サバイバルフーズ販売45年 非常食・防災グッズ・防災の専門店|おかげさまでサバイバルフーズは発売から45周年

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地震や台風などの災害は、いつどこで起こるかわかりません。いざという時に慌てないためには、事前の準備が何より大切です。本記事では、非常用持ち出し袋に入れるべき中身を、最低限必要なものから便利品まで解説します。家族構成に合わせた準備のポイントもご紹介しますので、ぜひ参考にしてください。  

非常用持ち出し袋の基本|備蓄品との違いと目的

非常用持ち出し袋の基本
災害への備えは、発災直後の「避難行動」と、その後の「生活継続」という二つの時間軸に分けて考える必要があります。これに対応する形で、備えは「非常用持ち出し袋」と「家庭内備蓄品」に大別され、それぞれ目的・内容・保管方法が異なります。

非常用持ち出し袋に入れる非常持出品は、災害発生直後に安全な場所へ避難する際に持ち出す装備で、命を守るために必要最低限のものを入れておく必要があります。

一方、備蓄品は、災害後に避難所に行かず自宅で生活を継続するための物資で、ライフラインが停止した場合にも備え、最低3日分、可能なら7日分以上の備蓄が望ましいとされています。

もし、自宅から避難所へ避難が必要になった際には、持ち出し袋があればすぐに行動できるため、事前の準備が欠かせません。

災害への備えにおける時間軸と行動フェーズの例
フェーズ 対応する備え 主な目的
発災直後(0〜数時間 ※場合により数日) 非常用持ち出し袋 命を守る・安全な避難
災害後の生活(1〜7日) 家庭内備蓄品 自宅での生活維持・避難所回避
  このように、災害への備えは「何を備えるか」だけでなく、「いつ・どこで・誰が使うか」を明確にすることで、実効性が高まります。特に都市部では避難所の収容限界や感染症リスクもあるため、自宅避難を前提とした備蓄戦略が重要です。  

緊急避難時に命を守る「非常用持ち出し袋」

一般的に、救援物資が届くまでには3日~7日程度かかるとされており、その間を自力で乗り切るための最低限のアイテムを厳選して入れておきます。非常用持ち出し袋の場合は、重要なのは「持ち運びやすさ」です。避難時には走ったり階段を上り下りしたりする必要があるため、軽量でコンパクトにまとめることが求められます。

非常用持ち出し袋の重さの目安は、自治体などのガイドラインでは、「体重の10〜15%以内(※長時間歩ける上限を10%、短時間歩ける上限を15%と想定)」が理想的とされています。政府広報オンラインや自治体では、成人男性で約15kg、成人女性で約10kg、子どもや高齢者では約6kg程度とされています。

長時間の歩行や登坂での持久力が必要とされる登山でも、一般的に荷物(バックパック)は体重の10〜20%とされ、初心者には10%以下、経験者には15%程度が推奨されています。体重の15%以上の荷物となると、腰や肩への負担も大きく、歩行やバランスに悪影響を及ぼすのだそうです。  

在宅避難を想定した「備蓄品」

電気・ガス・水道が使えなくなることを想定し、食料や水は最低3日分、できれば1週間分を家族全員分用意しておくことが望ましいとされています。非常用持ち出し袋とは別に、ティッシュペーパーやトイレットペーパー、携帯用トイレといった日常生活に必要な消耗品も十分な量を確保しておきましょう。自宅での避難生活を想定した備蓄は、持ち出し袋よりも量と種類を重視します。  

【チェックリスト】非常用持ち出し袋に入れるべき中身一覧

チェックリスト中身
避難時に持ち出す非常用持ち出し袋には、命を守り避難生活を乗り切るための最小限のアイテムを詰めておきます。持ち運べる重さには限界があるため、1日分を目安に、軽量でコンパクトなものを選ぶことが大切です。東京都防災ホームページのチェックリストを参考に、自分に必要なアイテムを確認しましょう。

【最低限必要なもの】
分類 品目 備考・選び方のポイント
食料・飲料水 飲料水(500mlペットボトル・水筒) 生命維持に必須。持ち運びやすいサイズを選ぶ
非常食(アルファ米、レトルト食品、ビスケット、乾パンなど) 水や火を使わずに食べられるものが望ましい
貴重品・情報収集ツール 現金(小銭多め)、身分証明 停電時に電子マネーやATMが使えない事態に備える。公衆電話用に10円玉を用意
マップ 避難経路や避難所を探すときに必要
携帯ラジオ 停電時でも情報を得る手段。手動充電式が便利
スマートフォン充電器・予備電池 連絡や情報収集に不可欠
安全・避難用具 懐中電灯・ヘッドライト・乾電池 夜間の停電時や避難時に足元を照らす。1人1つが理想
笛(ホイッスル) 大きな声が出せない状況でも助けを求められる
衛生用品・衣類 エマージェンシーセット・ブランケット 寒さ・低体温から身を守るときに必要
携帯トイレ トイレが使えないとき(断水・停電)
歯ブラシ 災害直後の避難所生活
参考:今やろう 防災アクション│東京都防災ホームページ

非常用持ち出し袋は玄関や寝室など、すぐに持ち出せる場所に保管しておきましょう。   【あると便利なもの】
軍手 瓦礫の撤去や避難経路の確保など、怪我の防止に役立ちます
筆記用具(紙・ペン) 家族と離れ離れになった際に、避難所などに伝言メモを残せます
ウェットティッシュ・体ふきシート 断水時に入浴ができなくても、体の清潔を保つのに役立ちます
ビニール袋 ゴミ袋としてだけでなく、雨具や敷物、簡易トイレとしても活用できる汎用性の高いアイテムです
カセットコンロ ゴミ袋としてだけでなく、雨具や敷物、簡易トイレとしても活用できる汎用性の高いアイテムです


これらは、必須ではありませんが、備えておくことで避難生活の安全性や快適性を向上させるアイテムです。  

命を守るために最低限必要なもの

避難生活において、最優先で準備すべきアイテムをご紹介します。食料や水、情報収集の手段、身分証明に必要な貴重品、そして衛生・救急用品は必ず入れておきましょう。ただし、あれもこれもと詰め込みすぎると重くなり、避難時に素早く行動できなくなってしまいます。

背負って走れる重さに収めることを意識し、本当に必要なものだけを厳選してください。軽量化のポイントは、一つのアイテムで複数の用途に使えるものを選ぶことです。  

食料・飲料水

生命を維持するためには、何よりも水と食料が不可欠です。飲料水は500mlのペットボトルで1人あたり1日2〜3本を目安に用意しましょう。食料は調理の必要がなく、そのまま食べられる非常食を選ぶことが重要です。

缶詰やレトルト食品は栄養価が高く保存性にも優れていますが、重量があるため、非常持ち出し袋には持ち運びやすい範囲で必要最低限を入れ、自宅などには数日分の備蓄を確保しておくと安心です。 持ち出す量と重さのバランスを考えながら準備しましょう。  

貴重品・現金

避難先での身分証明や、その後の生活再建には貴重品が必要になります。運転免許証、健康保険証、マイナンバーカード、預金通帳などは、原本ではなくコピーを持ち出し袋に入れておくと安心です。災害時には停電でキャッシュレス決済が使えなくなる可能性が高いため、現金を用意しておくことが重要になります。

特に公衆電話を使う際に必要な10円玉などの小銭は、意識的に準備しておきましょう。また、家族の写真をプリントアウトして入れておくと、万が一はぐれた際の捜索に役立つ可能性もあります。  

情報収集・安全確保のための道具

停電が発生すると、スマートフォンの充電ができなくなり情報収集が困難になります。また、災害時には携帯電話の基地局や回線など設備自体が破壊されて電話(通信)・インターネットそのものが使用できない可能があります。そのため、携帯ラジオは避難生活において非常に重要なアイテムです。手動充電式のラジオであれば、電池切れの心配がなく長期間使用できます。懐中電灯も同様に、手動充電式のものを選ぶと安心です。

また、災害時に自分の居場所を知らせたり、助けを求めたりする際には笛や防犯ブザーが有効です。安全な避難経路を確認するためのハザードマップは、スマートフォンに頼らず紙に印刷したものを用意しておきましょう。

災害時の携帯通信の使用不能期間は、地域や被害状況によって異なりますが、概ね数日〜数週間に及びました。特に東日本大震災では最大で1か月以上、熊本地震では約3週間、台風19号では数日〜1週間程度の通信障害が報告されています。

主な事例
  • 東日本大震災(2011年):基地局約2万局が停止。通話規制・メール遅延が発生
  • 熊本地震(2016年):停電と回線断でWi-Fi・携帯通信が広範囲で停止
  • 台風19号(2019年):河川氾濫で光回線が断絶。Wi-Fi不可、携帯も圏外に
   

衛生用品・救急用品

避難所では多くの人が集まるため、感染症対策が欠かせません。マスクや手指消毒液、ウェットティッシュは準備しておくとよいでしょう。また、避難生活が長期化することを想定し、歯ブラシやタオルなどの洗面用具も入れておく必要があります。

救急用品としては、常備薬や絆創膏、包帯、消毒液などを用意してください。衛生用品は支援物資として届くまでに時間がかかることもあるため、数日間は自分たちで過ごせるだけの量を備えておくと安心です。清潔を保つことは、健康維持だけでなく精神的な安定にもつながります。  

避難生活であると便利なもの

命を守る必須アイテムを揃えた後、リュックにまだ余裕があれば追加したい便利品をご紹介します。これらは必須ではありませんが、備えておくことで避難生活の安全性や快適性を大きく向上させることができます。

特に避難生活が長期化した場合、こうした便利品の有無が心身の負担に大きく影響します。重さとのバランスを見ながら、できる限り入れておくことをおすすめします。  

生活・衛生関連のアイテム

断水時には水洗トイレが使えなくなるため、携帯トイレがあると非常に助かります。入浴ができない状況では、体ふきシートや歯磨きシートが身体の清潔を保ち、ブランケットやアルミシートは防寒だけでなく、避難所でのプライバシー確保にも使える便利なアイテムです。

ガムテープやビニール袋、軍手などは、応急処置から荷物の整理まで多様な用途に使える汎用性の高いアイテムとして重宝します。これらは軽量でかさばらないため、積極的に入れておきたいものです。  

季節対策のアイテム

災害は季節を選びません。夏と冬では避難生活で直面する困難が大きく異なるため、季節に応じた対策アイテムを準備しておくことが重要です。
  • 冬場・・・使い捨てカイロや防寒具(厚手の靴下、ニット帽、手袋など)、保湿クリームが体温維持や健康管理に役立ちます
  • 夏場・・・冷却シートや汗拭きシート、塩タブレット、虫除けスプレーが熱中症対策や衛生管理に有効です
  衣替えの時期に持ち出し袋の中身も見直し、季節限定のアイテムを入れ替える習慣をつけておくとよいでしょう。  

【家族構成別】追加で備えたいアイテム

家族構成別備えたいアイテム
基本的な持ち出し品だけでは、すべての家族の需要を満たすことはできません。乳幼児、女性、高齢者など、それぞれの年齢や性別、身体的な特性に応じて必要となるアイテムは大きく異なります。特に乳幼児用のミルクや高齢者の常備薬など、代替が効かないものは必ず準備しておかなければなりません。

家族構成を考慮し、一人ひとりに必要なものをリストアップして追加しましょう。ここでは、それぞれの立場で特に重要となるアイテムをご紹介します。

 

乳幼児・子供がいる家庭の備え

乳幼児専用の食事や衛生用品は、大人用のもので代替することができないため、必ず準備する必要があります。液体ミルクは水やお湯がなくてもすぐに飲ませられるため、災害時には粉ミルクよりも便利です(※ただし液体ミルクは粉ミルクより劣化しやすいため賞味期限が半年~1年と短い)。使い捨て哺乳瓶、離乳食、アレルギー対応食なども具体例として挙げられます。

おむつやお尻ふきは、支援物資として届くのが遅れることが多いため、1週間分など多めに用意しておくことをおすすめします。避難時に両手を空けるための抱っこひもや、子供を安心させるためのお気に入りのおもちゃやお菓子なども役立つでしょう。  

女性が特に準備しておきたいもの

生理用品は女性にとって必需品であり、災害時のストレスで周期が乱れることも想定して十分な量を用意しておくことが重要です。避難所では洗濯が難しいため、サニタリーショーツの替えがあると安心です。

また、使用済みの生理用品を捨てる際のプライバシー確保のため、中身の見えないゴミ袋やデリケートゾーン用の洗浄剤なども準備しておきましょう。万が一のため防犯ブザーやホイッスルを携帯し、できるだけ単独行動を避けることを強くおすすめします。

災害発生直後の避難では、避難所や車中泊などプライバシーが確保されにくい環境で夜を過ごすことが想定されます。特に女性にとっては、着替えや就寝時の姿、寝顔などが他人の目に触れることへの不安が大きく、実際に東日本大震災や熊本地震の被災者アンケートでも「人目が気になって眠れなかった」「化粧を落とせず不快だった」といった声が多く寄せられています。安眠のための耳栓や、目隠しにも使えるラップスカートや大判ストール、寝顔やすっぴんを隠すのに大きめのマスクやアイマスクが役立ったという話もあります。  

高齢者がいる家庭の備え

持病の薬やその内容が記載されたお薬手帳のコピーは、高齢者にとって命に関わる重要なアイテムです。避難所で医療を受ける際にも必要になるため、忘れないようにしてください。入れ歯と洗浄剤、補聴器と予備電池、杖など、日常生活に不可欠な補助具も必ず入れておきましょう。

食事に関しては、食べ慣れた介護食を用意しておくことで、避難生活でのストレスを軽減できます。大人用紙パンツや吸水パッドなども、生活の質を維持するために必要なものとして準備しておくとよいでしょう。  

準備と管理のコツ|詰め方から保管場所まで

詰め方から保管場所 非常用持ち出し袋は、ただアイテムを詰め込めばよいというものではありません。バッグの選び方、効率的な詰め方、保管場所の工夫など、実用的なノウハウを知っておくことで、いざという時に本当に役立つ備えになります。また、一度準備して終わりではなく、定期的に中身を見直し、消費期限や使用推奨期限をチェックすることも欠かせません。ここでは、準備から管理まで、長く使い続けるためのコツをお伝えします。  

バッグの選び方と詰め方の工夫

非常用持ち出し袋には、両手が空いて体にしっかりフィットするリュックタイプを選びましょう。避難時には走ったり階段を上ったりする必要があるため、ショルダーバッグやトートバッグは適していません。防水性や難燃性の素材を選ぶと、雨天時や火災時にもより安全です。

詰め方にもコツがあります。重いもの(水など)は背中側の上部に、軽いものは下部や外側に配置すると、体感重量が軽くなり長時間背負っても疲れにくくなります。さらに、アイテムをカテゴリごとに小分けの袋やポーチに入れておくと、必要なものを素早く取り出せるだけでなく、水に濡れない対策にもなります。  

最適な保管場所と定期的な見直し

非常用持ち出し袋は、避難時にすぐに手に取れる場所に保管することが何より重要です。玄関や寝室、廊下など、避難経路上に置いておくとよいでしょう。家族全員が保管場所を把握しておくことも大切です。また、食料や医薬品には消費期限、乾電池には使用推奨期限があるため、半年に1度は中身をチェックする習慣をつけましょう。

管理方法として「ローリングストック法」もあります。普段使いの食料品を多めにストックしておき、古いものから消費して買い足していく方法もありますが、定期的な賞味期限の確認に手間がかかります。  

まとめ

災害はいつどこで起こるかわかりません。だからこそ、事前に非常用持ち出し袋を準備しておくことが、自分と家族の命を守る第一歩となります。本記事で紹介したチェックリストを参考にしつつ、最終的にはご家庭の構成や個人の状況に合わせてカスタマイズした「自分だけのベストチョイス」を作ることが重要です。

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