サバイバルフーズ販売45年 非常食・防災グッズ・防災の専門店|おかげさまでサバイバルフーズは発売から45周年

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セイエンタプライズ2026年賀状

明けましておめでとうございます。

本年も セイショップ と サバイバルフーズ をご愛顧頂きますよう宜しくお願いいたします。

本日(1月5日)より年始営業スタートです。
(年末年始のご注文の処理に暫らくお時間を頂きます。)

本日で、2011年3月11日の東日本大震災(M9.1)と福島第一原発事故から 14年(5415日)です。

2024年1月1日の令和6年能登半島地震(M7.6)から2年(735日)です。

1995年(平成7年)1月17日の阪神・淡路大震災(死者6,437人、重軽傷者43,792人)から 30年 です。

能登半島地震(2024年1月1日)から2年

元日にこれほど大きな地震災害(M7級・最大震度7)が発生した例は、私が知る限り歴史上初めての出来事でした。

2024年(令和6年)1月1日の能登半島地震と2024年9月の奥能登豪雨の災害では704人の尊い命が失われています。

震災による死者・行方不明者は700人(うち災害関連死者470人:石川県684人、富山県8人、新潟県6人)、重軽症者1,407人(重傷427人、軽傷980人)、住家被害165,563棟(全壊6,537棟、半壊23,703棟)を数えました。(※2025年12月25日現在)

停電は石川県内(北陸電力管内)に集中し、石川県内の最大停電戸数は約4万4,000戸でした。富山県90戸、新潟県1,500戸でも停電となりましたが1月3日までにほぼ復旧した一方で、石川県の輪島市と珠洲市、能登町など奥能登地域では停電の解消まで1か月間かかり長期化しました。

また、断水は石川・新潟・富山・福井・長野・岐阜6県で最大136,440戸にのぼりましたが、ほとんどが7日までに復旧した一方で、奥能登では5月31日まで約5か月間続きました。

ご遺族の方々、被害に遭われた方、またご関係者様方に改めてお悔やみを申し上げます。

さて、能登半島では、約20年前の2007年能登半島地震(M6.9)以降から地震が増えていた地域でした。

とくに2018年頃からは地震活動が活発化し、2020年12月頃からは群発地震がみられるようになりました。震災1年前の2023年5月5日にはマグニチュード6.5(最大震度6強)の大きな地震も発生しています。
そんななかで発生したのが、2024年の能登半島地震(M7.6)で、これは有史以来この地域で発生した過去最大規模の地震でした。

そして、能登半島地震では、日本が抱える地域構造や制度の脆弱性などの問題が顕在化しています。

まず大きく取り上げられたのが、過疎化と高齢化が進む地域特有の脆弱性でした。能登半島では、山間部や海岸沿いに小規模集落が点在し、外部とつながる道路が一本しかない地域が多く存在します。
これらの道路が地震による隆起や土砂崩れで寸断されると、集落は即座に孤立し、実際に30か所以上、3,000人以上が孤立状態に置かれることになりました。
高齢者が多い地域では自力避難が難しく、医療・介護インフラも脆弱で、孤立の長期化が住民の健康悪化や災害関連死につながりやすいという構造的リスクも露呈しました。

住宅被害の大きさも深刻でした。
耐震性の低い木造住宅や新しい建築基準を満たさない古い建物が多い(既存不適格建築物が多い地域)では、倒壊や半壊が相次ぎました。国土交通省も、耐震性の低い住宅の倒壊や 宅地の液状化が主要な課題だとしています。
古い住宅が多い地域では耐震改修が進みにくく、地震が起きた際に被害が集中するという全国共通の課題が、能登で顕著な形で現れたと言えます。

また、2000年以降に建てられた比較的新しい住居でも被害が発生しており、これらは、ここ20年間の群発地震などで徐々に破壊された建築物がリフォームや修築されることなかったことから被害に結び付いたのだろうと考えられています。

インフラの脆弱性も深刻でした。
道路・港湾・水道などの基盤が広範囲で被災し、復旧が長期化しています。特に水道は簡易水道が多く、老朽化した管路が破損して断水が広域化・長期化したことが指摘されています。道路についても、斜面崩壊や盛土の崩落が多発し、主要幹線道路が複数箇所で寸断され、救助や物資輸送に大きな支障が出ました。これらは、地方部の平時でもギリギリだったインフラが災害時に機能不全となったと考えられています。

さらに、罹災証明の調査制度にも課題が浮き彫りになりました。外観のみで判定する一次調査では、実際には居住困難な住宅が「一部損壊」などと判定され、住民の不満が噴出したそうです。
内閣府の資料でも、調査手続きの改善や基準の見直しが必要とされています。制度が現実の被害に追いつかず、生活再建の遅れを招いた点は、全国的な制度改善の必要性を示しています。

これらの問題は、能登半島という地域特性に起因する部分もありますが、同時に「地方部の災害リスクが全国的に高まっている」という警鐘でもあります。

人口減少、インフラ老朽化、既存不適格住宅、複合災害への備え不足など、能登で起きたことは決して他人事ではありません。能登半島地震は、日本社会が抱える構造的課題を可視化し、これからの防災・減災政策の方向性を問い直す契機となったと言えます。

※関連コラム
平成19年(2007年)の能登半島地震から17年(2024.03.25)
令和6年能登半島地震から1週間(2024.01.08)
令和6年能登半島地震から2週間(2024.01.15)
冬に日本に台風が近づいて来ない理由(2024.12.30)


“正月寒波”

年末年始に強い寒気が来ると気象ニュースでは「正月寒波」「三が日寒波」というよな言い回しを多用しますが、もちろんこれらは正式な気象用語ではありません。
いわゆる季節性のある俗称というものです。

先週、年末年始から冬の典型的な気圧配置である 「西高東低」が強まり、日本列島へ向けて上空5500メートル付近でマイナス39℃の強い寒気(冬将軍)が南下しました。
日本海上では、その風のぶつかり合いでできたJPCZ(日本海寒帯気団収束帯)が広がり、北陸・山陰に雪を集中させたため、日本海側は大雪、太平洋側も寒さが厳しくなりました。

強い寒気が南下した1月2日(金曜日)には、鹿児島、徳島、高知、大阪、東京、横浜など西日本〜東日本の太平洋側の広い範囲で初雪が観測されています。

正月の帰省シーズンと重なった今回の寒波は、日本海側の交通に大きな影響を及ぼしました。Uターンラッシュが本格化する2日から3日にかけて、日本海側を中心に雪が強まり、道路の混雑と積雪が同時進行する厳しい状況となったようです。

帰省やUターンの移動が集中する時期だけに、交通への影響は避けられません。高速道路の通行止めや渋滞の発生も想定される時期の移動では、最新の天気予報や交通情報をこまめに確認するとともに、安全を最優先に行動することが求められます。冬の厳しい気象条件が続く中、早めの判断と備えが、安心して新年を過ごすための鍵ともなります。


正月と防災の関係

家族や親戚が集まるお正月は、一年の始まりを祝う静かな時間であると同時に、実は、防災を見直すタイミングとして最適かもしれません。そんなことをふと考えました。

世界の火山と地震が集中する日本列島は、自然災害と向き合いながら暮らしてきた歴史があり、その知恵は正月行事にも防災の感覚として息づいているのかもしれません。

そもそも、食糧生産のほとんどを自然の恵みに依存していた昔の人々にとって、自然災害は命に係わる問題でした。
だから、古人らは今年の豊作を神様へ祈ったのです。

たとえば「おせち料理」は、年神様への供え物であると同時に、火を使わずに過ごすための保存食(備蓄食料)として発達した側面があります。火災の多かった江戸の町では、正月に火を使わないこと自体が防災行動の一つでもあり、日持ちする料理をあらかじめ準備しておく発想は、現在の非常食の考え方と同じです。

「鏡餅」には、年神様を迎え、家族の生命力が新しく満ちるようにという願いが込められています。丸い形は円満や調和を象徴しているのだそうで、年の初めに心を整えるといった役割も果たしているのだそうです。
すると、災害や疫病が身近だった時代ですから、人々は“心の支え”を形にすることで、新しい一年を生き抜く力を得ようとしていたのかもしれません。

「三日とろろ」の習慣も、山芋は滋養に富み、弱った胃腸を整える食材として知られています。正月のごちそうで疲れた体をいたわり、健康を取り戻すという行為は、災害や病気に備えるための“身体メンテナンス”そのものです。
災害時に健康であることが大切なのは、昔も今も変わりません。

ついでに、帰省先での過ごし方も防災と深く関わっています。普段とは違う土地で過ごすからこそ、避難場所や危険箇所を確認することは大きな意味を持ちます。
土地勘のない場所での安全確認は、災害時のリスクを大きく下げる行動となります。
また、家族や親戚が集まるため、災害時の避難行動を話し合う絶好の機会にもなり得ます。

こうして見てみると、お正月は単なる年中行事ではなく、「生活をリセットし、備えを見直す」ための時間として機能してきた側面もあったのかもしれませんね。

伝統行事の中に潜むこうした知恵を意識してみると、お正月が少し違った意味を持って見えてくるかもしれません。

※関連コラム
「正月」と神事と防災の深い関係(2024.01.01)
“節分(2月3日)”と災害(2024.01.29)



《 執筆者 》
SEI SHOP(セイショップ)総合プロデューサー
平井敬也(ひらいひろや)

平井敬也

防災士(日本防災士機構登録No.040075)、日本人間工学会会員。
1970(昭和45)年、東京都世田谷区生まれ。神奈川県横浜市在住。日本大学大学院で安全工学・人間工学を専攻。大学院修了後、大手ゲーム製造メーカーに入社、企画開発、PL(製造物責任法)担当や品質管理(ISO9000)に携わる。2001(平成13)年、災害用長期備蓄食〈サバイバル®フーズ〉の輸入卸元、株式会社セイエンタプライズ取締役に就任。阪神淡路大震災で家族が神戸で罹災、日常の防災意識や危機管理の啓蒙普及を企図した無料メールマガジン『週刊防災格言』を07年よりスタート。毎週月曜日に防災格言を発信し続け2万人の読者を得ている。
【書籍】天災人災格言集―災害はあなたにもやってくる! ¥1,650(税込)




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