おはようございます。
本日で、2011年3月11日の東日本大震災(M9.1)と福島第一原発事故から 14年(5240日)です。
2024年1月1日の令和6年能登半島地震(M7.6)から1年半(560日)です。
平成7年(1995年)1月17日の阪神・淡路大震災(死者6,437人、重軽傷者43,792人)から 30年 です。
トカラ列島近海を震源とする群発地震は、今も相次いで発生しており、先月6月21日から3週間で、震度1以上の有感地震は既に1900回超を数えています。
先週7月8日から10日にかけて一時地震回数が減少しましたが、11日頃から再び増加に転じており、収束が見通せぬ長期化の様相を呈しています。
…最初に 重要なお知らせ です。
【※重要】9/1 サバイバルフーズ価格改定のお知らせ
国内においてインフレが加速する中、弊社商品におきましても、原材料価格の高騰、資材などの調達コストの上昇が続いております。
このような状況下、サービスの質を維持するため、誠に不本意ではございますが、9月よりサバイバルフーズの販売価格を改定させて頂くこととなりました。
何卒諸事情をご賢察いただき、ご理解とご協力を賜りますようお願い申し上げます。
※詳しくは下記リリースをご覧ください。
https://www.seishop.jp/blog/price-revision_202509/
7月10日(木曜日)夕方の大雨
先週の7月10日(木曜日)夕方、前線の通過と暖かく湿った空気の流入により、西日本から東日本の太平洋側を中心に広い範囲で大気の状態が非常に不安定となり、各地で激しい雷雨となり、東京、埼玉、神奈川、群馬、長野、山梨、福島、山形、岐阜の9都県55地域で「記録的短時間大雨情報」が相次いで発表されました。
東京都心の練馬区、杉並区、中野区、渋谷区、目黒区、世田谷区では、1時間に100ミリ〜120ミリという猛烈な大雨が降り、道路の冠水などの被害が見られたほか、ちょうど夕方の帰宅時間帯に豪雨が重なったことで、新幹線や在来線の運転見合わせが相次いだことで、交通機関にも大きな混乱が生じました。
神奈川県横浜市内(港北区高田西一丁目)では、大雨の影響でマンホールのフタが吹き飛び、道路が陥没するなどし、近くにいた4台の車両が破損、30代女性と男の子の2名が軽傷を負う被害も報告されています。
…さて、
今回の横浜市での被害は「エアーハンマー現象」と呼ばれる特殊な水害メカニズムが原因とみられています。
大雨で下水管に想定以上の雨水(1時間に約89ミリ)が一気に流入したことで、下水管内の空気が行き場を失い、圧縮されてマンホールの縦穴へと押し上げられ、急激な圧力上昇によりマンホールのフタや周囲の舗装ごと吹き飛ぶ事態になったとみられています。
その結果、まるで爆発したように、道路が陥没し、アスファルト片が飛散するなどの深刻な被害が発生しました。
1時間に100ミリの雨は“超・災害級”か?
かつては「1時間に100ミリ以上の猛烈な雨」は非常にまれな現象と思われていましたが、今や日常となりつつあるようです。
気象庁の解説によると、1時間に40ミリの雨を「バケツをひっくり返したような激しい雨」と表現しており、1時間に50ミリを超えてくると、災害級の大雨とされます。
日本のほとんどの地域の都市計画では、排水溝やマンホール、下水道管や雨水貯留施設などといった雨水の排水施設の整備目標を「1時間あたり50ミリの降雨」に対応する計画が基本とされていますが、
これは、昭和から平成初期にかけての降雨統計をもとに策定されたものだそうで、当時の「10年確率降雨」(10年に1度程度の強雨)に相当する水準だったそうです。
近年は1時間雨量が50ミリを超えることも珍しくなくなってきており、都市の雨水処理能力の限界を超えた大雨で、今後も、こうした横浜市のマンホール被害のような事故も増えるかもしれません。
気象庁の統計によると、全国で1時間に100ミリ以上の雨が観測された回数は、1980年前後と比べて約2倍に増えています。
1976年〜1985年の平均年間発生回数は約2.2回だったのに対し、2015年〜2024年では約4.0回に増加し、とくに強い雨ほど増加率が高い傾向があると発表されています。
この変化の背景には、地球温暖化による大気中の水蒸気量の増加が関係している可能性が高いと考えられています。
暖かい空気はより多くの水蒸気を含むことができるため、雨雲の積乱雲の発達が促され、短時間に激しい雨が降るリスクが高まるからです。
つまり、「昔はこんな雨はなかった」という感覚は、統計的にも裏付けられているんですね。気象の常識が変わりつつある今、防災意識もアップデートが必要かもしれません。
※関連コラム
・台風と地震の増加は地球温暖化のせい?(2024.08.26)
「記録的短時間大雨情報」とは?
梅雨や台風にさらされるこの時期には、激しい雨が私たちの生活を脅かすことがあります。
そのようなときに気象庁が発表する「記録的短時間大雨情報」は、数年に一度あるかないかという猛烈な雨が観測された際、地上の雨量計や気象レーダーの解析をもとに、地域ごとの危険度を知らせるものです。
発表には厳しい基準があり、過去の雨量記録と照らし合わせて「歴代1位または2位」の値を超えた場合に、大雨警報が出され、「キキクル」で危険度が紫色(危険)に達していれば、情報が発信されます。
発表文には、観測地点や市町村名が記されることで、どこに深刻なリスクが生じているのかを明確に伝えています。
「記録的短時間大雨情報」が発表された地域の周辺では、災害の発生につながるような猛烈な雨が降っていることを意味します。
だから、この情報が出されたら「避難行動」を考えましょう。
崖や川の近く、浸水想定区域など、危険な場所にいる人は速やかに自治体の避難情報を確認し、安全な場所への移動を検討する必要があります。
例え自治体から避難命令が出ていなくても、状況が急変する可能性があるため、自主的な判断で高台や丈夫な建物など、より安全な場所へ移動することが推奨されます。
※気象庁 > 記録的短時間大雨情報とは
https://www.jma.go.jp/jma/kishou/know/bosai/kirokuame.html
※政府広報オンライン > 「洪水キキクル」活用法
https://www.gov-online.go.jp/useful/article/202008/1.html
今週も雷雨が続きそうです。
今週は、九州の西にある東シナ海の熱帯低気圧と、小笠原諸島付近で発生した台風5号の影響で、西日本と東日本の太平洋側などでは、広範囲で雷雨となりそうです。
台風が接近する東日本の沿岸部では、風を伴う雷雨にも注意が必要で、また、東シナ海の熱帯低気圧も、今週中頃から東寄りに進む見通しのため、南からの湿った空気が低気圧に向かって流れ込むことから、西日本でも広い範囲で雨の強まる恐れがあります。
とくに九州南部では、先週7月9日の雨の降り始めからの総雨量が300ミリを超えるところも出てきているようです。
全国的に広い範囲で引き続き局地的な激しい雷雨となる恐れもあるので、とくに地盤が緩んでいる斜面などでは、土砂災害に警戒下さい。
“猛暑”はいったん落ち着きそうですが、南からの暖かい湿った空気により、湿度が高く不快な天気は続くようですので、引き続き、熱中症にもご注意ください。
また、雷の落ち方は気まぐれなものの、人は電気を通しますので、急な雷雨では、落雷にも十分お気を付け下さい。
自分に電気を通さず、電気の通り道に近づかない、というのが、避雷の心得とされます。
自分に電気を通さずは、雷の鳴る野外は危険空間であることを理解し、自分の頭よりも高い位置に傘やゴルフクラブ、釣り竿など金属・非金属に関係なく物をかざすことを避けること、
電気の通り道は、建物や電車や自動車などの内部空間は安全なものの壁や柱や電気の配線から1メートル以上離れ、林のなかでは木の枝や幹から2メートル以上離れて低姿勢を保つ、などで、
一番良いのは、雷が近づいてきたら、ビルや室内や車中などの安全空間に入ってやり過ごすことなのだそうです。
《 執筆者 》
SEI SHOP(セイショップ)総合プロデューサー
平井敬也(ひらいひろや)
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