おはようございます。
本日で、2011年3月11日の東日本大震災(M9.1)と福島第一原発事故から 14年(5401日)です。
2024年1月1日の令和6年能登半島地震(M7.6)からまもなく 2年(721日)です。
1995年(平成7年)1月17日の阪神・淡路大震災(死者6,437人、重軽傷者43,792人)から 30年 です。
寒さの本番はこれから
さて…、
本日(12月22日)は、一年で昼が最も短い日「冬至(とうじ)」です。
冬至は、太陽の位置が一年で最も南に来る日で、北半球では昼が最も短く、夜が最も長くなる日とされ、この日を過ぎると日足は徐々に伸びていきます。
暦の上では冬の折り返し地点ですが、“冬至冬なか冬はじめ”と昔から言われていて、実際の寒さは冬至後にこれから本格化していきます。
※関連コラム
・冬至冬なか冬はじめ(2024.12.16)
気象庁の統計データを見ても、12月よりも1月〜2月の方が寒いことが分ります。
人口の多い東京と大阪を例にとると、東京の平均気温(平年値)は、12月が「7.7℃」である一方で、1月は「5.4℃」、2月「6.1℃」。
大阪は12月「8.7℃」、1月「6.2℃」、2月「6.6℃」となっており、東京では、例年、1月初旬から2月上旬ころが一番寒く、大阪でも、1月下旬から2月中旬ころが一番寒いようです。
日本で一番寒いところは北海道の内陸部ですが、日本の最低気温記録は、1902年1月25日に北海道旭川市で観測されたマイナス41.0℃がアメダスによる公式記録で、また非公式記録ですが、北海道幌加内町母子里で、1978年2月17日にマイナス41.2℃が観測されており、いずれも1月末〜2月の記録です。
ちなみに北海道札幌市の平均気温は、12月「-0.9℃」、1月「-3.2℃」、2月「-2.7℃」でした。
まだ、冬将軍は、これからですね。
年明けから2月にかけてどんどん寒くなってきます。
寒気と暖気が交互にやってくる12月
先週の12月18日(木曜日)、日本列島が高気圧に広く覆われ、全国的に晴れとなったのち、この高気圧は東の太平洋上へと抜けていきました。
この太平洋側からの高気圧の影響もあって、日本列島の上空に南からの暖かな空気が流れ込み、先週末(土・日)は、各地で季節外れの陽気となりました。
北海道江差町で14℃、新潟で16℃、石川県金沢で20℃、大阪21℃、高知20℃、福岡22℃、東京19℃、仙台18℃と、平年の4月や10月並みの最高気温が各地で観測されたようです。
秋から冬への移行期(冬の入口)でもある12月は、まだ寒気の源である大陸のシベリア高気圧がそこまで安定して強まっていないこともあり、寒気と暖気が交互に入りやすく、寒暖差が生じるのが一般的です。
先週末のように、太平洋側からの暖かい空気(南風)が時折入り込むことで、一時的に暖かくなり、その後、再び寒波という“寒暖リズム”が起こりやすいものです。
このリズムはそこまで規則的ではないようですが、概ね、短いと2日、3日とか長いと7日くらいの周期で寒暖があったりします。
ただ、寒気の南下は急激で、寒波が来ると1日で一気に冷えこみますが、その一方、暖気の戻りはゆっくり進み、暖気が戻るのに2〜3日くらいかかるものです。
結果として、この時期は「2日くらいで寒暖が入れ替わった」ように感じることがある、ということです。
さて、今週ですが、どうやら日本海側から強い寒気が流れ込むようです。本日から日本列島の各地では気温が下がってきます。
ただ、クリスマス時期(24日〜25日)には暖気の影響で少し暖かくなり、その後は、また強い寒気がやってくるようです。
寒気と暖気の勢力が拮抗しやすい12月は、どちらが勝つかが日ごとに変わるため、天気予測が難しいみたいです。
数日程度の短期予報(1〜3日)なら割と的中しますが、中期(7日)や長期(2週間)の天気予報になると寒気の強さや、暖気の戻りとかの誤差や地域差がありすぎて、ほとんど当たらないように思います。
「寒くなる」「暖かくなる」といった程度の表現が多くなりがちで、気象予報泣かせの時季かもしれませんね。
実は珍しい北海道東部の大雪
先週12月14日(日曜日)〜15日(月曜日)にかけて、急速に発達した低気圧が通過した影響により、北海道の十勝・釧路・根室地方で大雪(風速20メートルの暴風雪)となりました。
いわゆる「冬型の気圧配置」の強まりです。
24時間降雪量は多いところで80センチで、釧路空港で46センチ、帯広市で61センチ、大雪山(上川町層雲峡)で積雪128センチ、十勝の河西郡中札内村上札内で68センチ、オホーツクの紋別郡遠軽(えんがる)町で63センチなど、9地点で、12月の観測史上最多積雪を更新したそうです。
12月としては21年ぶりの大雪とのことで、北海道内の空港で欠航も相次ぎ、交通機関に大きな乱れがありました。
今年(2025年)2月3日〜4日にかけて、北海道帯広市で、観測史上最大となる歴史的な大雪(3時間で59センチ、12時間で120センチ)が降り大きな話題になりました。
帯広市は大雪が珍しい太平洋側の地域で、平年の積雪は30センチと、北海道の中では雪が少ない地域として知られていたからです。
これも「温暖化」の影響だそうで、つまりは地球温暖化で海水温が上昇し、日本列島の周辺でも平年より海水温が異常に高いという「海洋熱波」によって、多量の水蒸気が流れ込み豪雪をもたらしたと考えられています。
西高東低の冬型の気圧配置
冬になると天気予報には必ずと言ってよいほど「西高東低の冬型の気圧配置」という言葉が出てきますが、日本列島が一番寒くなる1月〜2月になると、この「西高東低」の気圧配置が年間を通じもっとも顕著となってきます。
低気圧が千島近海で発達すると北西の季節風が強くなってシベリアの寒気が南下し、日本列島の日本海側の一帯は吹雪に見舞われ、太平洋側は乾燥した寒い空っ風が吹きます。
シベリアの寒気は、地球上最強の冷たさで知られており、シベリアの地域では、冬にマイナス25℃以下の気温は普通です。10月時点であっても、すでにマイナス25℃を下回ることがあるほどで、1月〜2月の冬本番のシベリアではマイナス30℃級が当たり前の世界となります。
とくに地球上の“極寒の中心”となる東シベリア(オイミャコン・ベルホヤンスク周辺)は「マイナス71.2℃」(1933年)という世界最低気温記録で知られています。
この頃の天気図をみると、等圧線が川の流れのようにシベリア大陸の北から、南の日本の南側にまでまっすぐと伸びています。
等圧線の幅が混んでいる時は、空気の流れの速さ(風速)がとても強いことを意味しており、シベリア平原がマイナス30℃などと冷えると、上空の空気も冷えてきます。空気が冷えると放射冷却による強い冷え込みで大気が重くなって密度が増して気圧が高くなります。
シベリア高気圧は冬季にユーラシア大陸のシベリアを中心に発達する「寒冷高気圧」で、世界最大級の高気圧とされています。強い時には東は日本付近、西は東ヨーロッパまで広がり、ユーラシア大陸の大部分を覆うことがあるのだそうです。
1968年12月31日にロシアのシベリア高原で観測された「1083.8hPa」が、ギネス世界記録の世界最高気圧とされています。
そんなシベリアの冷え切った空気が、すさまじく気圧の高いところから低い日本へ向かって、“急な坂”を転げるように等圧線に沿って速い風速で日本列島に吹き付けてくるのが、日本の冬という訳です。
さらに、冬季は太陽が傾き、太陽光が斜めに入るために地上へ降り注ぐ太陽の日射量が減少するため、日差しも弱くますます寒くなるということのようです。
《 降る雪や明治は遠くになりにけり 》中村草田男(1901〜1983)
《 執筆者 》
SEI SHOP(セイショップ)総合プロデューサー
平井敬也(ひらいひろや)
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