は多めとなる見込みで、比較的安定した天候が続きそうです。
総じて見ると、全国的には「暑さが先行しつつ、東・西日本ではすっきりしない天気が続く」という1か月になりそうです。
気温の高さに加えて湿度も上がりやすいため、体感的には蒸し暑さが増していく点に注意が必要です。
熱中症対策を万全にしてお過ごしください。
※気象庁 > 向こう1か月の天候の見通し:全国(5/16〜6/15)
https://www.data.jma.go.jp/cpd/longfcst/kaisetsu/
エルニーニョ警報、今年の夏は酷暑か?
今年4月、気象庁は、最高気温40℃以上の日を「酷暑日」と決定しましたが、そこで心配なのは、エルニーニョ現象の行方です。
エルニーニョ現象が発生すると、太平洋(赤道域)の海面水温が平年より高くなり、世界中で冷夏や暖冬、豪雨や干ばつなどの異常気象が起こり、これが世界の食料生産やエネルギー価格にも大きな影響をもたらすとされます。
これまでに発生したエルニーニョの影響は、日本では、長雨、大型台風、極端な豪雨が増加し、異常気象による大規模災害の発生やコメ不足などが起きてきました。
そして、最近では「猛暑」です。
かつては「エルニーニョ現象=冷夏」とされてきましたが、近年は事情が異なります。
地球温暖化による気温の底上げに加え、太平洋全体の海水温の上昇や大気の流れの影響が重なることで、エルニーニョの発生した年でも猛暑となるケースが増えています。
地球温暖化は“極端な気象現象”を起こしやすいことが知られていますが、これは地球温暖化によって海面水温の高い状態が続くことから、その結果、海から温室効果ガスの水蒸気(大気)が放出されるため、むしろ地球の気温は下がらず、上がる方向に働くからだ、と考えられています。
事実、2023年に発生したエルニーニョは、日本で記録的高温が観測される夏となりました。
そして、このエルニーニョが、今回の気象庁予測(5月12日)では、今夏までに「90%」の確率で、アメリカ海洋大気局(NOAA)の予測(4月9日、14日)でも「5月から7月までに82%」の確率で発生するだろうとされました。
背景には、太平洋の暖水が東に広がりつつあり、それがさらに大気と相互作用して海面水温を押し上げるという“自己強化的なメカニズム”が想定されているためです。
そして、さらに心配なのが、今年は10年に1度とされる「スーパーエルニーニョ」となる可能性があると、警告されています。
※気象庁 > 最高気温が40℃以上の日の名称を「酷暑日」に決定(2026年4月17日発表)
https://www.jma.go.jp/jma/press/2604/17a/20260417_40degree_name.pdf
※気象庁 > エルニーニョ監視速報(No.404)2026年4月の実況と2026年5月〜2026年11月の見通し
https://www.data.jma.go.jp/cpd/elnino/kanshi_joho/kanshi_joho1.html
秋から冬に「スーパーエルニーニョ」の可能性が高まる
太平洋の海面水温が急速に上昇し、2026年はエルニーニョが早い段階で発生し、そのまま秋から冬にかけて強まって「スーパーエルニーニョ」に発達する可能性が現実味を帯びています。
エルニーニョ発生について各国機関の予測はほぼ一致しているようで、夏までに発生する確率は80〜90%と極めて高く、さらに“非常に強い”規模に達する可能性が指摘されています。
アメリカ海洋大気局(NOAA)は、スーパーエルニーニョの確率を37%まで引き上げました。そして、分析されたコンピュータモデルの中には“史上最強級”に達する可能性を示したシミュレーションもあったようです。
一方で、現時点の予測には不確実性も残るとされています。
「強くなる可能性は高いが断定はできない」というのが専門家の共通認識のようです。
エルニーニョは大気循環を変え、世界各地で豪雨と干ばつを同時に引き起こしますが、この強度が増せば、熱波や洪水、山火事リスクなど極端な現象が広範囲で起きやすくなります。
とくに農業への打撃は大きく、主要穀物の生産地に影響が及び、世界の農地の広い範囲で収量低下が同時発生することになります。
さらに重要なのは、地球全体の気温を押し上げる効果です。
海に蓄えられた熱が大気へ放出されるため、エルニーニョが発生した年から翌年にかけて、世界の平均気温が上昇しやすくなるといいます。
そして、もし強いエルニーニョが続けば、2026〜2027年には観測史上最高の気温が更新される可能性も指摘されています。
日本でも、長雨や大型台風、線状降水帯の発生などの風水害リスクの更なる増大も懸念されています。
重要なのは、すでに「予測」と言う段階と言うよりも、ほぼ確実に発生するであろうエルニーニョが、今後はどこまで強大化するのか、というリスクにあります。
もしスーパークラスに達すれば、気温、食料、水資源、防災といったあらゆる分野に影響が連鎖する可能性があります。
これまで防災と言えば、大地震やスーパー台風・大水害などのいわゆる大規模災害への「備え」とされましたが、これからは“気候変化に備える”時代なのかもしれません。
※NATIONAL GEOGRAPHIC > 2026年に「スーパーエルニーニョ」の可能性、NOAAが予測(2026.04.14)
https://natgeo.nikkeibp.co.jp/atcl/news/26/041400205/
※CNN > エルニーニョ現象、想定より早く発生する確率高まる 史上最強の可能性も(2026.05.15)
https://www.cnn.co.jp/fringe/35247555.html
なお、エルニーニョやスーパーエルニーニョ現象については、過去のコラムでも取り上げていますので、興味がありましたらそちらも参考にしてください。
※エルニーニョの関連コラム
・スーパーエルニーニョ現象と食糧安保を考える(2023.12.11)
・“異常気象”が世界のトレンドです。(2023.07.24)
・「30年に1度」って何だろうか?(2026.02.23)
・春なれど寒し、寒気居座り列島大雪に(2025.02.10)
・猛暑日(35℃以上)301地点で観測(史上最多を更新)(2024.08.05)
・夏の土用、鰻(ウナギ)の蒲焼と食の安全(2024.07.15)
・「大雨注意報」と「洪水注意報」と青森県「百沢土石流災害(1975年)」(2023.08.07)
《 執筆者 》
SEI SHOP(セイショップ)総合プロデューサー
平井敬也(ひらいひろや)
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