おはようございます。
本日は「 敬老の日 」の祝日です。
本日で、2011年3月11日の東日本大震災(M9.1)と福島第一原発事故から 14年(5303日)です。
2024年1月1日の令和6年能登半島地震(M7.6)から1年8ヶ月(623日)です。
また、能登半島地震の被災地である石川県奥能登地方を再び豪雨が襲った「奥能登豪雨(線状降水帯による大雨)」から9月21日で 1年 です。
平成7年(1995年)1月17日の阪神・淡路大震災(死者6,437人、重軽傷者43,792人)から 30年 です。
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●社員研修に伴う臨時休業のお知らせ(2025年9月18日(木))●
誠に勝手ながら弊社の社員研修のため臨時休業となります。
休業期間:2025年9月18日(木)終日
上記期間中は、ご注文商品の配送、及び、お問い合わせ対応など全ての業務を休止いたします。業務再開は翌9月19日(金)午前10時からとなります。
詳細はこちら⇒ https://www.seishop.jp/blog/temporary-closure/
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秋雨前線と「秋霖(しゅうりん)」
先週、日本付近に秋雨前線が停滞した影響から、南からの湿った空気が流れ込み、東日本や西日本の広い範囲で大気の状態が不安定となり、局地的に雨が強まりました。
秋雨前線が季節の主役となり、「秋霖」(しゅうりん)と呼ばれる、秋の長雨をもたらしています。
9月11日(木曜日)には 品川区・世田谷区(東京都)や武蔵小杉(神奈川県川崎市)で1時間に100ミリ〜120ミリの猛烈な雨が降り「記録的短時間大雨情報」が発表され、河川の氾濫や浸水が相次ぎました。
9月12日(金曜日)から13日(土曜日)には、三重県北部が記録的大雨に見舞われ、三重県四日市市では1時間降水量として観測史上最大となる123.5ミリを観測され、近鉄四日市駅の中心部など広い範囲が冠水する大きな被害となっています。
9月13日〜14日には、北海道の日本海側北部の釧路や登別など各地で、1時間雨量の観測1位を更新する猛烈な雨となりました。
今週も秋雨前線が停滞し、西日本から東日本を中心に曇りや雨の日が多くなりそうです。
今週もゲリラ雷雨に注意下さい。
※関連コラム
「オゾン層保護のための国際デー(毎年9月16日)」
明日9月16日は「オゾン層保護のための国際デー」です。
1987年に採択されたモントリオール議定書を記念し、国連が1995年に制定したこの日は、地球の大気に浮かぶ“見えない盾”である「オゾン層」の重要性を再認識する機会です。
あまりなじみのない国際記念日ですが、オゾン層保護は、地球温暖化(温室効果ガス)といった環境災害に深く関わるものです。
地球温暖化によって台風の勢力が強まったり、豪雨災害や高潮被害が激化するとされていますから、つまり、オゾン層保護は単なる環境問題ではなく、気候災害の予防策という訳です。
ということで、今回のコラムでは、オゾン層保護について簡単に解説してみようかと思います。
オゾンホールの発見(1985年)
…さて、恐らく「オゾンホール」という用語を知らない昭和世代は一人もいないというくらい、インパクトの大きなニュースでした。
オゾン層に穴が開く「オゾンホール(Ozone hole)」が世界的な話題となったのは1985年(昭和60年)のことでした。
この年、イギリス南極観測隊(英国南極調査局)の研究者ジョー・ファーマン(1930〜2013)、ブライアン・G・ガーディナー(1945〜)、ジョナサン・シャンクリン(1953〜)たちは、南極上空で「オゾンホール(オゾン層が季節的に極端に減少している状況)」を初めて発見します。
1985年5月、「オゾンホール」が科学誌「Nature」で初報告されると、その論文に、世界の科学者らが衝撃を受けました。
もともと、オゾンが減少する「オゾン層破壊(Ozone depletion)」は1970年代後半から観測されている現象でしたが、極地でのオゾンの減少が、科学者らが予想に反し、はるかに大きかったのです。
まさに“空に穴が開く”ほどに南極上空のオゾン層が極端に減少した「決定的な観測」の事実は、科学者らに衝撃をもって警鐘を鳴らしたのでした。
地球にとってのオゾン層保護とは
オゾン(O3)は、酸素原子が3つ結合した分子で、通常の酸素(O2)とは異なる性質を持つ酸素の同素体です。
フッ素に次ぐ強力な酸化剤として知られており、細菌やウイルス、有機物を分解することから、空気清浄機、脱臭機、医療分野、水や食品の加工などのさまざまな分野で、除菌・脱臭・消毒などの用途で日常的に使われている、自然界のごくありふれた物質の一つです。
そして、このオゾン(O3)は、太陽から届く高エネルギーの紫外線(UV-B・UV-C)を吸収する性質を持っています。これは、オゾン分子が紫外線を受けると分解される化学反応によって引き起こされます。
酸素分子(O2)が紫外線を受けて分解し酸素原子(O)が生成されると、酸素原子(O)は酸素分子(O2)と結合してオゾン(O3)を形成します。するとオゾン(O3)が紫外線を吸収して分解し、再び酸素分子(O2)と酸素原子(O)に戻ります。
この生成と分解のサイクルが繰り返されるので、紫外線のエネルギーが吸収され、地表に届く量が大幅に減少するのだそうです。
20世紀初頭(1913年〜1920年)に、様々な科学者により、成層圏の中にオゾンが集中して存在しており、これが紫外線を吸収している、いわゆる「オゾン層」の存在が判明します。
この「オゾン層」というのは、地表から約10〜50km上空の成層圏内に存在するオゾンがたくさん集まる大気層です。
大気中のオゾンの約90%がこの成層圏に存在しており、太陽から降り注ぐ有害な紫外線(UV-B)を吸収することで、地球上では生物を保護するフィルターの役割を果たしているのだそうです。
もしこのオゾン層が失われれば、紫外線(UV-B)が増加し、人間は、皮膚がん、白内障、免疫低下などの健康被害のリスクが高まり、植物や農作物の光合成や成長、動物や海洋プランクトン、生態系にも深刻な悪影響が及ぶと考えられています。
オゾン層の破壊=人類滅亡、…なんて巷間で騒がれたのがこの1985年頃でした。
今は日常になった紫外線(UV)ケアという言葉が生れたのもこの年以降のお話でした。
著名な科学者らも巻き込んで、人類全体が本気で人類存亡の危機に警鐘を鳴らした1985年の「オゾンホール」の騒動は、恐らく、後の、ノストラダムスの大予言(1999年7の月)、や2000年問題(Y2K)など、1980年代後半から2000年かけて流行した「終末予言」「文明崩壊シナリオ」の切っ掛けだったようにも思います。
フロンによるオゾン層破壊の発見(1974年)と科学的警告の始まり
フロンガスがオゾン層を破壊することを初めて科学的に指摘したのは、フランク・S・ローランド(1927〜2012)とマリオ・J・モリーナ(1943〜2020)の二人の化学者です。
1974年にNature誌に「成層圏に到達したフロン類(CFCs)は紫外線によって分解されて塩素原子を放出し、この塩素がオゾン分子を連鎖的に破壊する」というメカニズム(仮説)を発表しました。
当初この仮説は、産業界から冷ややかに見られていましたが、その後、多くの観測と実証研究によって支持されるようになり、1985年のオゾンホール発見を契機に、この理論が現実の脅威として認識されることになります。
この論文が、オゾン層破壊物質のフロン類の国際的な規制となる「モントリオール議定書(1987年)」の論拠となり、今に続く地球規模の環境政策の転換点となりました。
1995年、ローランドとモリーナは、オゾン層破壊の研究によりノーベル化学賞を受賞することになります。
かつて冷蔵庫やエアコンに広く使われていたフロンガスことCFC(クロロフルオロカーボン)やHCFC(ハイドロクロロフルオロカーボン)は、オゾン層を破壊することが判明し、「モントリオール議定書(1987年)」の採択により、日本では「オゾン層保護法(1988年)」が制定され、1989年7月よりフロン等の生産規制がスタートしました。
現在日本ではフロンは全廃(原則廃止)となっています。
しかし今も、代替フロン(HFC=ハイドロフルオロカーボン)が主流の冷媒に使われています。HFCはオゾン層を破壊しないものの、強力な「温室効果ガス」で気候変動による災害リスクの増大と直結しているために、今度は、地球温暖化対策の観点から規制が進められています。
オゾン層保護ムーブメントは“地球規模の協力の象徴”
さて、最後に…。
オゾンホール問題は、オゾンホールの最初の科学的発見から国際協定へと迅速に展開された稀有な環境問題として、人類史において「地球規模の協力の象徴」とも言える出来事でした。もっと注目されてよい記念日だと思います。
あまり知られていませんが、環境省では9月を「オゾン層保護対策推進月間」と定め、全国で啓発活動を展開しています。
関東大震災と台風災害の記念日となる「防災の日(9月1日)」と、地球温暖化にも関係する「オゾン層保護対策推進月間」。
同じ9月という機会に、学校や地域で、オゾン層と防災の関係を学ぶことは災害リテラシーを育むうえで、とても有意義なことだと思う次第です。
《 執筆者 》
SEI SHOP(セイショップ)総合プロデューサー
平井敬也(ひらいひろや)
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