サバイバルフーズ販売45年 非常食・防災グッズ・防災の専門店|おかげさまでサバイバルフーズは発売から45周年

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蓑虫

おはようございます。

本日で、2011年3月11日の東日本大震災(M9.1)と福島第一原発事故から 14年(5317日)です。

2024年1月1日の令和6年能登半島地震(M7.6)から1年9ヶ月(637日)です。

また、能登半島地震の被災地である石川県奥能登地方を

再び豪雨が襲った「奥能登豪雨(線状降水帯による大雨)」から9月21日で 1年 です。

平成7年(1995年)1月17日の阪神・淡路大震災(死者6,437人、重軽傷者43,792人)から 30年 です。

そして、放射線被曝により2人が死亡し、地域住民ら667人が被曝した、1999年9月30日の「茨城県東海村JCO臨界事故」から 26年 です。

南海トラフ地震の確率「60%〜90%程度以上」に改定

先週9月26日(金曜日)、政府の地震調査研究推進本部は、南海トラフ沿いで発生が懸念されるマグニチュード8〜9クラスの地震について、今後30年以内の発生確率を「60%〜90%程度以上」に改定しました。

いつ発生してもおかしくないと言われている地震の一つが南海トラフ地震です。南海トラフ地震は、静岡県沖の駿河湾から九州の日向灘沖までの東海地震・南海地震・東南海地震が想定されており、これらの連動型で南海トラフ巨大地震となった場合には、最悪で、死者数が約29万8千人に達すると想定され、広域に甚大な被害をもたらす可能性があります。

南海トラフ沿いでは、過去にも100年から200年程度の間隔で大地震が繰り返し発生してきた歴史があり、これまで政府は、過去の地震による地盤の隆起量をもとにした「時間予測モデル(Time Predictable Model)」を採用し、発生確率を「80%程度」としていました。

今回の改定では、地震の発生間隔にばらつきがあることを考慮した「BPTモデル(Brownian Passage Time Model)」を用い、新たなデータを反映したことで、より幅を持たせた確率評価が可能となったとしています。

地震調査委員会は、「確率の計算手法を改善し、より現実的な予測が可能になった」としており、今後の防災対策や避難計画の見直しにも影響を与える見通しです。

なお、時間予測モデルとBPTモデルでは、地震の発生メカニズムの捉え方と確率の扱い方が根本的に異なります。
過去の地震の発生間隔を基にしたBPTモデルの場合は、時間予測モデルに比べると、発生期間に大きな幅ができるために確率が大きく下がる、のだそうです。

基本的に、10%〜20%程度を超えるような地震確率は「極めて高い確率」と言えそうで、個人的には、どちらの理論モデルでも構わないと思います。

何れの予測モデルであっても、半割れや連動型とされる南海トラフ地震(マグニチュード8クラス)は、近い将来の発生が確実視されており、全割れとされる全連動型の南海トラフ沿いの巨大地震(マグニチュード9クラス)の場合は、正確には過去の発生が確認されていませんが、その発生の可能性が1970年代から考えられており、戦後ずっと警鐘が鳴らされ続けています。

いつ起こっても不思議でないため、将来に向けて、平時の今から対策を進めておくべきでしょう。

さて、想像するに…、今回の改訂の背景には、一昨年に話題になった書籍・小沢慧一著「南海トラフ地震の真実」(東京新聞 2023年8月)の影響も少なからずありそうですね。


3か月予報(2025年10月〜12月の全国の天候)雑感「今年は大雪か?」

先週の9月22日(月曜日)、気象庁から「3か月予報(向こう3か月の天候の見通し 10月〜12月)」が発表されました。

※気象庁 > 3か月予報(2025年9月22日公表)
https://www.data.jma.go.jp/cpd/longfcst/kaisetsu/?term=P3M

2025年10月から12月の日本の天候は、地球温暖化やラニーニャ現象の影響で前半は暖かく、後半は寒気の影響を受けやすくなり、地域によっては高温や降水量の増加、特に日本海側では大雪の可能性もあると、気象庁で予想されています。

通常、さほど注目されることのない“3か月予報”ですが、6月からの異常高温が話題となった今夏は、各局の気象ニュースでもこれが大きく取り上げられました。

…というのも、今年は10月〜11月頃までは、全国的に平年よりも気温が高いそうですが、12月に入ると北日本を除き平年より気温が低く、平年と比べて雪や曇・雨の日が多い、という極端な予測が出たからです。

今夏の“異常な暑さ”については、地球温暖化の影響が、ほぼ確実視されていますが、「IPCC第6次評価報告(2021年)」や「気象庁」などの見解では、温暖化が進むことで、猛暑や大雪など極端な振り幅の気象現象の増加が今後増えることが懸念されていました。

※IPCC第6次評価報告書(2021年)第11章「気象と気候」
https://www.ipcc.ch/report/ar6/wg1/chapter/chapter-11/

尚、IPCC AR6報告書に「大雪」の言及は見当たりませんが、日本の気象庁や関連研究機関では、地球温暖化によって「極端な大雪(豪雪)」が増える可能性があるという見解が複数示されています。

気象庁の「日本の気候変動2025」報告書では、気温上昇により雪ではなく雨になるため、平均的な降雪量や積雪量は全国的に減少傾向となるものの、本州の山間部など一部地域では「極端な大雪」の降雪量が増加する可能性がある、とあります。

※気象庁「日本の気候変動2025」報告書(2025年3月26日公表)
https://www.data.jma.go.jp/cpdinfo/ccj/index.html

2016年8月に、日本の気象研究所による「d4PDFプロジェクト」を活用した豪雪シミュレーションが公表されましたが、この研究によると、温暖化によって大気中の水蒸気量が増加し、寒気と合わさることで局地的な豪雪が強まるというメカニズムがあり、「10年に1度」などといった低頻度で発生する極端な豪雪が将来より頻繁に発生する可能性がある、ことが指摘されました。

地球温暖化により全体的な雪の量は減少する傾向にあるものの、一部地域では、温暖化による水蒸気量の増加と寒気の流入が重なることで「ドカ雪」や「極端な大雪」が増える可能性があるということです。

今年初め、2025年1月に、日本海側で記録的な大雪が発生しましたが、この際に、気象庁の検討会では、偏西風の蛇行と強い寒気の南下が主因としつつも、温暖化による水蒸気量の増加が降雪量の増加に寄与した可能性が指摘されています。

その昔、大雪の「9年周期説」というのがありましたが、戦後の記録的豪雪となった「38豪雪(1963年)」などから数えて9年周期で考えていくと、2026年が大雪の年にあたります。

もしかすると、今冬は、振り幅の大きな災害級の大雪や寒波に注意が必要かもしれませんね。

※関連コラム
大雪の9年周期説と18年周期説(2025.01.06)


「蟄虫坏戸(ちっちゅうこをはいす)」

昨日9月28日(日曜日)は、七十二候(1年を72に分けた暦)の秋分二候(9/28〜10/2頃)「 蟄虫坏戸(ちっちゅうこをはいす)」です。

夏が終わって、寒さを恐れ、虫が地中に姿を隠す頃です。

蟄虫(ちっちゅう)は、地中などに潜って越冬する虫のことで、蓑を背負ったまま大きくなり、冬に向けて越冬の準備を始めて木にぶら下がる蛾の幼虫の「蓑虫(ミノムシ)」を思い出します。蓑虫は秋の季語です。

蓑虫は、生物学的に、音を発することも、鳴くこともありませんが、平安時代の『うつほ物語(宇津保物語)』や清少納言『枕草子』第四十一段には…

《 蓑虫、いとあはれなり。…(中略)…風の音を聞き知りて、八月(※現在の9月中旬〜10月上旬)ばかりになれば、「ちちよ、ちちよ」とはかなげに鳴く、いみじうあはれなり。 》

という描写があり、この影響からか「ミノムシは鳴く」と誤解されることがありました。

鎌倉時代の僧侶・寂蓮(藤原定長 / 1139〜1202)は、

《 契りけむ親の心も知らずして
 秋風たのむ蓑虫の声 》(*夫木和歌抄)

と詠み、1687年(貞亨4年)秋、松尾芭蕉(1644〜1694)は、

《 蓑虫の 音を聞きに来よ 草の庵 》

という俳句と共に、友人らを誘って秋の虫の音を聴く句会を開きました。

ところが、何も聞こえるハズもなく、句会に誘われた服部嵐雪(1654〜1707)は、

《 何も音もなし 稲うちくふて 螽(いなご)哉 》

という句を残しています。

芭蕉もまた清少納言らも、ミノムシが「チチヨ(父よ)、チチヨ(母よ)」などと鳴くことはあり得ない伝承であると知りつつも、あえて“鳴く”と説いたのではないか、と、後世の文学者らを巻き込んで大いに論争があったようです。

秋の夕暮れ時に、冷たい風に吹かれて、枝の先で揺れるミノムシをみて、どこか儚くも淋しく感じる心情が、伝承と知りつつ「ミノムシが鳴く」と表現させたのかもしれないと…。

木の上にいる金叩(カネタタキ)というコオロギの鳴き声をミノムシの声と勘違いしたのではないか…

などの諸説もあるものの、

個人的には、硬い殻に閉じこもり、一本の細い糸にしがみつき、寒空のなかで風雨にさらされながら、孤独に寂しく籠っているミノムシを、鳴く(泣く)ものと捉える心情は、科学的に誤りでありながら、文学的には極めて日本的な情緒が、そこにあるように思われます。

《 蓑虫の父よと鳴きて母もなし 》高浜虚子(1874〜1959)

《 蓑虫の鳴く時蕃椒赤し 》正岡子規(1867〜1902)

《 蓑虫の鳴くこともある別れかな 》平井照敏(1931〜2003)


雨具としての「蓑(ミノ)」

「蓑(ミノ)」は、藁や植物の繊維で編んだ伝統的な雨具で、東アジアの稲作文化圏(日本、中国江南、朝鮮半島、ベトナム)で広く使われていたものです。

主に農作業や山仕事の際に着用され、体に巻きつけることで雨を防ぎ、撥水性と保温性を兼ね備えた実用品でした。

現在では雨具としてはレインコートなどにとって代わり廃れた蓑ですが、その起源は非常に古く、日本書紀の神代巻にも「蓑」の記述があるそうで、少なくとも古代から存在していたと考えられているそうです。

素材は地域によって異なり、稲藁、イラクサ、麻、フジ、ヤマブドウの樹皮、海藻などが使われ、雨粒が繊維に沿って流れ落ち、内部に浸透しない構造になっており、保温性から雪国では防寒具としても使われました。

…蓑(ミノ)と言えば…。

室町時代、武将・太田道灌(1432〜1486)は、鷹狩の途中で雨に遭い、農家の娘に蓑を借りようとしたところ、娘は蓑の代わりに山吹の花を差し出しました。

道灌は意味がわからず怒りましたが、後に

《 七重八重花は咲けども山吹の実の一つだになきぞ悲しき
(山吹の花が幾重にも美しく咲いているが、実が一つもなら
ないのが悲しい) 》

という古歌を思い出し、物(蓑)がないことを婉曲に伝える娘の教養に感銘を受けた、という逸話が伝わっています。

「相手に不快感を与えない」「場の調和を保つ」ことが優先される日本では、婉曲表現が礼儀そのものとされました。
これは直接会話することが失礼とされた身分制度時代の名残なのかもしれませんが、今でも、何らかの物事を“湾曲に断る文化”のようなものが各地に残っています。

現代でこれをやられると想像すると、だいぶん面倒くさい、ですね。

当初は、太田道灌も“山吹の実”の意味が分からずに唖然とし、蓑を手に入れられなかったので、雨に濡れながらブツブツと部下とかに愚痴っていた訳ですから、愚痴られた部下もたまったものじゃありません。娘が最初に、普通に「傘(蓑)ありません」と伝えていた方が、その場にいた関係者の全員にとっては一番良かったのかもしれません(笑)。



《 執筆者 》
SEI SHOP(セイショップ)総合プロデューサー
平井敬也(ひらいひろや)

平井敬也

防災士(日本防災士機構登録No.040075)、日本人間工学会会員。
1970(昭和45)年、東京都世田谷区生まれ。神奈川県横浜市在住。日本大学大学院で安全工学・人間工学を専攻。大学院修了後、大手ゲーム製造メーカーに入社、企画開発、PL(製造物責任法)担当や品質管理(ISO9000)に携わる。2001(平成13)年、災害用長期備蓄食〈サバイバル®フーズ〉の輸入卸元、株式会社セイエンタプライズ取締役に就任。阪神淡路大震災で家族が神戸で罹災、日常の防災意識や危機管理の啓蒙普及を企図した無料メールマガジン『週刊防災格言』を07年よりスタート。毎週月曜日に防災格言を発信し続け2万人の読者を得ている。
【書籍】天災人災格言集―災害はあなたにもやってくる! ¥1,650(税込)




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